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2012.08.31 17:23

前半の続きです。


また、自尊感情の向上のため、1人の子どもへの働きかけ、だけではなく…
大人が創る社会全体で、育みたいと感じている態度を、3つほどあげます。


1.子どもは、「勉強ができる」以外の「いいところ」をどんどん褒めよう!

まあよく言われることですね、勉強ができる、以外の「いいね!」を見つけて表現しよう、ってこと。
よく言われてても、子どもの自尊感情が低い、という結果が出てきているのであれば、まだまだ社会全体に足りない、ってことなんでしょうね。。。

子どもが親切してくれたら、「ありがとう!」と元気にいいませんか?
子どもが社会のルールを守っているのに気づいたら、積極的に「いい子だねー」と声かけませんか?
一生懸命に絵を描いていたら「うまいねー」といいませんか?
お父さんお母さんと話している姿を見たら「家族仲良しだねー」と声かけませんか?


ほんのちょっとの大人社会からの積極性で、子どもはどんどん、自尊感情が育まれます。
「褒める」だけではなく、「おはよう!」という挨拶だけでも、随分変わると思います。


2.「でしゃばり」を許容しよう!

「あっ、それ、私ならできます!」
「私はこんなことをやりました!」

こんな主張、大人社会では、何かしにくーーーい雰囲気、ありませんか?
「自慢」ととらえられて。。。

「自慢」は鼻につきます。
また、チームプレーをあたかも自分ひとりでやったかのように主張する「手柄の横取り」もダメです。
しかし…それを気にするが余り、「でしゃばる」(アピールする)ことが、必要以上に認められない風土が、日本社会にはある、そんな気がします。
「和」を尊ぶ日本人だけに。

自分がほんとに、凄いことをやった(あるいはやれる)、と思ったことを、雰囲気に押されて言わずにいると
・凄いこと、が表に出ず、社会価値創造につながらない。
・みんなの足並みが揃って、のことしか評価対象にならず、革新的な提案が出てこない。
・みんな心の中では同じように「できる」と思っていることが共有されず、できることもできなくなる。
…などのデメリットも多いです。

そして、「でしゃばり」を否定しつつも、誰もが「認められたい」と思う気持ちがあるため、そんな社会が行き着く先は、相対的に劣位に立つものを叩くことで、自分の立場を変えずに優越感に浸る」ことの蔓延だと思うんです。
早い話、道徳的に誰もが「ひどい」と感じる事象を必要以上に叩くことで、胸をなでおろす人が多い社会。。。

絶対的に素晴らしいと思えることを…ほんとにちょっとしたことでもいいですから…
それをアピールした人間を、「すごい!」と言い合える社会。
そんな「でしゃばり」を許容する社会の方が、今よりも自尊感情が育まれると思います(米中韓の3カ国を見ると、自己主張をしっかりすると思いませんか?自尊感情が育まれているから、と見ることはできませんか?)。


3.大人がひがまない!

自分が持ってなくて、他の人が持っているもの。
自分にできなくて、他の人ができること。

この「自分」が「自分たち」というマジョリティになると、なぜか日本社会は、他の人を持たない、できないようにするベクトルが働く、そんな気がしています。
「ひがむ」という精神構造が影響しているのでは、とも。

これだけはハッキリいえます。
大人社会にひがみが蔓延していれば、決していじめはなくならない、と。

できるやつは、できる。
持っている人は、持っている。
それでいいじゃないですか。

これを認めることから…
自分にしかできないこと。自分しかもっていないもの。
それを探し、見つけ、自尊感情の芽を心に育めるのではないでしょうか。
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2012.08.30 17:30

30日、文科省にて開催された、第81回初等中等教育分科会に出席してきました。
最初のテーマが「いじめ問題に対する取組について」。


会議中、分科会長代理の安彦忠彦氏(神奈川大学特別招聘教授)が、下記のような趣旨の発言をしました。

「いじめる子は、自尊感情が低い。自尊感情を育まなければ、誰だっていじめっ子になる可能性がある。」

傍聴席で「うんうん」と頷きました。


自尊感情―初めて聞く言葉、って方もいらっしゃるかもしれません。
コトバンクによると、「自分には価値があり尊敬されるべき人間であると思える感情のこと。」と説明されています。

この感情が低いと、いじめにつながるのです。

いじめっ子のタイプは?」― 「子育てナビ」の記事より
いじめについて」―益田市立吉田小学校のおたより、より
人権講演会 今を生きる」―兵庫県立加古川西高等学校育友会より

これらの記事、および教育学者の安彦忠彦氏が、中教審の分科会という大きな場で発言されることから、「間違いない」と思いませんか?


そして…残念ながら、日本の子どもは、米中韓の3つの国に比べ、自尊感情がとても低いという結果が、財団法人日本青少年研究所の調査で明らかになっています。
「自分を価値ある人間と思う自尊感については、米中韓の半分以下の水準である」―青少年意識調査概要より。PDFリンクはこちら。
http://www1.odn.ne.jp/youth-study/reserch/2012/gaiyo.pdf

日本社会からいじめの発生を極小化させるためには?の解として、「自尊感情を育むこと」は落とせない項目だと断言できますね。


そのためにできること。


何よりも、子どもを「褒める」機会を増やすことが大事ですね。
これは、先日、三島市で講演された、教育評論家の親野智可等さんも、何度も強調されていました。
山形新聞のサイト「わいわい子育て」の親野さん講演会のレポートにも書かれています。
http://yamagata-np.jp/kosodate/alacarte/alacarte109.html

「褒める」ことと「甘やかす」あるいは「おだてる」ことは、形だけ見るととっても似ていますが、本質は全然違います。
「褒める」こととは、実際に「良い」と思えるところを発見して、それを表現すること。ここには保護者の積極的関与と、子どものためを思う真剣な気持ちの投影があります。
「甘やかす」こととは、良いことではないことを放置したままにしたり、「自分の子」だけを過剰に守るために「~ちゃんはいい子だからね」と表現したりすること。ここには保護者の消極的関与と、子どものためではなく自分自身のためという保護者自身の欲の投影があります。

少なくとも、「私、甘やかせてないかしら…」と心配する保護者の方は、子どもへ積極的に関与する姿勢が見えますので、意識して「褒める」自分を作っていくほうが、子どもの自尊感情向上につながると思います!

また、自尊感情の向上は、学力向上に直結します。
何より、勉強しようとする姿勢が育まれますから。
親野智可等さんも同じことを仰っていました。
今年新規開講した、Z会中学準備コースも、自尊感情の育成による学力向上を意識し、「できた!」って気になりやすい(かといって簡単でもない)問題をそろえました。
結果、到着した答案の感想欄で「品詞が難しかったけれどこれのおかげでできるようになった」なんて、小学6年生の声がかかれていると、こちらが意図した通り!と思うわけで。


後半に続きます。
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2012.08.28 09:34

そうそう、小学6年生の2学期からゆっくりと、中学生になる際の「構え」を作ってくれる「中学準備コース」がせっかく開講するんだから、この機会を活かさない手はないですよー
…という宣伝だけではなくて(笑)

昨日のブログ「センターにいるとわからないもの。」で紹介した、高野登さんのセミナー。
講演途中で、『ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣』著者の上田比呂志さんが会場にいらっしゃっていることをポロっとご紹介。

それがなんと…僕は新幹線移動のお供に、『ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣』を携えて会場入りしていたんですね!

“ええっ、どこだろう…!”

すると、講演中の高野さんの「先ほどお話した、上田比呂志さんにも、たくさん学ばせていただいています。」との発言に、謙虚に横に首を振る方が聴衆で約1名。
あっ、きっとあの方だ、と。

“すいませんが、上田さんでしょうか…?”

まあここで間違えるって事はないですよね(笑)


昨日は、仕事を17時30分に終え、新幹線に飛び乗り、セミナーに参加。
交通費含めると、1万円以上の家計からの出費です。
地方に住んでると、セミナーなどに参加する場合は、どーしてもこういう、交通費にお金がかかってしまうこと、あります。

でも、地方に住んでいるからこそ、感度が磨かれるというか、そういうの、あるんですよね。
このセミナー、高野さんによくしていただいているから伺いたいなーって気持ちももちろんあったんですが、それに加えて「ビビビっ」とくる直感、というか、なんというか、そんなものが働いたから、参加したんです。
この機会しか得られないものがある、そんな気がして。


講演内容も素晴らしく、伺った価値がありました。
そして上田比呂志さんという、素敵な方と面識ができました。

これまたお世話になっている、かんき出版最高顧問の、境健一郎さんに久々にお会いできました。
アイエスエフネットという素晴らしい会社の社長室の方ともお会いできました。

いずれも、機会に「飛びつく」ことをしなければ、得られなかった素敵な出来事です。


機会には飛びつきましょう、そうしないと得られないものが、たくさん、たくさん、ありますから。
※ということで「中学準備コース」、どうぞ!(笑)
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2012.08.27 23:50

今日は

リッツ・カールトンと日本人の流儀

刊行記念、著者の高野登さんの講演&サイン会に出かけてきました。
こちらのブログでも紹介しています。

講演中、高野さんが、こんなことを仰っていました。


「今、僕は、長野でいろいろ仕事をしながら(※高野さんは長野県の戸隠村出身、2009年の長野市長選挙に出馬されています)、東京にも(講演などで)出かける毎日を過ごしています。
リッツ・カールトン時代には東京に住んでいたわけですが…これがまた、長野にいるからこそ見える、東京の姿ってあるんですよね。
また、リッツ・カールトン時代、東京支社長という立場柄、センターに立たされる場面が多かったんですが、辞めて、センターを降りて初めて見える風景があります。あ、このことに気づいていれば、センターでもっとこうやればよかったな、とか。」


強く同意です。


僕も今、東京から少し離れた(新幹線で1時間の距離)、静岡県三島市に住んでいます。
東京に行くたびに、機会があれば、友人知人と情報交換をしますが、「あー東京思考に染まっているなー。それだと全国のお客さん、ついてこないんだけどなー」と思うことがたびたびあります。
きっと僕も、東京に住んでいると、同じだったかと思います。

三島市という、東京から少し離れた10万人の都市。僕はこの市が大好きです。
そして、三島市に住むから、見えてくる風景がありますし、東京で行われている主種様々なことの価値が見える化されます。
「えっ、あんなもの、つまらないと思うのに、なんであんなにみんなこぞっていくの?」とか「えっ、あんな素敵な場所があるのに、なんでみんな行かないの?」とか。

東京を始めとした「センター」と呼ばれるポジションにいる方は、その良さももちろんあります。
一方、地方にいる人は、地方にいるからこそ見える景色を、自己成長につなげてみればいいんです。


どんな立場にいても、そこでしか見えない風景ってありますし、その風景に気づくかどうかが、心のhappyをつくる、そんな気がします。


[PR]小学6年生の方、「中学準備コース」、9月開始の締め切りは29日(水)ですよー!
月々2,900円で4教科の復習と中学5教科の先取りができるお得なコース、2学期からの学習に是非!!
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2012.08.26 12:50

ウルトラマンとウルトラマンタロウとバルタン星人のカレーライス、わかるかなー(笑)
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2012.08.25 23:50

大阪市が小中学校の校長を50名民間公募!との話を知り、大阪の教育のことを勉強するいい機会かなと思って、読んでみました。

検証 大阪の教育改革』(志水宏吉)

志水氏は、橋下氏の教育改革に反対する立場ですが、感情的な物言いではなく、そして、橋下氏を評価する声もきちんと取り上げて、彼が疑問に思うところ、守らなければいけないところをしっかり述べている良書でした。

500円と手軽にお買い求めできる金額ですので、ご興味のある方はどうぞ。
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2012.08.24 12:34

を目指して(爆)、通勤路で偶然撮れた、噴水の虹を。
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Z会のある静岡県三島市は、水の都です。富士山の湧水のおかげで、日常でも贅沢な食生活を楽しむことができます。
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2012.08.22 15:38

昨日のブログ「いいチームだ~」、実は僕のFacebookにも似たような内容を投稿していたんですが、友人(学校教育関係者で、知り合って2年くらいになる方です)から嬉しいコメントが寄せられました。

Z会の人って楽しそうに仕事してそうで、たいへんにうらやましい。なんだかみんなはつらつとしているのは社風なんでしょうか。」

他社で働いたことがないのでわからないのですが(苦笑)、僕の周りには、「子どもたちの学力増進に貢献する教育サービスを生み出そう!」を強く目的として設定することで、無意識に組織人としての「あるべき」にそった行動をとる人が多いですね。
いいチームだ~」の例であれば、自分の主張に拘りすぎるのではなく「リーダーを立てる」ことが大切で、それにより素敵な教育サービスを生み出せる、という考え方にそった行動、とでも申しますか。

かつ、「きょういくじん」としての自己実現のため、楽しんで働こう、楽しまなきゃダメだよねっ!と感じている人が多いです。
だって、「教えるのが上手な先生」よりも「活き活きとしている先生」の方が印象に残ってませんか?皆さんも。
…決して「教えるのが上手な先生」がダメとか、そういうのではなくて、活き活きしていることが「教える」立場の人間の必要条件、とでもいいますか(これに加えて「教えるのが上手」が付加され、初めてプロの「きょういくじん」ですよね)。


今回紹介されたようなコメントを頂戴したのは、ありがたいことに、一度や二度ではありません。


Z会社員は、このZ会ブログをはじめ、FacebookのZ会ページ、そしてFacebook個々人のページなど、様々なソーシャルメディアで自己表現しています。
先週末、とある高校の先生とお会いしていたのですが、小学生のお子さんがZ会員。
「えっ、ありがとうございます!」とお礼を述べたら、「だってーFacebookやZ会ブログで見るZ会の社員の方が皆さん楽しそうで、あ、こんな皆さんの会社なら教材もきっと良いよね、って思ったんですよ。」と。

ソーシャルメディアがない頃には考えられなかったお客さんの獲得方法ですね。
ということで、小6生の皆さん、今年新開講の中学準備コースも良くできていますよ(笑)
締め切りは8月29日と間近ですのでお早めに~。


と、宣伝はさておき、活き活き働きましょうね。それだけで、お客さんになってくれる方、たくさん、たくさん、いますから。
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2012.08.21 23:50

社内でちょっとしたPJチームを組んでいます。
今日はその会議の日。

メンバーの部署はバラバラ、参加者は10名。
PJリーダーはヒラ社員のAさんで、メンバーに課長クラスもいるという異色な形。
普通ならまとめるのが一苦労のチーム構成ですよね。。。

でも、このPJチーム、進行がめちゃくちゃスムーズ。
予定している会議の日も「あ、今日全部終わっちゃったので、次の会議はなしー」ということが何度も。


「なんでうちのPJは進行が早いんだろうねー」

と、今日の会議後にぼそっといったら、すぐに

「Aリーダーの進行がいいんですよ!」

とみんなが褒め合い。

「えへへーそうかなー」とAさん。


僕自身も、Aさんの進め方(決断スピード含めて)がうまいなー、それが一番の理由だよね、と思っている一方で…

たとえ他に大きな理由があろうと、リーダーを立て、リーダーに意見を集約しようとし、成功の理由はリーダーにある、とするメンバーの姿勢が大切ですよね。


こんな素敵なメンバーならきっとうまくと信じています。
明日のブログにこの話は続く…

追)そういえば、最近リリースした「中学準備コース」も、リーダーのBさんの元、リーダーのBさんを立てようとしてましたね(^^
だから迅速に商品がリリースできたんだ、うん。
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2012.08.20 23:00

今年に入って一番共感した書籍。

「教育」の常識・非常識―公教育と私教育をめぐって (安彦忠彦/早稲田教育叢書)

文章をつまみぐい的に紹介していきます。
※引用文は“ ”で括ることにします。


■はじめに

“近年、「教育」は政治家が取り上げる大きなテーマの1つです。でも、一般的には「教育」と言う言葉を聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。現在の日本では、大部分の人が「学校教育」のことしか思い浮かべないのではないでしょうか。しかし、「教育」=「学校教育」と言い切ってよいでしょうか。それでは、昔から「家庭教育」とか「社会教育」、最近では「生涯教育」という言葉があることを、どう考えたらよいのでしょうか。”

「日本のためには、教育が一番大事だ」

TVや新聞のちょっとした論、有名人のセミナーなどで、僕の耳にはよく入ってくる言葉です。
しかし僕は、この発言と、その発言をするときの雰囲気が嫌いなんです。

発言者に当事者意識がないことがほとんどですから。

教育って誰でも、何かしら、関わっていると思うんです。
子どもがいる人は、家庭教育。
いなくても、地域教育、社員教育。
自分が関わっている人の中で、経験不足の人間に対し施す教育が、必ずあります。

一人ひとりが、自分にできる教育をしていくだけで、随分と世の中はよくなるはずです。
しかしどうも、「日本のためには、教育が一番大事だ」と発言する方の背中からは、「一人ひとりが、自分にできる教育をしていこう!」という姿勢が見えてきません、残念ながら。

きっと、学校教育をイメージしているのでしょう。
そして教育=学校教育、という等式が強くイメージされる「教育」という表現の使い方を、僕はどうかと思うわけです。


“ここでは、あらためて、「教育」というものには「公教育」と「私教育」のい二つがあることを強調したいと思います。この場合、「私教育」とは「私立学校の教育」の意味ではなく、「日常生活の中で人々が自分の考えで、自分の子どもや周囲の人々を教育すること」を意味し、そして、その重要性を十分理解して、そいの再生を図らねばならないことを強調したいのです。”

私教育の再生なくして教育全体の再生は為し得ない、これが筆者の強い主張です。
ほぼ、公教育といえる仕事に従事されている(=大学教授)安彦氏が、「覚悟を持って」自分とは立場の違う私教育についての再生を求める、そこに強い、当事者意識を感じるのが本書です。


“「公教育」とは、「国や地方自治体が責任を持ち、法令に従って行っている教育」であり、決して自由勝手に行っているものではないのです。”

信念を持つのは素晴らしいことですが、「公教育」の使命やルールを曲げてまで信念を表出する先生がときにいますが、どうかと思います。
一方、我が子がかわいいという気持ちはよくわかりますが、周りの人に「自子主義」と見られるまで、自分の子どもの利益を求め公教育に要望する保護者もまたもちろん、どうかと思います。


“子どもに問題があるとすれば、直接か間接かを問わず、関係するすべての大人に責任があると思う。”

京都市立堀川高校校長(当時)の荒瀬克己先生の言葉です。
強く共感し、こう捉える大人がほとんどの社会になれば、多くの教育問題は解決すると思います。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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