ランダムアクセス

プロフィール

プロフィール画像
Z会 寺西
Z会の寺西隆行です。今は「教材編集部 理科課課長(兼小学生コース教材担当)」が肩書。「教育」×「マーケティング」で少しでも多くの社会価値を生み出したい。
ツイッター @teranishi

ブログ内検索

カレンダー

<<  2007年06月   >>
          01 02
03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

このブログで使用したタグ

2007/06/29 10:06

人気ブログランキング←クリックで応援してください!

小中学校における教育コミュニケーション実態調査~教師と保護者のコミュニケーションギャップというアンケート結果が発表されています。
記事提供:HOME's CLUB

いろいろ面白い結果が出ているので、ご興味のある方はじっくり読んでいただきたいのですが…僕がこの記事の中で目に止まったのは、「モンスターペアレント」に関する記述です。

次に引用します。


「学校に理不尽な要求やクレームを持ち込み、教育現場を混乱させる親=モンスターペアレント」については以前からメディアなどでも取り上げられていますが、教師側からの回答の中にも実際に「保護者側からのクレーム」や「保護者からの指導に対する反発」を教師と生徒、教師と保護者とのコミュニケーションにおける障害、問題点と捉える回答が多数上がっています。前項で取り上げた教育コミュニケーションにおけるPC活用についても、文字のコミュニケーションから来る過剰な保護者の反応やクレームの可能性から消極的な姿勢を示す教師も多いようです。 一方で保護者側からは、学校がクレームを恐れる余り保護者とのコミュニケーションを避ける傾向があり、教師に相談をしたくても深い話がなかなかできないことや、学校への電話禁止や互いの電話番号の非公開など、過剰な個人情報保護の弊害を指摘する声も上がっています。


もちろん、クレームや文句を言いたくなるような先生の態度そのものが、クレームの発端なのかもしれません。
しかし、クレーム、ましてや「モンスターペアレント」からの理不尽な要求があった場合…
先生側は「クレーム応対ばかり時間をとりたくない」という意識になって当然ですよね。
結果、「コミュニケーションを(いつのまにか)避ける」という先生像を作り出してしまいます。


いや、何があっても、先生は保護者と向かい合うべきだ、それが仕事じゃないか、という声もあるでしょうが…
先生だって人間です。時間も限られています。
理想論はともかくとして、そういう現実があるなら、そういう先生を「助けてあげたい」という気持ちになった方が健全なような気がします。

そしてまた、「先生はどんな問題にも向かい合っていくべき」という考えは、クレームを正当化しませんよね。
※もっとも、クレーマーは、自分でクレームをいい、避けようとする先生を「それでも先生か!」なんていいそうですね。


モンスターペアレントの問題は、人ゴトじゃないんです。
先生ばかりではなく、先生に関わっている子どもも、その保護者も、被害を受けるんです。
先生とのコミュニケーション時間の短縮化、という被害を。


自分の子どもに幸せになってほしいからこそ、先生に、十分時間を与えてあげませんか。


教育論・教育問題ブログ←「今日のは良いブログ!」と思ったらクリック!
Tags :
総合
ソーシャルブックマーク
  • ツイートする
  • facebookでシェア
  • mixiチェック
  • はてなブックマークに登録
  • Deliciousに登録
  • Livedoorクリップに登録
  • Google Bookmarks に追加
  • Newsingに登録
  • Buzzurlに登録
  • Yahoo!ブックマークに登録

この記事へのコメント

  • 1, s2さん 2007/06/30 07:25
     先日は相互リンクをご快諾頂きありがとうございました。

     学校の先生はそういう苦労があるのですね。・・・もちろん学習塾のスタッフも大なり小なりあるんでしょうが・・。

     私の場合、そもそもその手の面倒を抱えることになりそうな場合、依頼自体を断るので、そのような苦労をしたことがありません。

     やはり学校の先生はすごいと思います。
  • 2, パウさん 2007/06/30 19:59
    クレームがイイ『クレーム』か『悪い』クレームかって判断難しくないですか?
    その判断を誰がするのかっていう。ポジションが違えば『いい』『悪い』って変わるじゃないですか。
    だから、僕はそのクレームを集める方法の確立がまず必要だと思うんですよ。(イイ・悪いの判断はその後で)
    例えば、『WEBを利用して生徒の親にIDを発行する掲示板を作る』
    そんでその掲示板上では実名で責任を持って書き込んでもらう。そうすれば変なクレームってはずかしいじゃないですか。笑
    そういう恥ずかしいのを見て反面教師的に親の価値観も再教育できるんではないかと。もちろん変なクレームに同調されても困るから一定の基準はいりますが。そういうクレームを一括して集める場があればより効率的かつ効果的なクレームになるのではないかと。もしそれがイイクレームで学校が取り合わなければ掲示板で大きな親の発言の場にできますし、緊張感ある関係を築けるかなと思ったり。ちょっとだけ思ったことを書きました。
    では、出張気をつけて・・・。
  • 3, Z会スタッフ:寺西さん 2007/06/30 21:05
    >s2さん

    「学校の先生(という職)はすごい」に同感です。
    逃げ場がないですからね。
    私も、職を決めるときには、「学ぶ」という意欲のない子まで無理矢理「学ぶ」という環境の中におかなければいけないこともあることに抵抗を覚え、教師の道を選ばなかった、というのも1つありますから。
    ※それよりも、「学ぶ」という意欲のある人に、その意欲に応えられるものを与えたい、と思っていました。

    今でも、勉学以外に道があれば、そっちに進むことを応援したい性格ですけど、意欲がない生徒にモチベーションを与えることは、以前より教育産業の役割が大きくなっていると感じています。
    プロですからね、たとえ(昔想像していたより)役割が大きくなっているとはいえ、応えていきたいものです。

  • 4, Z会スタッフ:寺西さん 2007/06/30 21:15
    >(変わったニックネームの)パウさん(笑)

    クレームについてのパウさんの考察は、共感します。

    一方でいわゆる「モンスターペアレント」に部類される方のクレームは、「良い」「悪い」の判断が変わるようなレベルじゃないんですよね。
    (小野田正利大阪大学教授の<リンク:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845110032/>『悲鳴をあげる学校』</リンク>に、いろいろ実例が書かれています。今の現場を知る上で大変参考になる本ですので、よければどうぞ。あ、リンクにはアフィリかましていませんので。笑)。

    たとえば…<色:#ff0000>「学校で携帯電話禁止、なら学校に行っている時間の分、携帯電話料を負担しろ」</色>とかね。尋常じゃないんです。

    多分このような方は、(確かどこかの教授も話していましたが)相手の時間を拘束することに無意識に悦を覚えてしまっています。
    ですから、Webで…でも、解決できないと思うんですよ。

    そして、今の悪循環は「あの人があんなクレームを言っている。<色:#ff0000>じゃあ私もこれくらいのことは言っていいよね</色>」の赤字の部分になりがちじゃないのかな、というところです。

    普通の人が、普通になること。そこから解決の糸口が見えてくるような気がしています。
    (今は、普通の人までおかしくなっているような気がしてます)
  • 5, パウさん 2007/07/01 01:29
    なるほど~。本読ませてもらいます。そういう暇なおばさんの活用法を考える必要があります。せっかく暇なら笑
    というか、そういうクレームの割合とかを知りたいですね。クレームいうおばちゃん÷生徒数で%^^
    マイノリティーなら、マジョリティーであるまともなお母さん達にWEBで諭してもらえばよい。
    ただ、寺西さんがおっしゃるように同調する人が多ければそれらは改善しなければならないですね。
    けど、その理不尽な要求にも論理的に答えを与えることで親まで教育できちゃうかもしれないです。(まさに大人の再教育)
    まーそういう意味不明な親作ってるのも根源は今の教育なんですよねー。
    教育の重さを認識します。
    モラルって難しいですが、最低限『相手』を尊重するってことだけでも変わると思いますね。
    『美しい国日本』より『あなたの周りの人を大事にしよう』というわかりやすいのにしてもらいたいです。

印は入力必須項目です。
※ログインしていると自動的に名前が挿入されます。

名前
URL
Mail
コメント
画像認証 :

※表示されている数字を半角で入力してください。