教育・受験に携わる社員として〜「和顔愛語 先意承問」

Z会Web戦略統括の寺西隆行です。タイトルは最も大事にしている言葉です(意味は左下「プロフィール」を参照)。
普段の仕事のことや教育に関すること、子ども達のこと、ネットのことなど、いろいろ思うままに書いていこうと思います。

     
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助け合いか、自己責任か。
[2008年08月17日(日) ]

<今日の事後ネタ>
Q.ベネッセが昨年12月に実施した中学受験の予定調査、全国平均で「受験する」と答えた人の割合は何%?

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ふぅ、ようやく自宅でパソコンに向かえる様になりました
ラクですね、やっぱり。ブロードバンド最高!

昨日までの外出と言うのは他でもありませんが、実家に帰省していたんです。
子どもが生まれて初めての帰省、おじいちゃんおばあちゃん(=僕の父母)も楽しんでくれたようです。


そんな帰省の最中、親父とこんな会話をしました。

僕:「うわー今日もいきなり雷雨かあ…明日も大気が不安定になって飛行機が飛ばなかったらやだなあ…」 (注)僕の帰省はいつも飛行機です。
父:「え、そうなったら航空会社が電車の券を手配してくれるんじゃないの?」
僕:「んなわけないやろ」
父:「…そうかー…なんでも自己責任と言われる世の中だなあ…」


きっとこのブログの読者なら「おいおい、寺西の親父って…」と思われる方が多いでしょうが(苦笑)、“田舎の” “60歳を越えた” “男性の”発想では、こうなる方も多いとは思います。
※僕の実家の周りの、父と同じ世代の人も、同じように思うでしょうね、きっと。


親父の根本にあるのは、助け合いの気持ち。
つまり、困ったときには助けるのがスジでしょ、的な考えですね。
そして親父もきっと、「逆の立場なら自分は助けるけどなー」みたいな気持ちで発したんだと思います、この言葉。

こういう言葉が人生の大先輩から発せられる、ということは、世の中から「助け合い」の気持ちが失われ、その隠れ蓑として「自己責任」と言う言葉が使われている証拠でもあると思うんです。

じゃあ、親父が正しいか、というと、違いますよね。


すべての本質は

「相手(あるいは第三者)のことを考える想像力」

につきると思うんです。

飛行機が欠航、じゃあ変わりにJRの切符を…といっても、お盆帰りの指定席満席、自由席が100%以上の乗車率のところに、欠航にひっかかったすべての乗客が乗り込めるわけはありませんよね。

一方、「自己責任」と言う言葉を軽々しく使う人は、やはり自分が同じ立場になったときを想定する力に欠けるような気がします。


このような想像力をつけていくためには、「知」と「情」のの両方が必要です。
親父には(申し訳ないですが、今回のケースでは)知が欠けていましたが、情が失われた現代の雰囲気を強く常日頃感じていたから、親父の最後の言葉につながったともいえます。


教育に携わる自分が常に考慮していなければいけないのは、「知」にしても「情」にしても、その人の生きてきた環境の中ではなかなか身につけれない能力なり心なりがある、ということです。
親父は小さな自営業を営んでいます、「組織」で事が動くことが(感覚的に)わかりません。だからポロっと今回のような発言をしても「仕方ない」と思っています。
一方で、幼いときからの家庭環境が影響し、普通は当然備わっている慈愛の心が備わらなかったケースもあるでしょう。

自分とは違った環境に育った人を慮るーそういえばここにも「想像力」が必要ですね。


そして、「知」や「情」が身についていなかった、と他人から指摘された人は、

「直すよう心がける」

知らないこと、心がないことを、開き直ることはよくないですよねー。


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事後ネタA.13%

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