<今日の事後ネタ>
Q.16日発表になった、20年大学卒業者の全体就職率は96.9%。うちわけをみると、男子と女子、どちらが就職率が良い?
昨日のブログについて、はてなブックマークでいろいろコメント頂きました(感謝です)。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.insightnow.jp/article/1370
こちらにあるコメントで、いろいろ皆さんにも是非御覧いただきたい、素敵なものがありましたので、まずはそちらを紹介したいと思います。
=========
人間の感性に与える環境の影響を過小評価しがちかな。そうするとどうしても個人の裁量の問題に矮小化してしまい、かえって「希望格差」といった感性的な問題をもたらす。
=========
大学時代のサークルの大先輩(笑)、山田昌弘教授がしたためた
『希望格差社会』。
昨日のブログでは確かに、格差を認め(諦め)、その上で自分の人生を諦めない幸せを述べたわけですが、環境的な格差が余りにも大きいと「自分の人生を諦めない幸せ」の領域にもまた(感性的な)格差が生まれることをご指摘していますね。
おっしゃる通り、このような感性的な格差が広がるのは問題です。
だから「政策」において格差を解消する努力が必要なのは確かなわけですね。
もう1つ。
==========
現場の人間からすると、それくらいしてる。子供を育てるのは「自分の人生は諦めずに、環境そのものを変えることを楽しめる感性」。格差はその出発点となる違和感の一つでしかない。方法論が問題なんだよね。
==========
それくらいしてる、と言うコメント、とても頼もしく思いました。
実際のところ、「そのくらいしている」先生もいらっしゃれば、「していない」先生もいらっしゃって、「していない」先生の方がマスコミで取り上げられがち(だからよっぽど「していない」先生が多いと感じる)、という実態があるのかもしれませんね。
「自分の人生は諦めずに、環境そのものを変えることを楽しめる感性」
これを育む方法論は個々の子どもによって千差万別であるのが実態だと思います。
ただしー一番大事なこと、そして、欠けてはいけないことがあり、それは、
「大人自身が、環境そのものを変えることを楽しんでいる姿を見せること」
これには異論がないかと思います
さて、このような格差論を考えるときー
上記の2つのコメント、およびそれに対する考察を見ても明らかなように、
政策について語っているのか、それとも個々人の精神論について語っているのか、ごちゃまぜになりがちです。
そして、
不幸なことに、格差是正のための政策論を語る記事を見て、自らの格差解消努力を放棄することを正当化する人が相当数いるー
これが好ましくない、と、
昨日のブログ(とくにタイトル)では伝えたかったのです。
R25の「“子ども格差”の時代が到来!?」の記事
http://r25.jp/magazine/ranking_review/10003000/1112008051505.html
の元ネタになった週刊「東洋経済」5/17号の表紙では
タイトル:子ども格差
サブタイトル:このままでは日本の未来が危ない
表紙中文章の冒頭:今のニッポンには私立小学校受験に350万円もかけてもらえる子どももいれば、中学3年になっても九九ができない子どももいる。
となっています。
「東洋経済」ですから、教育論ではなく政策論についての記事であることは疑いがありません(事実、表紙の文章の締めは「…真の
政策は生まれる」となっています)。
ただし、“格差についての政策論と教育論の区別がつかない人がこの冊子を手に取ったとき”を想起すると…
表紙の冒頭文を読んで、徒に自らの格差解消努力を放棄し、責任転嫁型の大人を生産することにならないか?
そう感じました。
そして、その感じた「感性」をして、思ったことをそのままブログにしたのが
昨日のブログだったということになるでしょう。
さらに、恐らくは、
「環境そのものは諦めるが、自分の人生は諦めずに楽しめる感性」という素敵な言葉をもたらしてくれた、友人の藤沢あゆみさんも…。
上記の素敵な感性を子ども達に伝えるには、「自らの格差解消努力を放棄し、責任転嫁型の大人」が溢れた社会になってはいけないー
これは疑いのないことです。
そして、個人的には、今社会全体において、格差についての「政策論」ではなく「教育論」がすっぽり抜けているような気がしてなりません。
街中には、ねたみ、そしり、ひがみ、噂話が溢れています。とくにメディアですね。
まずは、幸せを感じつつ生きている大人がメディアの全面にでるような社会になるのが大切です。
さらに、「自分の手に届かないような大人たち」ばかりではなく、「どこにでもいそうな大人」がメディアに出ることも大事。
だから僕は、ブログを書くときにー
「うん、自分は、サラリーマンやってて、
Z会の社員で、楽しんでるよん」
一つ一つの記事ではなく、全体で、それが伝わるようなブログになることを目指しています。
事後ネタA.女子(97.3%) ※男子は96.6%