Petit-O-Data 公立高1年のあなたへ

公立高校1年生のための勉強法ブログ 

     
東大・進振りの恐怖5
[2008年08月29日(金) ]

 ただ、そんなフレキシブルな進学には、進学希望先の学部によって条件がついていることもありますが……「要求科目」と呼ばれる科目の単位をすべて取得していなければなりません。他科類の必修科目だったりするので、受講するには聴講願いだのなんだの、ややこしい手続きも必要ですし、自身の科類の必修科目もこなさなければなりませんから、超ハードスケジュールになります(医学部なんかは超厳しいです)。それでも、よく「文学部に入ったけど、やっぱり弁護士になりたくて、他の大学の法学部に入り直した」なんて話を聞きますが、そんな必要がないのが東大のいいところ。3年生までに、いくらでも進路の変更がきくんです。
 かくいう私も、なんとなく「文1って文系で一番頭いいって聞くしなー、それに東大法学部なんて最高のブランドネームじゃね? かっこいい!」とよく考えもせず文1に入りましたが、法律の勉強がまったく好きでないことに気がついたので、3年生からは法学部には進まず、教養学部後期課程に進むことにしました。成績が足りていたらの話です。
 これで他の大学の法学部に行っていたら、いったいどうなっていたことやら、と東大のこの進振り制度には感謝感謝です。

東大・進振りの恐怖4
[2008年08月28日(木) ]

 逆に文1を始めとするその他の方々は、学期末になって語学(←必修科目)の教員と「サボりまくってたけど、せめて単位だけはください。留年しちゃうんで」と交渉していたりと、まったく真逆の方向に戦っている光景が見られたりします。留年さえしなければ、進学できてしまうからなんですね。けれど最近はもうちょっと厳しくなって、「留年さえしなければ」よりは足切りラインが上がったようですよ。
さらに、ほぼ9割以上の進学先が決定してるも同然なので、2年生のはじめから、早くも進学予定先の学部の「専門科目」とやらを課されることがあるのもやっかいなところです。
私の所属する文1の学生はそのため、2年になると、本郷キャンパスからやってくる法学部の気難しい先生方と、900番講堂と呼ばれる大教室で「何これ、コンサートでも始まるの?」みたいなぎゅうぎゅう詰めで1日中過ごしたりするハメになります。しかも「すいません」とか言って隣の人を立たせないとトイレにも行けません。後ろの方は、黒板の字が読めません。
文1生を全員一気に教えてしまおうというのは怠慢でしかないと思います!

 そんな愚痴はさておき、もちろん、法律系の文1生が経済学部に進学したり、さらには文系が理系に、理系が文系に、なんてフレキシブルな進学もできてしまうのがこの制度の最大の魅力です!

東大・進振りの恐怖3
[2008年08月27日(水) ]

 そんな特徴溢れる6つの科類に所属する1、2年生も、2年生の半分が終わったところで、3年生になったらどこの学部に進学するのか、決めなければなりません。
基本的に、よほど不真面目でなければ、文1は法学部、文2は経済学部、理3は医学部にストレートに入れるようになっているのも一つの特徴です。
文3や理1、2は専門分野の中でもさらに細かく希望があるものですから、その座を巡って熾烈な争いが繰り広げられるわけですね。もちろん、成績順です。
 このため、上記3科類の学生さんたちが、1、2年生のあいだは最も勉強熱心。授業後に先生に質問していたり、すごいレポートを出したり、「このレポート出したら何点ですか」なんてあからさますぎるアタックをして先生を戸惑わせることも……。

東大・進振りの恐怖2
[2008年08月26日(火) ]

 まず、入学した時、全員「教養学部」というものに入ります。その中でも、おおざっぱに6つの科類があり、それぞれなんとなく自分の行きたい科類を受験するわけです。文科1類は法律系、文科2類は経済系、文科3類は文学系、理科1類は理工系、理科2類は生物系、理科3類は医学系、とまぁ、大変乱暴でおおざっぱですが、こんな分類になっています。
ちなみに理科3類は極めて狭き門、東大の中でもさらにエリートが集う科類であり、「理3」と言った時点で、同じ東大生からも一歩引いた目線で見られてしまいます。逆に理科1類は全科類の中で最も募集数が多く、ドラゴン桜でも言われていた通り、一般的に、一番入りやすい、と言われています。
 東大で一番女子が多いのが文科3類、東大は男性優位の男社会ですが、文3だけは話は別です。

東大・進振りの恐怖1
[2008年08月25日(月) ]

 今日は勉強法とは関係のない話を少し。テスト勉強の息抜きにもなりませんが……。意外と知られていない、東京大学の複雑怪奇なシステムをご紹介します。

 私の通っている東京大学には、進学振り分け制度というものがあります。これは、入学時に●●学部△△学科、と自分の専門を決めてしまうのではなく、1、2年生のあいだは幅広い分野の教養を身に着け、その中から自分の適性をよく考えた上で、3年生になってから専門分野に進める、という大変柔軟でモラトリアム大放出の制度なのです。
 その第一段階の志望集計表(第二次)と成績が発表されるのが今日。
おそらく半分くらいの東大2年生は今日この日をドキドキと待ち、ここから少しでも希望の学部に進学するために頭脳戦を繰り広げるのです。自分の行きたい学部の倍率やら最低成績やら、ライバルの数やら……。友達に頼んでダミーで数を増やしたり、もうすさまじいです。
もう半分は、割とストレートに法学部や経済学部や医学部に進んでしまう人々なので、今日という日のことすら忘れているかもしれませんね。あ、でも自分の成績は気になりますね。

夏休みの学習・まとめ
[2008年08月23日(土) ]

 以上、「夏休みの学習」として挙げたものは、夏休みにかかわらず、一年生の皆さんが「他のみんなに差をつけて、先取りで受験勉強をしたい」と思った時にやるべきこと、です。
 学校が始まってからも、時間に余裕があれば、少しずつ、興味のある教科や分野からトライしてみてください。直接には学校の成績とは結び付かないかもしれませんが、二年、三年になって本格的に受験勉強を始めた時の、スタートラインが全然違ってきます。基礎学力で底上げされている、というのは強いもの。
 夏休みで「毎日少しずつでも勉強する」という習慣を作れれば、さらに心強いですね。その精神力は受験に関わらず、一生モノの宝になるはずです。
 つい怠けてしまったり、サボってしまったり……そういう弱い心と闘って、それでも、たまには「今日くらいは」と上手く自分にご褒美をあげられたり、そんなスマートな自己管理を、これを機にマスターしてみてください。
 夏休みは終わっても、受験勉強はまだまだ始まったばかり。頑張ってくださいね!

夏休みの学習・モデルプラン国語編5
[2008年08月22日(金) ]

 さて、国立大学などを狙っている人は、国語の「記述式問題」にも慣れたい、という野望を抱いているかもしれませんね。
 正直、記述問題の採点では、自分ではどうしてもできないものですから、塾の先生や学校の先生などと相談して、個別に採点してもらえるという話を取り付けなければなりません。
 その際、赤ペンを入れて返してくれるだけの先生ではなく、一緒に話しながら、ダメなところやいいところを指摘してくれて、納得いくまで問題について話し合ったり質問したりする時間を十分に作ってくれるような先生がいいですね。
 人と話し合うことで、自分一人では見えなかった問題の裏側や自分の解答のクセなどが明らかになってきます。先生の側にも、いい訓練になるはずです。遠慮せずにバンバン頼んでみましょう。それでウザがるような先生は、元より高飛車で情熱がない、ダメダメな先生なのですから、あなたが気にする必要はなく、さっさと他のアテを見つけるまでです。
 先生に答えを持っていく際、完成された答えだけではなく、思考錯誤した下書き段階や、本文のどこを参照したのか、どのように考えてその答えを出したのか、などのメモ(自分が解読できて、説明できれば構いません)を残しておくと、話がスムーズです。
 とにかくたくさん解答してみて、「記述問題」に対する尻ごみや面倒くさいと感じる気持ちを払拭するだけでも意味は大きいです。
 余裕のある人は、ぜひトライしてみては?

夏休みの学習・モデルプラン国語編4
[2008年08月21日(木) ]

 いくら夏休みといっても、古文や漢文(まぁ漢文は古文より覚えることがさらに少ないですけど)にばかり時間を割くわけにはいきませんから、「この夏で古文文法は完璧にしよう!」などと意気込まなくて大丈夫。少しでも、できる範囲で知識を増やしていこう、というスタンスで構いません。
 国語はそれくらいの緩い構えがちょうどいいと思います。
 ガチで勉強する時間は、ほかの教科に取っておいて。

 現代文の読解訓練は、特に自習ですべきことでもないと思いますが、どうしてもやりたい、と言う人は、現代文の問題集も出ていますから、一日一文章、くらいで取り組んでみてはどうでしょうか。
 毎日新聞を読んで基礎知識を仕入れることも大切ですし(毎日「日本語を読む」ことは大切です)、高校生向けに優しく解説し直された哲学書などを読んでみると、現代評論文特有の「専門用語」みたいなものが、うっすら理解できるようになるかもしれませんが、やっぱり好きな人向け。
 無理してやることではありません。現代文の勉強が趣味なんだ、くらいの人は、他の教科や他の勉強の合間に、息抜きとしてやってみるくらいでOKでは?

夏休みの学習・モデルプラン国語編3
[2008年08月20日(水) ]

 この、古文や漢文の文法事項は、割と覚えることが限定的に決まっていて(英語ほど膨大ではなく)、それでも結構大変なので(後回しにしていると、マスターできないまま受験突入、ということに……)、早め早めに、学校や塾で習っていなくても、好きならどんどん先取り学習してしまって構わないものです。

 古文単語は英語の単語と同じように、単語帳を使って学習しましょう。ただ、英語と違って、スペルと発音の不一致、といったことはあまりありませんから、何度も単語を書いたりする必要はありません。それよりは、単語と意味を何度も確認すること。電車の中やトイレの中などで繰り返し繰り返し、単語帳の意味の部分を隠して意味がわかるかどうか、という練習を、できるだけ頻繁に行うことです。

 文法は、文法が一冊にまとまっている問題集や参考書を買って使ってもいいですし、英語ほどごっちゃになりやすい訳でもないので、学期ごとに分断されている塾のテキストなどでも全然構いません。ただ、塾のテキストは、「講師の説明が加わって初めて完璧になる」といったような、説明の少ないものもありますので(薄いのはまずダメ)、そういうものは自習には向いていません。

夏休みの学習・モデルプラン国語編2
[2008年08月19日(火) ]

 漢字や四字熟語を覚えるなんていうのは、受験というより一般教養であって、それだけをやったからといって「国語の勉強した」なんていうのは正直おこがましいです。国語の得意な人には、すでに大部分マスターできている部分でしょうし、漢字や四字熟語の知識は、大人になって就職試験なんかを受けるときにもつきまとう一生モノの、いわば「立派な大人としての常識」みたいなもの。
 その次のステップからが、真に「国語の勉強」と言えるでしょう。
 知らない漢字や四字熟語などがいっぱいある人は、それを人並に近づけるべく毎日の問題集トレーニングを怠ることなく、さらにもう少し、「受験勉強」っぽいことにもチャレンジしてみましょう。
 夏休みに取り組むものとしてオススメは、普段おろそかになりがちな漢文などの文法・構文を覚えること。漢文は上級以上の大学でしか課されないことが多いですから、そういう大学を狙っていない人は、代わりに古文を。単語や文法など、覚えることがたくさんありますね。
 古文、漢文、古文、漢文、と一日おきにやるのもオススメです。
 オススメは、学校のワークとして使いそうな薄い問題集。短めの文章とそれに関する問題がついていて、最後などにコラム的に、その文章に出てきた文法や構文をまとめてあるもの。
 一日一文章、という感じで、三十分前後で解答できてしまう手軽なものなのでお勧めです。

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