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2017.06.11 08:36

現在の学校教育や教師の在り方に敬意がなく、「いまの授業だったらもっとこういう方が良い」と安易に考える方は、学校の教師が、1日の daytime のうちのほとんど、そして1週間のうちの5日間も、子どもたち(担任制である、小学校の先生は「同じ」子どもたち)と時間を共にし、その中で「学び」の空間を作り続けていることに目が向いていない、と感じることが多いです。
イレギュラーで子どもたちにとても有意義な授業を創れる能力以上に、レギュラーで1年間、(それなりに、とでもいいますか)有意義な授業を創り続けることの方が、ずっとずっと大変だと思います。

その一方で、学校教育や教師の方が、「いまの授業」の在り方や(教育の)提供の仕方に固執するのもいかがなものかと思います。
子どもたちの置かれている環境は、自分たちの育った時代とは全く、誤解を恐れずに言えば、想像を絶するほど変わっていますし、そして子どもたちが社会に出たころは、今求められている能力とは全く異なる能力が必要となることが(あえていいますが)容易に想像つきますので、「自分たちが(手法論で)こう教えてもらったように教えたい」という価値観で子どもたちと接するのは、子どもを不幸にするだけです。
そんな学校教育や教師の価値観と同じ保護者もまた、ある意味共同正犯です。


「学校教育や教師」側の当事者、そして当事者ではない側、双方に大切なのは、“自分の「できない」に向き合う”という姿勢だと思います。

当事者ではない側は、では自分が1年間同じ授業を提供し続けられるか、に思いを馳せてほしい。
当事者側は、では「いまの授業」で、子どもたちが(誰の助けもなく)社会を創る当事者になれるか、に思いを馳せてほしい。

そして、自分の「できない」に向き合って、その「できない」自分も肯定できれば、「できない」ことをやってくださっている方々に敬意も生まれ、「教育」に対し協働して向き合うことができ、それが何よりも、子どもたちに対してとても大切だと思っています。
大人が見せていく姿勢としても。
Tags :
教育
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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