教育×マーケティング×Webの人、Z会寺西隆行の「和顔愛語 先意承問」

Z会Web戦略統括の寺西隆行です。「和顔愛語 先意承問」(わげんあいご せんいじょうもん)は最も大事にしている言葉です(意味は左下「プロフィール」を参照)。
「教育」×「マーケティング」×「Web」で少しでも多くの社会価値を生み出していければ、と思っています。

     
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『意欲格差』(和田秀樹)<後>
[2008年10月18日(土) ]

<時事ネタ>

発言が問題となり国土交通省大臣を辞任、次回の選挙に不出馬を表明したものの、それを撤回との報道がなされた議員は?

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昨日のブログの続きで、『意欲格差』(和田秀樹)をご紹介します。


第四章 地方から意欲・国力が衰えていく

ここは17日に和田さんとお話し、強調していたことを1点紹介します。

国は地方に権限委譲や税金の分配の話ばかりをするが、最大の問題は
「地方に人材がいない」
ことだと話されていました。その原因は
「地方には高学歴者を受け入れる仕事がない」
からだと。
注)「高学歴の人間でも使えない人が多い」云々の話は論点が異なることを予め断っておきます。

大手の企業は首都圏へ集中、県庁上級職も以前ほど学生からすると魅力がない、であれば(たとえば)東大を出た人間が地方に戻ることがなかなかできない、結果人材が流出してしまう、と。

これは僕もよくわかります。東大を出てしまうと、地方での就職が現実的に難しいのです。

「地方に還元する気持ちが強い人は、それでも地方のために頑張るもんだ。就職先が少ないから地方に帰らないなんて、地方への愛着が薄いよ〜」

という声もたまに聞こえますが、これは所詮キレイゴト。
そういう人もいるでしょうが、そうじゃない人が大半なんです。

人の「心」に頼らず、仕組みや仕掛けで地方に戻ってもらう構造が日本には必要なんです。

そういえば「Z会が三島にあるのはいいね、そこに高学歴者の雇用が生まれるからね」ともおっしゃっていました。


第五章 意欲格差は人々に何をもたらすのか

和田さんの考え方を象徴する文章をこの章から抜粋します。

==========

金がないから結婚できない、という理由の奥に、もっと根本的な問題があるような気がする。それは何かというと、やはり「意欲がない」ということである。
そもそも、結婚したいと本気で考えたら、石にかじりついてでも安定した収入を得ようと努力すると思うのだが、彼らはそうしない。結婚するために必死になって努力するよりも、結婚せずに努力しないでいる方を選んでいるのではないだろうか。心理学上の観点からは、そんな気がしてならない。

==========

意欲格差が少子化を生み、同時に働いている世代の貧困層が増えると、正社員で働く人はその貧困層のための社会的負担がどんどん増えていくー和田さんは警鐘を鳴らします。


以降

第六章 意欲を奪う政策・論調は辞めよう
第七章 意欲を向上するため、個々人が今、なすべきこと

と続きますので、ご興味がある方は是非『意欲格差』、お買い求めください。

※↓時事ネタの答↓



時事ネタA.中山成彬

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「地方には高学歴者を受け入れる仕事がない」っていうのは,地方には,仕事の種類が少ないってことだと思っています。
このことを改善できれば,状況はかなり変わるのかな,と思っています。

ちなみに,僕の場合,もし,Z会が実家の近くにあったら,そのまま地元に残って就職したと思うんですよね。


「地方に還元する気持ちが強い人は、それでも地方のために頑張るもんだ。就職先が少ないから地方に帰らないなんて、地方への愛着が薄いよ〜」については,「ふるさと納税」が,きちんと「納税の方法」として制度化されれば,住んでいるのは都会でも,故郷に税金を納めるという選択肢ができて,故郷への愛着が示せると思うんですよね。

故郷の税金によって教育を受けてきたのに,その恩恵を,故郷に還元できない現状。
それを何とか変えるためにも,「ふるさと納税」による納税方法を確立してほしいですし,そのために努力したいと思っています。
Posted by:sugar at 2008年10月20日(月) 13:12