教育×マーケティング×Webの人、Z会寺西隆行の「和顔愛語 先意承問」

Z会Web戦略統括の寺西隆行です。「和顔愛語 先意承問」(わげんあいご せんいじょうもん)は最も大事にしている言葉です(意味は左下「プロフィール」を参照)。
「教育」×「マーケティング」×「Web」で少しでも多くの社会価値を生み出していければ、と思っています。

     
「べき論」なくし隊(笑)
[2010年03月22日(月) ]

「べき論」は虎の威を借る狐(前)
「べき論」は虎の威を借る狐(後)

というブログを書いたので

“「べき論」について書かれている方、他にもいないかなー”

とGGLで検索。
僕のタイトルも「べき論」という言葉が立っているので、検索にひっかかるかな…と思っていたら、裏切られ(苦笑)、書かれている方たくさんいました。

しかも「べき論」について、相当否定的ですね、皆さん。
ご紹介しておきます。

Google1位:「べき論を避けよ」

===(引用開始)===
芝居の稽古中に「べき」になることは避けるべきだと思う。
意味分かんないですね。つまりは、役者なんだから「〜するべきだ」みたいな論調のこと。ぼくも使ってきたし、よく聞く言い方だと思う。役者なんだから腹筋は普段から鍛えておく「べき」だとか、照明なんだから演出には口を出す「べき」ではないとか、この仕事は衣装がやる「べき」だとか、なんか違和感を感じる、最近。

 実際どうですか?役者だからって風呂上がりに腹筋を鍛えたりしてますか?柔軟体操してますか?もしやってたら申し訳ないんだけど、まあ大概は、たまあにやるぐらいで毎日の日課にしていたりする人は少ないんじゃないかと思うんですね。
===(引用終了)===

「べき論」を他人に向かって「強い口調で」言う人ほど、実践が伴っていない、という感覚は、僕も近いものがあります。
「べき論」は虎の威を借る狐(後)で指摘したように、その「べき論」を「自分を奮い立たす意味で使う」のであれば、実践は伴うものなんですけどね。


Google2位:「べき論」

===(以下引用)===
ダメダメ家庭は会話不全の家庭。だからその物言いも相手から会話を引き出すものではなく、自分の考えなり意見なりを、一方的に押し付けるスタイルなんですね。
その例として、以前に「くだらない」という言葉を取り上げました。
会話の意欲がないダメダメな親は、子供が何を言っても、「くだらない!」と一刀両断。

そんな物言いをされてしまったら、子供しても、親に対して何も言う気がなくなるでしょ?あるいは、親に気に入られようと、常に親の意向に沿ったことしか言わない人間になっちゃうでしょ?
まあ、ダメダメ家庭一直線ですよ。

今回は、その「くだらない」という言葉ではなく、「べき」という言葉を取り上げましょう。
ダメダメ家庭を作る人間は、その物言いが、やたら「こうすべき」「ああすべき」と、べき論なんですね。

そんな「べき」で言われちゃったら、どのように会話が進展するの?
私程度に頭が回る人間なら、ニヤニヤ笑って、ジワジワとひっくり返すこともできますが、そんな人間は実にレアケース。一般的には、そんな「べき」で言われちゃったら、会話が発展しないでしょ?

大人同士でも、そうなんだから、大人と子供の間柄だったら、どうやって会話するの?
大人の側が「こうすべき!!」
子供としては「ははっ!仰せのとおりにいたします!!」って、こんな感じにならざるを得ませんよね?

そんな会話しかしてないのだから、子供が問題を抱えていても、それが顕在化するわけがないでしょ?
だってスグに「べき」なんて言い出す人に対して相談のしようがないじゃないの?
(中略)
自分の意見なり考えを相手に伝えたい場合は、「べき論」などを使うのは下等なんですね。
===(引用終了)===

これも「べき論」は虎の威を借る狐(後)で指摘した、「べき論者の会話の遮断」ですね。

本当に「べき論」を実現したいのであれば、「べき論」を言っちゃいけないんですよね。
僕も「べき論」は言いませんが、言い方がイヤミになることがありますので(苦笑)、気をつけないと。
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「べき論」は虎の威を借る狐(後)
[2010年03月21日(日) ]

前半の続きです。


「べき論」や「絶対〜」の方との対話は、大変やりにくいです。本当に譲ろうとしません。
そのことを、『日本辺境論』の中ではこう書かれています。

===(以下、引用)===

「断定的であることの困った点は、「おとしどころ」を探って対話することができないということです。先方の意見を全面的に受け容れるか、全面的に拒否するか、どちらかしかない。他人の受け売りをしている人間は、意見が合わない人と、両者の中ほどの、両方のどちらにとっても同じ程度不満足な妥協点というものを言う事ができない。主張するだけで妥協できないのは、それが自分の意見ではないからです。(主張するだけ〜ないから、に傍点)」

「「虎の威を借る狐」に向かって、「すみません、ちょっと今日だけ虎縞じゃなくて、茶色になってもらえませんか」というようなネゴシエーションをすることは不可能です。狐は「自分ではないもの」を演じているわけですから、どこからどこまでが「虎」の「譲ることができない虎的本質」で、どこらあたりが「まあ、そのへんは交渉次第」であるのか、その境界線を判断できない。」

「よろしいですか、ある論点について、「賛成」にせよ、「反対」にせよ、どうして「そういう判断」に立ち至ったのか、自説を形成するに至った自己史的経緯を語れる人だけしか私たちはネゴシエーションできません(自説〜できません、まで傍点)。「ネゴシエーションできない人」というのは、自説に確信を持っているから「譲らない」のではありません。自説を形成するに至った経緯を言うことができないので、「譲れない」のです。」

===(引用終了)===

僕はとってもスッキリしたんですけど、これを読んでスッキリした人、多いのでは?
言う事を聞かない人と相手しているみなさま(苦笑)


確かに、「べき論」を言う人は、理由を聞こうとすると

「めんどくせぇ!あたりまえでしょ、そんなこと」

として言い切るとか

「あーもう、いいよいいよ」

として対話から外れ、自分の味方をしてくれる人間に向け「だよね?」というメッセージを送り、賛同者を得ようとするとか…
そんなことが多い気がします。


「べき論」は虎の威を借る狐のとる方法なんです。
そしてまた、僕も、内田氏の言葉を借りているから、ここまで断定的に言えるんです(笑)

父の教え…
「絶対〜」のような言い方、「べき論」を、他人に向けてやっちゃいけない、ということが、言語による理解を含めてとても理解できた瞬間でした。
「虎の威を借る狐」が、他人に向けて「〜べき」と発した言葉は、責任転嫁以外の何物でもないですからね。


「〜べき」という言葉を発するときの例外もあるかと思います。
それは、発した本人に当事者意識があるとき、その言葉には重みを含むという事です。
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「べき論」は虎の威を借る狐(前)
[2010年03月20日(土) ]

『日本辺境論』
(内田樹/新潮新書)
ようやく読みました。

内田樹氏は『下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉』を読んで以来大のファンなのですが、今回の本もまた、得るところが大変大きいものでした。
日本人の気質を知る意味で、日本国内でマーケティングを担当されている方は、必読書。
マーケティングのノウハウ本を読むよりよほど得るものがあります。


今日のブログでは、中でも一番、激しく同意した…というか、「ここまでキレイに、僕が心の中で漠然と思っていたことを表現してくれたのはすごい!」という箇所を紹介します。


幼い頃から、父親より

・物事に絶対はない。「絶対○○なんだ」なんて言い方するな!
・「〜すべき」という言い方は生意気だ!

と教えられてきました。
その教え自体は大切にしたいですし、反芻して考えても、確かにそうだな、と思います。
ただ、一方で

「なんでそう思うんだろう?」

というところに、明確な解はありませんでした。観念的に「そう思っている」、肌感覚で「そう感じている」以上のものは。


今回、『日本辺境論』を読んで、その解にぐっと近づくヒントがありました。

「人間が過剰に断定的になるのは、たいていの場合、他人の意見を受け売りしているときだからです。」

本質はこの一文なのですが、いきなりこれを提示されてもピンとこないでしょうから、前後の文章を引用します。

===(以下、引用)===

「私たちのほとんどは、外国の人から、「日本の二十一世紀の東アジア戦略はどうあるべきあと思いますか?」と訊かれても即答することができない。(中略)もちろん、どこかの新聞の社説に書かれていたことや、ごひいきの知識人の持論をそのまま引き写しにするくらいのことならできるでしょうけど、自分の意見は言えない。なぜなら、「そういうこと」を自分自身の問題としては考えたこともないから((注:自分の意見、および、自分自身の問題、の部分に傍点がふられています)。」

「「そういうむずかしいこと」は誰かえらい人や頭のいい人が自分の代わりに考えてくれるはずだから、もし意見を徴されたら、それらの意見の中から気に入ったものを採用すればいい、と。そう思っている。
 そういうときにとっさに口にされる意見は、自分の固有の経験や生活実感の深みから汲み出した意見ではありません。だから、妙にすっきりしていて、断定的なものになる(注:妙にすっきりしていて、断定的なもの、に傍点)。
 人が妙に断定的で、すっきりした政治的意見を言い出したら、眉に唾つけて聞いた方がいい。これは私の経験的確信です。」

「自分の固有の意見を言おうとするとき、それが固有の経験的厚みや実感を伴う限り、それはめったなことでは「すっきり」したものにはなりません。」

===(引用終了)===

内田氏のように「経験的確信」と言えるほど力強くはありませんが、僕自身も「確かに」と思います。
自分自身が短い言葉で何か断定するときは、ほとんど自らが考え続けてきているものではない…
考え続けているものこそ、最も断定的な表現ができない(だから悔しい)…、と。
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公示地価上昇、静岡県の長泉町下土狩はZ会本社所在地です(^^
[2010年03月19日(金) ]

公示地価が18日に発表されました。

公示地価、全都道府県で2年連続下落 上昇は7地点だけ

残念なことに、デフレの影響がまだ続いているようですが…
(地価がバブリーに上昇するのもよくはないですが)

上昇7地点でスポットを浴びた、静岡県長泉町下土狩。
(5地点が名古屋、2地点が静岡)
Z会本社があるところです。

※静岡県駿東郡長泉町下土狩105−17がZ会本社住所。
新しくできた社屋(僕はそこにいます)の住所が静岡県三島市文教町1−9−11。
三島市のすぐ隣が長泉町で、本社〜文教町新社屋までは徒歩15分程度。


長泉町下土狩が有名になるのは、やっぱり地元民としては嬉しいのです。
長泉町、子どもへのケアが手厚いことで有名ですしね。
長泉町から新幹線で東京に勤務される方も結構いらっしゃるようです。

予告
[2010年03月18日(木) ]

酔っ払い、東京から終電で帰ってきましたので、今日のブログはお休みさせてください〜

明日から『日本辺境論』について書こうかと!

「継続は力なり」
[2010年03月17日(水) ]

…というタイトルで以前書いたことある、かも(笑)
まあいいや、ということで。

今日、ブログに書くネタはある程度ありました。
しかし、書くのにきっと1時間はかかるであろうシロモノ。
で、相変わらずの仕事の忙しさ(だいたい22時退社なのです)と、明日出張なのと、自宅でやんなきゃいけないことと、睡眠と…などを天秤にかけて、「ごめんなさい、書くこと決まっていたネタはまた今度」となってしまったわけで…


こういうときいつも思うのは、「継続は力なり」という言葉です。


ブログの内容が気に食わないとき、コメントに批判のようなコメントを書かれる方がいらっしゃいます。
一回のそういう出来事で、ブログを書くのを止めてしまった人も、直接の知人にいますし、世の中的にもたくさんいることと思います。

そういう人に思うのは、
「ラクだなあ、自分はその、1回コッキリで批判できるわけだから」
ということです。


1回1回の内容が面白い方にも敬意を表しますが、一番敬意を表したいのは、「毎日休まず書き続けている人(かつ、自分の思いを世の中に届けたい、という気持ちから書いている人)」です。
これはほんとうに体力がいりますし、思いだけではなかなか続かないものです。

毎日書くのは、本当にスーパーな行為(僕はたまに、書かない(かけない)日があります…)


継続している人が、一番美しいと思います。
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第2回『日経ネットマーケティング イノベーション・アワード』開催予告!
[2010年03月16日(火) ]

お世話になっている『日経ネットマーケティング』さんのリリースですから、ご紹介せねば。
#編集部の方、ほんとに「ネット」と「マーケティング」を真剣に考えられている方ばかりですので。

<リリース>
第2回『日経ネットマーケティング イノベーション・アワード』
〜成果を上げた企業の先進マーケティング事例を4月から募集開始〜
企業の担当部門/担当者、プロジェクトチームを表彰します
http://corporate.nikkeibp.co.jp/information/newsrelease/newsrelease20100316.shtml
■アワード告知サイト
http://business.nikkeibp.co.jp/nmg/special/2010_innovation/


ご存知の方もいらっしゃると思いますが…
第1回の日経ネットマーケティングイノベーション・アワードでは、この「Z会ブログ」が優秀賞を頂戴しています!

第1回日経ネットマーケティングイノベーション・アワード 結果発表!


これは、とっても、とっても嬉しかったんです。
並みいる大企業の中で、宣伝費を余りかけていない、教育産業のZ会が入ることができましたから…

予算がなくても、気持ちさえあれば、ネットでは素晴らしい成果を収めることができる、と世の中に見せたかったですし、それを認めてくださった審査員の皆さんに、感謝の気持ちばかりです。

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文部科学大臣の所信
[2010年03月15日(月) ]

表題、第174回国会(常会)にて示されたものを、「文部科学省メールニュース」から転載しておきます。

・教育に携わり
・Webで情報発信している

人間としては、上記所信を出来る限り多くの方に、できるだけそのままの形でお届けすることが大切なことの1つかと思いまして…

=====

(はじめに)
 第174回国会において各般の課題を御審議いただくにあたり、私の所信を申し上げます。

 日本は今、様々な困難に直面しています。長引く経済の低迷。国際的な競争の激化。少子高齢化は、世界に類を見ない速さで進み、我が国の形が大きく変わりつつあります。

 これまで我が国は、長い歴史に裏付けられた豊かな伝統と文化を大切にしながら、世界的に質の高い教育と、それにはぐくまれた人材の活躍により、科学技術を発展させ、世界の主要な一角を占める成熟した社会を築いてきました。今、我が国は直面する困難の克服に向けて自信と活力を取り戻さなければなりません。そのために何をなすべきか。

 このようなときこそ、我が国は「人と知恵」をはぐくむことを国政の中心に据え、未来を切りひらく牽引力としなければなりません。国民一人一人が、自らの持つ潜在的な力を最大限に発揮し、個人と社会の成長につなげ、だれもが幸福を実感できる国にしていかなければなりません。また、厳しい課題を世界に先駆けて克服し、モデルとなる国家像や社会像を提示する国にしていかなければなりません。

 私が担当する教育や科学技術は、未来を担う「人」を育て、国の持続的発展を支え、世界に貢献する「知恵」を生み出すものです。また、文化、スポーツは、人々に喜びと感動、やすらぎと活力をもたらし、人間が人間らしく生きることを実感させるものです。

 私は、「人と知恵」が輝き、尊敬される国を目指し、文部科学行政の充実発展に全力を挙げて取り組んでまいります。


(教育は我が国の成長と発展の土台)

 昨年の12月、私は中央区の泰明小学校と都立文京盲学校を訪問しました。そこには、子どもたちの元気と好奇心に満ちた笑顔、ハンディに負けずひたむきに努力する姿、そして温かく、時には厳しく子どもたちを導く教師の姿がありました。私は、これらを見て、改めて自分の職責の重さを感じました。

 今後、私たちはどのような教育を目指すべきか。私は、人間の尊厳と平和、生命の尊さ、真理と正義を大事にする人間の育成であり、感性や創造性に富み、人格の向上発展を目指す人間の育成であり、そして自立と自律の精神、豊かな人間性と公共の精神を持つ人間の育成であると考えます。

 このような理念の下で、幼児教育を含め初等中等教育から高等教育に至るまで、学校間の接続と社会との連携を重視しつつ、個々人の潜在能力を高め、様々な分野で活躍する多様で重厚な人材層をはぐくむことが、我が国の成長と発展の土台となると考えます。また、その実現のため、現在、国際的に見て低い水準にある教育への投資をしっかりと確保し、「ヒューマン」「ソフト」「ハード」のあらゆる面において、学校の教育力を高めていかなければならないと考えます。


(学校の教育力を高める)

 その中で最も重要なのは、教員の質と数の充実です。今後、教員の資質向上方策の抜本的な見直しについて、学校関係者、大学関係者、保護者等の意見を把握しながら、あらゆる課題について幅広く検討を行ってまいります。

 教職員定数については、子ども一人一人と向き合う環境をつくり、新学習指導要領を円滑に実施するため、来年度4,200人の改善を行うこととしています。平成23年度以降の学級編制及び教職員定数の改善の在り方についても、本格的な検討に着手します。

 また、教材のデジタル化、ICTの活用、指導方法・学習方法の変革と、変革を支える学習環境づくり、環境教育、コミュニケーション教育など、21世紀にふさわしい学校教育への転換を目指します。

 子どもたちが一日の大半を過ごす活動の場であるとともに、非常災害時には地域住民の応急避難場所ともなる学校施設の耐震化は極めて重要です。予算を効率的に執行し、より多くの耐震化事業を行うよう努めるともに、地方公共団体のニーズを把握しながら、耐震化の推進に取り組みます。

 さらに、教育への財政措置や地方教育行政、学校運営など、学校教育環境の将来像や整備の在り方についても検討してまいります。


(子どものいのちを守る)

 鳩山総理は、先般の施政方針演説において、いのちを守ることを強調されました。「人と知恵」をはぐくんでいく上で、子どものいのちを守ることは最も大事な課題です。

 先般、江戸川区で起こった親による子どもの虐待死事件で、私は言いようもない憤りと深い悲しみを感じました。今回の事件では、子どもの変化の把握や、関係機関の連携において問題がありました。二度とこのような事件が繰り返されることのないよう、また、いじめや不登校などの子どもたちの悩みを受け止め、その解決に導くよう、スクールカウンセラーの配置や24時間いじめ電話相談、関係行政部局と民間団体のネットワーク構築など、子どもが安心して相談できる様々なチャンネルを作ってまいります。


(すべての意志ある人に質の高い教育を)

 昨今、経済と雇用の状況が悪化する中で、子どもたちが保護者の失業などにより学業を続けられなくなることが心配されています。また、少子化の要因の一つである経済的負担への不安をぬぐい去り、お金を理由に子どもを持つことをあきらめるような社会を変えていくことが必要です。

 そもそも教育は、個人の豊かな生活ばかりでなく、社会全体の発展と活性化を実現するものです。したがって、教育は社会全体で助け合い負担するという考えのもと、いかなる環境にあっても、すべての意志ある人が安心して質の高い教育を受けることができるようにしなければなりません。

 このため、公立高校の授業料は不徴収、私立高校等では就学支援金を支給することにより、高等学校を実質無償化することとし、予算案と関連法案を今国会に提出いたしました。今春から確実に実質無償化を開始できるよう、速やかな御審議をお願い申し上げます。

 また、各大学が実施する授業料減免の拡大への支援や日本学生支援機構による奨学金事業を拡充することとしています。国際人権A規約における漸進的無償化条項の留保撤回も視野に、これらの施策を進めてまいります。


(新卒者の就職支援と社会人・職業人として自立できる人材の育成)

 学生・生徒の就職環境は、大卒予定者の内定率が今春過去最低水準となるなど、非常に厳しい状況にあります。若者が自分たちの将来に希望を持てないようでは、国や社会の発展は望めません。このため、今後、政府の緊急雇用対策を踏まえ、関係省庁と協力して新卒者の就職支援に努力します。

 一方、若者の非正規雇用の増加や新卒者の早期離職など、学校から社会・職業への移行を巡る課題が顕在化しています。今後、初等中等教育から高等教育までを通じ、社会・職業との関連を重視したキャリア教育・職業教育の充実を進めることにより、社会人・職業人として必要な能力を身につけ、勤労観・職業観を確立した人材の育成に努めてまいります。


(我が国の未来を築く「新しい公共」)

 鳩山内閣の基本的な施政方針の一つに「新しい公共」があります。

 「新しい公共」とは、官だけでなく、市民、NPO、企業などが積極的に公共的な財・サービスの提供主体となり、例えば学校支援地域本部など、地域による教育支援をはじめとした身近な分野で活躍していくことです。

 「新しい公共」を実現する上で、学校教育や社会教育を通じ、担い手となる人材を育成することが大きな課題です。また、教育・文化・スポーツは特に「新しい公共」の発展が期待される分野であり、学校や社会教育・文化・体育施設、NPOなどのネットワーク化を推進します。これは、地域の「絆」の強化や活性化にも効果をもたらすものであり、積極的に取り組んでまいります。

 また、NPOなど多様な「新しい公共」の担い手の活動を支えるために、寄附文化の醸成や寄附にかかわる税制の整備等が重要です。総理が開催する『「新しい公共」円卓会議』における議論などを踏まえつつ、検討を深めてまいります。

 国の政策形成にあたっても、審議会における専門家の議論に加え、現場との対話やウェブを活用した議論の活性化など、現場レベルの意見の吸い上げと自由闊達な議論による熟議を行い、施策に反映します。


(世界をリードする大学の実現とグローバルな貢献)

 高等教育については、我が国の将来や世界、そして地域に貢献する機能を充実していくことが必要です。このために、学生の学力や就業力の育成など社会の期待に応える大学教育の推進、多様かつ高度な教育研究活動に向けた大学間連携や人的・物的資源の共同利用の推進、イノベーションの創造に貢献し世界をリードする大学院の形成・強化に取り組みます。また、社会人が何度でも大学で学び、その成果を社会で生かせる環境づくり、大学の教育研究資源の活用による地域産業の活性化と人材養成についても支援してまいります。

 また、喫緊の課題である医師不足解消のための医学部の入学定員の増員や、社会の要請にこたえる優れた医療人の養成、地域医療において中核的な機能を担い、高度医療を開発・提供する大学病院の充実に努めます。

 これらの前提として、大学教育を支える基盤的経費である国立大学法人運営費交付金や私学助成等の確保が重要です。これまでの削減方針を見直し、必要額を確保しつつ充実に努めます。また、老朽・狭隘化した施設設備の整備に取り組みます。


 アジアにおける国際交流を進める上で、大学が大きな役割を果たすことが期待されています。昨秋の日中韓首脳会談において合意された、質の保証を伴う大学間交流や高度専門職業人育成を推進するとともに、大学間の単位互換などの大学の国際化や、留学生の受入れと派遣の大幅な拡充、若手研究者の交流、国際共同研究の強化に取り組み、今後の東アジア交流やアジア太平洋協力を支える人材の育成と域内の共通課題の解決に長期的視野を持って貢献します。
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ツイッターの企業利用、その価値はどこ?〜Z会東大合格発表中継に見る〜(後)
[2010年03月14日(日) ]

前編を読んでから御覧いただければ幸いです。


4)会話性

ツイッタラーの皆さんはお分かりだと思いますが、ツイッターは

「特定個人(あるいは複数)とのやり取りを覗き見できる」

という(結果としての)特徴があります。


この特徴を利用して、「サプライズ」であった「Z会社員の“おめでとう!”のメッセージを届ける」企画では、合格者からの声1つに、Z会社員の声を1つ「かぶせる」形で掲載しました。
当日のツイートを是非御覧下さい。
http://twilog.org/zkaipr/date-100310

このようにすることで、

・声を寄せてくれた方からすると「自分に対してメッセージがもらえた!」という擬似感覚を持つことができる。

・傍で見ている第三者からすると「Z会は1人1人に対してしっかりメッセージを届けている!なんて温かい企業なんだ!」という雰囲気を醸し出すことができる。


という効果があります。


一種のCRMですね。CRMを発揮するツールとして、企業がツイッターを使う価値はある、ということになりますでしょうか。


5)「瞬間」の「証拠」

2)の「即時性」の有効活用も大切なのですが、即時性を最大限に活用でき、クチコミを生むことができるのは

「ツイートした人が有名人か、ニュースメディアの場合」

が大半だと思います。
なので「即時性」に偏って注目して企業がツイッターを利用しても、恐らくうまく使えないのではないでしょうか。


僕はそれよりも、ツイッターは「その瞬間」を記録するメディアであり、第三者も「その瞬間」を記録している、という認知で閲覧していることに注目しました。

今回の企画で、このツイッターの特徴の利用を端的に申し上げます。

「3月10日当日、Z会が合格者の声をどんどん集め、どんどん公開し、それに対してZ会社員の声を次々と届けていく、というリアルタイムの行為が後々まで残る」

ツイログでも残っていますし
http://twilog.org/zkaipr
念のため(笑)Z会ブログにも移植して掲載しています。
http://www.zkaiblog.com/admin/archive/381

当日ではなく、後々、“受験に向けて、どんな学習手段にしようかな…。やっぱり受験生の立場に立って考えられる会社のサービスにしたいな!”と思い、いろいろ検索しているうちに、このブログにたどりついて見た方は、どんな感情になるでしょうか…?

その感情は、読者のみなさまの想像にお任せします。
そして、その感情を生み出す根源の1つが、

「瞬間の、間違いのない記録」

ということにあります。


余談ですが…当日、声を発する、Z会公式ツイッターのフォロワーは“なるべく少なく…”と祈っていました、この日だけは(苦笑)
多くの瞬時でのつぶやきは、各人のTLを汚してしまいますから…。
※もちろん、それを気にしない方であればいいんですけど。

当日は「フォローしないで、Z会公式ツイッターを見る」方が一番良かったかと思います(笑)
Z会としても、この企画の「後」で、Z会の公式ツイッター企画に気づき、フォロワーが増えたほうがいい、と思っていましたから。
なので、フォロワー数が250件程度だったのは、「まずまず」という感じでしょうか。
(1000人を超えると、さすがに申し訳ないな…という感情が先に立ち、別のアカウントをとっていたと思います)

“こんな企画なのにフォロワー数少ないのが残念”と心配してくださった皆さん(とくに社内?笑)、その心配には及びませんので、ご安心を。。。
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ツイッターの企業利用、その価値はどこ?〜Z会東大合格発表中継に見る〜(前)
[2010年03月13日(土) ]

「ツイッターは企業でうまく利用できるの?」

そんな声が高まってきています。かなりバブリーな感じで(笑)

利用できるか、利用できないか…
企業のドメイン、姿勢、規模、様々な要素が絡み、企業としての向き不向きもあると思います。

だから、ツイッターの企業としての利用価値は、自分の企業のことをとことん研究し、それをツイッターに“あてはめて”考えるべきなんです。
なので僕は「こんな価値が(どの企業にも)ある!」と、断言なんてとてもできません。

ですが、「Z会ではこういう点を利用しましたよ」という事例を語ることはできますので、参考事例としてお伝えします。


Z会では、Z会公式ツイッターにて、

「3月10日、東大前期試験合格発表日にあわせ、各大学の合格者の声をお届け!」

という企画を実施しました。
リリースを発表したのは3月3日。
http://www.news2u.net/releases/65603
この企画を実施した目的をお話いたします。


1)話題性

ツイッターブームにのっかったことは否めません。
今注目されているツールだからこそ、メディアで取り上げられる可能性は高まりますから。
「ブームにのっかるなんて良くない」という考え方はPRの考え方とはずれており、ブームにのっかる“だけ”が良くない、と考えるべきだと思います。

お陰様でかなりのメディアに掲載されました。

◆Markezine
http://markezine.jp/article/detail/9750

◆RBB Today(→Yahoo!へと転載!)
http://www.rbbtoday.com/news/20100303/66078.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000003-rbb-ent

◆日経ネットマーケティングさん
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20100303/213148/

ファインドスターさんの広告記事では、1週間の1位!を獲得しました。

<ファインドスターさんのメルマガより転載>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】今週の広告・マーケティング業界ニュースランキング(3/3〜3/7)
―――――――――――――――――――――――――――――
冒頭でネットに注目が集まっていると書きましたが、Z会のTwitterを活用したプロモーションが注目を集めました。その他、角川の「魔法のiらんど」買収のニュースなどもサイトに掲載中です。

1位 Z会、ツイッターで10大学合格発表に合わせ「合格報告会」を実施
http://www.findstar.co.jp//news/syosai.php?s=201063

2位 Yahoo! JAPAN、広告枠在庫の取引をオープン化
http://www.findstar.co.jp//news/syosai.php?s=201055

<以下略>

「スーパー広報術」のメルマガでも、恥ずかしいくらい大絶賛されました。
http://s-pr.com/mmag/fTextAll.php?program=view&prms[textall_id]=2735

このように、お陰様で、
「3月10日」「Z会」「東大」「合格発表」「ツイッター」
これらの言葉の連想認知として、事前のPRは大成功を収めました。
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