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2014.12.16 23:30

ダイヤモンド社さんから献本がありました。

中学受験 注目校の素顔 鷗友学園女子中学高等学校
↑ダイヤモンド社のサイトへリンクします。

これ、『学校研究シリーズ』というシリーズの第7弾なんですね。
開成、灘、麻布、女子学院…などもすでに刊行されており、これらの中高一貫校を狙っている方の保護者は必携の1冊。

著者はおおたとしまささん。育児・教育ジャーナリスト。
この業界にいると知らない人はいません。


彼はいつも僕のことを気にかけてくれて、書籍を出すたびに送ってくれます。
子ども思い、そして情熱の方です。

そんな彼がまとめた学校研究だからこそ、面白いんです。
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2014.12.14 23:30

絶体絶命でも世界一愛される会社に変える! ―2代目女性社長の号泣戦記 』(ダイヤモンド社)
↑アマゾンにリンクしています。

石坂産業代表、石坂典子さんの処女作です。


僕が勝手に慕っている師匠の、阪本啓一さんが「すごくいいこの本!これからのビジネスはこうでなくちゃ!!」とfacebookで絶賛したのを拝見した次の日、僕の元にありがたいことに献本が…
編集されたダイヤモンド社の方が友人でした(笑)。
#敏腕編集者で、ずっと増刷本を手がけています。

石坂さんの奮闘木はダイヤモンドオンラインに詳しいです。

大事件発生で「私に社長をやらせてください!」
↑ダイヤモンドオンラインにリンクしています。


この書籍、受験生や、就活生に届けたいですね。
どんな苦境に陥っても、自らの意思さえあれば、困難を切り開くことができると伝わってきますから。

平易な文章の、ドキュメントタッチで書かれていますので、若い人でも読みやすいですよ。


絶体絶命でも世界一愛される会社に変える! ―2代目女性社長の号泣戦記 』(ダイヤモンド社)
↑アマゾンにリンクしています。
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2014.09.04 23:33

アドラーに学ぶ部下育成の心理学』(日経BP)

昨年ブームになったアドラー心理学。その火付け役の一人、小倉広さんは、ご縁あって数年前から親交があります。
いまではほんと、雲の上の人のように感じていますが。。。

処女作から10作目くらいまで、小倉さんの本はずっと買い続けていたのですが、余りにも出されるペースが早かったため途中で止め(小倉さんごめんなさい)、今日上京した折にふと見かけ、思うところあって購入。

こういう出会いの時にひっぱる本は、ほんとご縁があるのか、気づきがたくさん。


今読んでいるのは、「ほめる」と「勇気づける」の違い。
すごくためになる。。。
ここで内容を紹介するのももったいないくらい(これほんと^^)

でもちょっとだけいいですよね(笑)
「ほめる」は上から目線(=自らがコントロールしている、という意識がある)
「勇気づける」は対等目線。

「勇気づける」ときには、(たとえ自分の望む結果ではなくても)「みんなどこかで頑張っている」という目線を部下に向けて送ることが大切なんだ、そう感じました。


アドラーに学ぶ部下育成の心理学』(日経BP)

もちろん、「ほめる」と「勇気づける」の違い、だけではなく、ためになることがたくさん。
部下がいらっしゃらない方でも、チームで動くときにはとてもためになりますよ。
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2014.08.20 23:00

2010年に従事していた「ハイパーソーシャルメディア開発特命職」。
まさかこの職名での仕事が、それ以降回ってくるとは思いませんでしたが、去年これをテーマにして講演してほしいという依頼を受けまして。。。
依頼元は、GKB48という、大学の広報担当者を中心に、ソーシャルメディアの有効性を追求する勉強会を定期的に開いている集団。

“「つながる教育、つなげる未来~教育改革×ソーシャルの力~」をテーマにした発表会を開きたい。
寺西さんが、2010年に携わっていた、ハイパーソーシャルメディア開発特命職のときの動きが、このGKB48設立の際に大きく参考になった、そのときのお話を、是非。”


…そんな、僕こそ、GKB48の皆さんには、(当時)とってもお世話になっていまして…
ということで、勤務先の許可を頂戴し、登壇しました。

第二回教育カンファレンス「つながる教育、つなげる未来~教育改革×ソーシャルの力~」を開催


このとき登壇した皆さんの講演録をベースにした書籍が、8月28日(木)に出版されるようです。

点から線へ。ソーシャルの力で成長を続けるグループが2冊目になる書籍を発刊 『つながる教育、つなげる未来』

僕は11番目の書き手として登場しています。
自分のやってきたことを見てほしい!のような気持ちは、今回はほとんどなく、「自分の経験がお役に立てば」という気持ちだけで、ご協力させていただきました。
※元々、僕しか経験していないことを、他の方に有効活用してもらえることって、とても嬉しく思うタイプでもありまして。。。


今回のテーマは「つながる教育、つなげる未来」。
もろもろあって書籍中では省略していますが、講演では、僕の次に話されたのが、勤務先のある三島市の隣町に住んでいる永谷研一さんで、今回僕が話した「ハイパーソーシャルメディア開発特命職」時代に、インターネットを通じて知り合った素晴らしい方というご縁。今回の講演者の1人であることは直前まで知らず、びっくり。。。
加えて、話された内容が、興味をもって見つめている武雄市のICT教育のこと。
このつながり感、何だろう、ひょっとしたらテーマが呼び込んだご縁かもね、と思いました。

加えて、14番目の話者、長崎創成館の奥田校長は、この講演会で出会い、来週の29日(金)、はるばる長崎から三島に講演に来て戴けることに!(どなたでも参加できる講演会です)
http://kokucheese.com/event/index/188356/

教育を考える人間同士はつながっていく、つながりを未来に活かそうとする。そんな流れが続くといいなと思っています。
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2014.04.28 23:50

伸びる子の育て方』(漆紫穂子/ダイヤモンド社)

品川女子学院の漆校長の書籍です。
高校生くらいまでのお子さんをお持ちの方には、確実に目を通して戴きたい書籍。
ほんとに素晴らしい校長先生の漆さん、そして、編集されたのは、ダイヤモンド社の敏腕編集者、寺田庸二さん。
この2人が組むだけで、魂がこもった本、と、容易に想像がつきますね。


しっかり反響となって現れています。
今日、娘が小学校からもらってきた、静岡県の家庭教育情報誌『ファミリス』。
中に漆さんのコラムと書籍の紹介が。

コラム名は「未来を生き抜く子を育てる」。
第一回として「子どものやる気をなくすトップ5の言葉がけ」。
トップ5を紹介しますね。

1.~しなさい
2.だれかと比較される
3.認めてくれない
4.~してはダメ
5.もっとがんばれ

毎年、品川女子学院の中学3年生に協力してもらってのアンケートのようですが、上位は不動のようです。
伸びる子の育て方』には、こんなネタも含め、様々なデータ・アドバイスが書かれています。


保護者向けの冊子でいろいろ紹介されているだけではなく、本著の凄いところは、教職員向け冊子でも紹介されていること。
教育関係者ではないとなじみはないでしょうが、『教職研修』という月刊誌があります。
ここでも本著、紹介されています。

==(以下、引用)==
本書では、品川女子学院校長である著者が、30年近い教員生活と学校改革の経験を踏まえて、子どもを伸びる子、困難を乗り越えていく子に育てるための、「自己肯定感」の育み方を述べている。
子どもに対する受容的な態度のあり方、身勝手な行動の気づかせ方、ちょっとした言葉遣いの注意点、自立につながる生活習慣の付けさせ方、やる気を出させる会話の仕方、失敗体験と乗り越え体験の与え方など、経験に基づいた説得力のある具体的方策が並ぶ。
保護者を対象にした教育書ではあるが、子どもの力を伸ばす接し方を学ぶために、管理職・教育も是非一読を勧めたい良書。
==(引用終了)==

いかに多方面から評価されている書籍か、この文章だけでお分かりですよね(^^


保護者の方、教員の方、GWに読む本リストに追加!(笑)
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2014.04.25 12:02

今、新幹線の中で、タイトルの本を読み進めています。

今の段階でひとつだけ言えるのは、この本、すべての教育産業人、いや、教師まで含めて、読んで、学んで、本気にならなきゃいけない、と思ったこと。

プロが学生の志に負けちゃいけない。
そして、いちどだけお会いし、それなりの時間、お話しさせていただいた花房くんも、同じように思って、このタイトルをつけたのでは、とも感じます。


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予備校なんてぶっ潰そうぜ
花房孟胤
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2014.04.23 00:10

沸騰!図書館』(樋渡啓祐)

前著の『首長パンチ』編集担当された 竹林篤実さんの紹介で初めてお会いした樋渡さん。3年半ほど前ですね。
その時の様子がこちら

それからの彼の動きに元気や勇気、そして沢山の「百の議論より一の実行」の姿勢を学ばせて戴き、久々の著書が、今度も友人の大学ジャーナリスト、石渡嶺司さんが編集に絡んでいて。

人のつながりとはまこと奇なり。さておき予約しました笑
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石渡嶺司
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2014.03.31 23:50

中編の続きです。

以前から思っていること。
そして、『謝るなら、いつでもおいで』を読んで、さらにその想いを強くしたこと。

それは

自己同一性(セルフ・アイデンティティ)に「なぜ」はない。

ってことです。


社会の中で、多くの人が“猟奇的”と思える事件を、未成年が引き起こした場合…

なんでそんなことしたんだ!?
なぜそこまでの行動に出られるんだ!?
なぜストッパーが働かなかったのか!?

…など、「なぜ」を追究しようとする声がいろいろ聞こえてくる気がします。

でも、そこに、「なぜ」はないんですよね。

補足すると、「なぜ!?」と思う人の、それまでの知見や経験でわかるような「なぜ」なんてないってことです。だからこそ“猟奇的”という感覚になるんだと思います。

家庭環境、周囲の環境、幼い頃にあった不幸な出来事…
事件の真相を追う際に、様々な原因を調べようとしますし、それはそれで気持ちはわかります。
しかし、少なくとも、「事件」にまで発展するような加害者のアイデンティティの「なぜ」は、「これ」とわかる原因などないんだと思います。
どこかのボタンの掛け違い、だけどその掛け違いは、単純にわかるものではない、と。
※もちろん、心理学的な視点他から、専門家の分析は、同じような事件を起こさないためにも必要だとは思いますが、それは素人の言語体でわかるものであってもいけない、とも思います。


なんであの人は、あんな物の言い方するんだろう。
なんであの人は、あそこまで人に優しくなれるんだろ。
なんであの人は、人生楽しそうなんだろう。
なんであの人は、誰からも好かれるんだろ。
なんであの人は…

ふっと思うくらいだったらいいと思うんです。
でも、その「なんで」を詮索するようなことは、不毛です。
自分の知見や経験ではわかりっこないアイデンティティの形成があるからこそ「なんで」という感に陥るわけですから。


他人のアイデンティティに直結するような「なぜ」については、わからない、と割り切る。
その上で、自分とは違う、けれどもその人はその人、と、一人格として受け入れる。
そういう姿勢で他人と接した方が、寛容な自分になれる、そんな気がしています。


本著で描かれた事件そのものは、決して許されることではありませんが、加害者を「異常」というカテゴリにあてはめるのは、正確ではないと感じています。
「謝るなら、いつでもおいで。」タイトルは、被害者のお兄さんが、加害者に向けた言葉。
最後に書籍から引用します。お兄さんの言葉です。


相手にウジウジと悩まれるのも嫌なんですよ。お互いにひきずりたくないというか。こちらも、今までのことを断ち切って前に進みたいという思いがある。諦めじゃなくて、結果として僕が前に進めるから、一回謝ってほしい。謝るならいつでもおいで、って。それだけ。

結局、僕、あの子に同じ社会で生きていてほしいと思っていますから。僕がいるところできちんと生きろ、と。


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謝るなら、いつでもおいで
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2014.03.30 23:30

前編の続きです。

2.親の、子どもを理解しようとする努力に終わりはない。

このような事件を知ると、加害者の親の子育てへの批判的な目がすぐに向きます。
しかし、本著を見る限り、親の子育てに(悪い意味で)偏りがあったか、というと、とてもそうは思えません。
普通の…いや、普通の親以上に、親としての努力をされていますし、その努力が子どもへの「偏愛」というものでもなく、子どもを守りながら社会へと羽ばたかせたいと思っている、普通の親御さんの姿が書かれております。きっと筆者もそう感じていらっしゃると思います。

どこまでいっても、親は子どものことを完全に理解することはできません。
しかし、理解しようとする努力を怠らず、努力に終わりはない、と思う姿勢も大切です。

誰よりも、親である僕自身に、「親の、子どもを理解しようとする努力に終わりはない。」という言葉を強く投げかけたい、そう思いました。


3.アイデンティティの中に、周囲の社会が広がっていっても存置できるものをおく必要がある。

前編で述べた通り、加害者は「オリジナルでセンスのある人間」というアイデンティティを持っていたようですが、「オリジナル」「センスがある」ということは、他者から評価されることによって初めて成り立つ性質のものですよね。

きっと加害者は、人生のどこかで、「オリジナル」「センスがある」という評価を受けたことがあるんだと思います。
しかし、本著で垣間見える加害者の像からは、加害者の認識下でのオリジナリティとは遠いオリジナリティしか発揮されていません。
前編で述べた通り、被害者からオリジナリティを否定されるかのようなコメントを受け取り、アイデンティティが崩壊したような感をうけます。もちろん、被害者は、無自覚にコメントしています。

このアイデンティティの彷徨い方って、それまで勉強ができる、と思っていた人間が、例えば高校や大学に合格し、自分よりできる人間を沢山目の当たりにしたときと似ていると思うんです。
自分はできると思っていた、でもできないという評価を受けた、というときと。
そんな時、アイデンティティを保つには、「勉強ができるように頑張る」か、「勉強以外のものにも自らの強みを発揮しておく」か、どちらかしかないですよね。

発達段階に従い、社会はどんどん広がるんです。広がった社会でも自らの中に存置できるアイデンティティってとても大切だと思いました。


以上の3つが、本著を読んで、感じたことです。
その他に、以前から思っている想いを強くしたことが1つだけあります。


後編に続きます。
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謝るなら、いつでもおいで
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2014.03.29 23:50

謝るなら、いつでもおいで』(集英社)
1日で一気に読了しました。

本著は、2004年に起きた「佐世保小6同級生殺害事件」について、被害女児の父親の部下であり、また、記者と言う立場から、事件の背景を追わざるを得なくなった筆者の川名荘志さんのルポタージュです。
上記「佐世保小6同級生殺害事件」にはウィキペディアへのリンクがはってありますが、ウィキペディアですら、実際の事件の感度とは異なるんだなあ、という感想を抱きました。それも仕方のないことです、第三者は「報道された事柄」を自分の脳内言語に落とし込み、解釈し、表現しているわけですから。

本著の巻頭言で、筆者はこのようなことを書いています。
“本当のことを書くということは、いつだって、むずかしいものだ”
ここでいう“本当のことを書くのはむずかしい”というのは、事実自体をどこまで書いていいものか、書かれたものがどのように捉えられるか、という、社会の中で受けざるを得ない評価を意識して、のことでもあり、「本当のこと」を感度まで含めて表現できているか、という、本来の真実性(とでも申しますか)を意識して、のことでもあるように思います。
拙い例ですが、僕も結構な頻度でブログを書いており、かつ、それなりの方に見ていただいていますので、“本当のことを書くということは、いつだって、むずかしいものだ”という気持ち、凄くわかるんですね。そして、そういう立場に立たないと、「むずかしさ」の感度まで含めて「むずかしい」とわからないことであることも…。

そんな筆者の様々な想いの下、表現されたものですから、事件について、最も真実性を帯びた書籍だと思います。
だからこそ、読者に衝動的な感情を与えるような表現はほぼ一切なく~換言すれば、ドラマのような切迫感を生んだり、感情的ゆさぶりをかけることなく~、恐らくそれは相当に筆者が意識して無くし、まとめられた書籍になっていますので、冷静に読めます。

そんな冷静さの中で読んだ結果、本著から、常に僕の興味関心事の一つである「自己同一性(セルフ・アイデンティティ)」について、より深く考えることになりました。

・・・・・

多分僕自身が、アイデンティティという事柄に、自覚的に興味を持ち始めたのは、就職活動のときだと思います。
「自分はいったい何者で、どういう特長があって、どういうことがしたいのか」ということを、必然的に考えることになりますからね。
その時に強烈な体験をし(ここでは省略します)、その後の人生で教育という業界を選んだため、自分の経験・体験では考えにくい、あるいは、理解しにくい考え方や言動に出会った時、「○○さんが××のような考え方をしたり、△△のような立ち居振る舞いをするのは、どういうアイデンティティの下なのか」ということを考える傾向にあります。

傍から見ると猟奇的とも言える事件は、事件を引き起こした人間の意識下では“猟奇的ではない”という意識で引き起こされることも多いんだと思っています。特に引き起こした人間が若者の場合、その猟奇性に無自覚な場合が多い。
そこで、そんな風になった背景、過去の経験は何なのか、について洞察する、つまりは、当事者のアイデンティティ形成についていろいろ知っていくことで、他者に対する解釈力がつき、様々な他者への対処力が向上すると思っています。
だから、本著のような「不可解な事件」についてのルポタージュは割と読む方だと思います。もちろん身の回りの人間が、同じ不幸にあわないためにも(当事者側からのルポタージュは、それを望んでいるとも思いますし)。

そんな目的で本著を読んでいるので、事件についての詳細云々は、全て書籍に譲ります(僕のような目的で書籍から知見を得たい方は、どうぞご購入しご覧ください)。
ここでは、事件の加害者のアイデンティティから、子どものアイデンティティ形成の際にこういうことを気をつけなければならないのでは、と個人的に思ったこと3点と、以前から思っている想いを強くした事柄1つについて、まとめてみます。


子どものアイデンティティ形成の際に注意しなければいけない、と思ったこと3点。

1.アイデンティティには複数のものを包含した方がよい。

加害者のアイデンティティとして、「バスケットボール好き」「オリジナルでセンスのある人間」という2点の占める割合がかなり高かったんだと思われます。
ところが、家庭の事情で、5年生の12月からバスケットボールを止めざるを得なくなった(当人、家庭の事情とは知らなかったものと思われます)。
一つのアイデンティティが喪失している際に、「オリジナル」や「センス」について否定されるコメントを、同級生のグループで行っていた交換日記中で、被害者から受け取ってしまった(注:コメント自体はいわゆる中傷のようなものではなく、いたってフツウの、そして短いコメントです。が、加害者にとってはそう受け止められなかった、というものです)。
恐らくこの段階で、アイデンティティを保つものがほぼゼロとなり、自分と言う存在を保つために、コメントした被害者の存在を消したい、という流れにいきついたのではないかと感じました。

自らのアイデンティティを保つものは、多く持っていた方がいいですよね。
一つがなくなっても、別の逃げ道を、自らの中に持っていれば、その逃げ道の方に自分の存在意義を確認しにいくはずですから。
僕自身、無意識のうちに、そう心掛けている気がしますし、子育てにおいても、子どものアイデンティティには複数のものを包含させる努力をしたい、そう思いました。


中編に続きます。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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