Z会ブログトップへ

2014.09.11 15:33

今回のブログは、高校生向けに書いている側面が強いです。
が、大人、とくに、保護者の方も、是非(^^

『東大卒』はオポチュニティコストが高過ぎる
↑東京大学新聞Onlineにリンクします。

ものすごく納得しながら読みました。
「オポチュニティコスト」。凄くきれいに表現されているなあ…とも。
東大出身の友人起業家(社員数50人くらいの会社の社長さん)も「すべての東大生に読んでほしい」と、Facebookにしたためていました。


〝ただ、ある程度以上長く大企業にいると、もう出られないと思います。10年くらいして、年収が1000万円を超えていいポジションを得てしまうと、多少激務でも、そこから出るにはもったいない気がしてしまう。”(記事より引用)

これ、すごくわかるんですね。東大時代の同級生や先輩後輩にとても多いパターンです。

僕は大企業という選択をしなかったので、入社10年で年収1,000万円なんて、そんなことはなかったんですが(苦笑)、周りにはゴロゴロいました。
また、リーマンショックの前、外資系金融は絶好調で、入社数年で1,000万、そしてすぐ2,000万クラスに…なんて後輩の話も何度か聞きました。

お金って麻薬なんですね。こうなると、辞められない。
たとえ途中でやりたいことがあでてきても、やりたいことをやり続けられる能力が自分に備わっているか不明確なので、今の職を捨てられない。
そして、高年収の仕事は、その分極めてハードなので、なんとなく納得できないところを一部にもちつつも、深く考える余裕もなくずるずるとその職を続ける。。。

ましてや東大生って、敷かれたレールをがむしゃらに走ってきたタイプが多いんですよ。
周りからすると、東大に向けてがむしゃらに勉強し、そして合格したことってすごい!と思うでしょうし、実際一つのすごさ、ではあると思いますが、そのすごさは「レールがある前提で、そこを超スピードで走る」部分であって、レールを外れる勇気については、人より劣る部分があるんですよ。
…と、僕自身を、そして、周りの東大生を振り返ってみて、感じます。

レールの上を超高速で走る新幹線、あるいはリニアモーターカーもすごいけど、道なき道を進むオフロードカーもすごいわけで。
東大生の勉強の仕方は、たとえればリニアモーターカー的になることが多いんです(そりゃそうですよね、出題される問題がわかっていて、それを超える学力を速く身につけることが求められるわけですから)。


記事の最後に、東大生のメッセージとしてこうあります。

1.リスクを過剰評価するな
2.東大を出たことのオポチュニティコストを過大評価するな
3.烏合の衆についていくな

と。これ、ほんとに、同じように思います。
なんでか、というと、1~3を心掛けた方が、人生トータルで見て、「幸せ」と感じる量が多くなると思いますから。
とくに、2、ですね。オポチュニティコストの過大評価は、自ら道を選択する能力を育まなくなります。

もちろん、東大に合格することは、素晴らしいことですし、合格するとそのあとの選択肢が広がるのも、現実として確かにあると思います。
一方、せっかく広がった選択肢なんだから、様々な選択肢から選び取って、そしてそのあとの人生も、選ぶということを忘れないでほしいなあと思います。

加えて、「選ぶ」訓練は、若いうちにしておいたほうがいいですよ。
リスクも少ないし、もし失敗しても、リカバリーがききますからね。

余談ですが、僕も就職のときに紆余曲折があって、二回も留年した失敗があるからこそ、人よりも「選ぶ」ことができている、そう、思っています。
ソーシャルブックマーク:

プロフィール

プロフィール画像
寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
※スパムのためコメント欄は閉じました(すいません)。

カレンダー

<<   2017年04月   >>
            01
02 03 04 05 06 07 08
09 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

月別アーカイブ