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2012.12.30 16:47

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僕が今まで見聞きした「いじめ」について。

いじめには「ボス」と数名の「とりまき」がいます。
いじめられている子の味方をしようとすると、味方をしようとした子を叩いていく、しかも叩くのは「とりまき」が中心。ここが「ボス」の狡猾で卑怯なところです。

「ボス」は身動きの早い「とりまき」をつけます。そして「とりまき」を通じ、いじめられている子の味方をしようとした人間を早い段階で潰そうとします。
潰す(つまり、味方をする言動を遠ざける)と、またいじめられっ子は孤立し、いじめの状態が続きます。

それを「ボス」は本能的に知っています。
つまり、いじめの状態を継続するためのポイントは「フォロワー」を早い段階で潰すことなんです。
だから、「フォロワー」が孤立しないように、フォロワーを複数名にしていくことが、いじめられっ子を救う一つの仕掛け的処方箋と言えます。



なんて書いていたら、話は思いっきり脱線しますが(苦笑)教師批判も同じだなあ、と思えてきました。
「ダメ教師」論が世に蔓延ると、「教師」そのものへ無意識に「しっかりうちの子を育ててくださいね」という意識が過剰に働き、結果、集団として「教師」という「職」への「いじめ」を生みだします。「教師」だって頑張ってる!という意見が言えない雰囲気が作られるんですね。
このボスは誰?誰かわからないから厄介でもあります。

ただ、この2年くらい、公教育の先生にいろいろコミットさせていただき、頑張っている人の割合は、普通の職の人より格段に多いという感を受けます。
ならば、そういう人に、子どもたちへ全力投球できるような環境を整備する、ぶっちゃけ、教師に時間をとってあげる(休日をとってもらうことも含めて)
自分たちにできる教育は学校に頼らず自分たちの手で、というのが、学校と言う中で「いじめ」が起きようとした時に兆候段階で食い止める方法じゃないかな、と思うのです。

そういう考え方をする「フォロワー」を増やすことがとっても大事なんじゃないかなとも思います。


とりあえず来年は、学校の先生(あるいは学校教育、学級経営と言ったもの)の実情がうまく世の中に伝わる、そんなWebの仕掛けを考えていきたいと思っています。あ、個人的に、ですが(^^

そして自分の子どもが小学生になったら、PTAには深くコミットします。
行政も巻き込んでコミュニティスクールに発展できたらとても嬉しいですね、数年後。
まだ三島市にはないはずですから。コミュニティスクールが。
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2012.08.31 17:23

前半の続きです。


また、自尊感情の向上のため、1人の子どもへの働きかけ、だけではなく…
大人が創る社会全体で、育みたいと感じている態度を、3つほどあげます。


1.子どもは、「勉強ができる」以外の「いいところ」をどんどん褒めよう!

まあよく言われることですね、勉強ができる、以外の「いいね!」を見つけて表現しよう、ってこと。
よく言われてても、子どもの自尊感情が低い、という結果が出てきているのであれば、まだまだ社会全体に足りない、ってことなんでしょうね。。。

子どもが親切してくれたら、「ありがとう!」と元気にいいませんか?
子どもが社会のルールを守っているのに気づいたら、積極的に「いい子だねー」と声かけませんか?
一生懸命に絵を描いていたら「うまいねー」といいませんか?
お父さんお母さんと話している姿を見たら「家族仲良しだねー」と声かけませんか?


ほんのちょっとの大人社会からの積極性で、子どもはどんどん、自尊感情が育まれます。
「褒める」だけではなく、「おはよう!」という挨拶だけでも、随分変わると思います。


2.「でしゃばり」を許容しよう!

「あっ、それ、私ならできます!」
「私はこんなことをやりました!」

こんな主張、大人社会では、何かしにくーーーい雰囲気、ありませんか?
「自慢」ととらえられて。。。

「自慢」は鼻につきます。
また、チームプレーをあたかも自分ひとりでやったかのように主張する「手柄の横取り」もダメです。
しかし…それを気にするが余り、「でしゃばる」(アピールする)ことが、必要以上に認められない風土が、日本社会にはある、そんな気がします。
「和」を尊ぶ日本人だけに。

自分がほんとに、凄いことをやった(あるいはやれる)、と思ったことを、雰囲気に押されて言わずにいると
・凄いこと、が表に出ず、社会価値創造につながらない。
・みんなの足並みが揃って、のことしか評価対象にならず、革新的な提案が出てこない。
・みんな心の中では同じように「できる」と思っていることが共有されず、できることもできなくなる。
…などのデメリットも多いです。

そして、「でしゃばり」を否定しつつも、誰もが「認められたい」と思う気持ちがあるため、そんな社会が行き着く先は、相対的に劣位に立つものを叩くことで、自分の立場を変えずに優越感に浸る」ことの蔓延だと思うんです。
早い話、道徳的に誰もが「ひどい」と感じる事象を必要以上に叩くことで、胸をなでおろす人が多い社会。。。

絶対的に素晴らしいと思えることを…ほんとにちょっとしたことでもいいですから…
それをアピールした人間を、「すごい!」と言い合える社会。
そんな「でしゃばり」を許容する社会の方が、今よりも自尊感情が育まれると思います(米中韓の3カ国を見ると、自己主張をしっかりすると思いませんか?自尊感情が育まれているから、と見ることはできませんか?)。


3.大人がひがまない!

自分が持ってなくて、他の人が持っているもの。
自分にできなくて、他の人ができること。

この「自分」が「自分たち」というマジョリティになると、なぜか日本社会は、他の人を持たない、できないようにするベクトルが働く、そんな気がしています。
「ひがむ」という精神構造が影響しているのでは、とも。

これだけはハッキリいえます。
大人社会にひがみが蔓延していれば、決していじめはなくならない、と。

できるやつは、できる。
持っている人は、持っている。
それでいいじゃないですか。

これを認めることから…
自分にしかできないこと。自分しかもっていないもの。
それを探し、見つけ、自尊感情の芽を心に育めるのではないでしょうか。
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2012.08.30 17:30

30日、文科省にて開催された、第81回初等中等教育分科会に出席してきました。
最初のテーマが「いじめ問題に対する取組について」。


会議中、分科会長代理の安彦忠彦氏(神奈川大学特別招聘教授)が、下記のような趣旨の発言をしました。

「いじめる子は、自尊感情が低い。自尊感情を育まなければ、誰だっていじめっ子になる可能性がある。」

傍聴席で「うんうん」と頷きました。


自尊感情―初めて聞く言葉、って方もいらっしゃるかもしれません。
コトバンクによると、「自分には価値があり尊敬されるべき人間であると思える感情のこと。」と説明されています。

この感情が低いと、いじめにつながるのです。

いじめっ子のタイプは?」― 「子育てナビ」の記事より
いじめについて」―益田市立吉田小学校のおたより、より
人権講演会 今を生きる」―兵庫県立加古川西高等学校育友会より

これらの記事、および教育学者の安彦忠彦氏が、中教審の分科会という大きな場で発言されることから、「間違いない」と思いませんか?


そして…残念ながら、日本の子どもは、米中韓の3つの国に比べ、自尊感情がとても低いという結果が、財団法人日本青少年研究所の調査で明らかになっています。
「自分を価値ある人間と思う自尊感については、米中韓の半分以下の水準である」―青少年意識調査概要より。PDFリンクはこちら。
http://www1.odn.ne.jp/youth-study/reserch/2012/gaiyo.pdf

日本社会からいじめの発生を極小化させるためには?の解として、「自尊感情を育むこと」は落とせない項目だと断言できますね。


そのためにできること。


何よりも、子どもを「褒める」機会を増やすことが大事ですね。
これは、先日、三島市で講演された、教育評論家の親野智可等さんも、何度も強調されていました。
山形新聞のサイト「わいわい子育て」の親野さん講演会のレポートにも書かれています。
http://yamagata-np.jp/kosodate/alacarte/alacarte109.html

「褒める」ことと「甘やかす」あるいは「おだてる」ことは、形だけ見るととっても似ていますが、本質は全然違います。
「褒める」こととは、実際に「良い」と思えるところを発見して、それを表現すること。ここには保護者の積極的関与と、子どものためを思う真剣な気持ちの投影があります。
「甘やかす」こととは、良いことではないことを放置したままにしたり、「自分の子」だけを過剰に守るために「~ちゃんはいい子だからね」と表現したりすること。ここには保護者の消極的関与と、子どものためではなく自分自身のためという保護者自身の欲の投影があります。

少なくとも、「私、甘やかせてないかしら…」と心配する保護者の方は、子どもへ積極的に関与する姿勢が見えますので、意識して「褒める」自分を作っていくほうが、子どもの自尊感情向上につながると思います!

また、自尊感情の向上は、学力向上に直結します。
何より、勉強しようとする姿勢が育まれますから。
親野智可等さんも同じことを仰っていました。
今年新規開講した、Z会中学準備コースも、自尊感情の育成による学力向上を意識し、「できた!」って気になりやすい(かといって簡単でもない)問題をそろえました。
結果、到着した答案の感想欄で「品詞が難しかったけれどこれのおかげでできるようになった」なんて、小学6年生の声がかかれていると、こちらが意図した通り!と思うわけで。


後半に続きます。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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