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2016.08.02 16:46

「カリキュラム・マネジメントとは、学校の教育目標の実現に向けて、子どもや地域の実態を踏まえ、教育課程(カリキュラム)を編成・実施・評価し、改善を図る一連のサイクルを計画的・組織的に推進していくことであり、また、そのための条件づくり・整備である。それは、 学校経営の営みにおいて中核に位置付くものである。」
出典:第一法規

8月2日にニュース上で賑わっている次期学習指導要領。
「小学英語」「アクティブ・ラーニング」などの言葉に隠れて余り報道されていませんが、とても大切な言葉があります。
それが「カリキュラム・マネジメント」です。


文科省が公表した資料の中で基幹となる資料3-1 次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ(素案)(総論部分)は、全部で100ページの資料ですが、この中に「カリキュラム・マネジメント」という言葉はなんと49回出現します(PDF検索による)。
ちなみに、話題になった「アクティブ・ラーニング」は14回。
いかに今回、「カリキュラム・マネジメント」という概念の浸透に力を入れているか、お分かりかと思います。

そして、8月1日の中教審特別部会でも、文科省の担当者が「論点整理とほぼ全体は変更していませんが、「カリキュラム・マネジメント」については前に出して強調した」というニュアンスのことをおっしゃっていました。


簡単に言えば、教科教育を生かしつつ、教科間の連動性を強化する学校経営や授業形態により、すべての学習の基盤になる力や、これからの社会や生活の在り方を踏まえ求められる資質・能力が、教科を越えて教育課程全体を通じ育成されるようにしていくことなんですね。
そして、すべての教科において「育成したい資質・能力」を明確化することで、横のつながりをつくる「カリキュラム・マネジメント」ができる─
そういう文脈ですね。
※「資質・能力」も重要ワードです。


いま、ICT CONNECT 21という団体で勤務しているのですが、ICTを利用することで「カリキュラム・マネジメント」が効果的にならないか?なるような例を構築できないか…?そんなことを思っています。


なお、『学びのカリキュラム・マネジメント』という書籍が7月末に発売になっています。漫画もありとても読みやすく、「カリキュラム・マネジメント」の概念を理解するにはお勧めの一冊。教育関係者ではなくてもすらっと読めますよ。
Tags :
新学習指導要領
アクティブ・ラーニング
次期学習指導要領
教育課程部会
カリキュラム・マネジメント
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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