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プロフィール

◆社外からはZ会出版編集部,社内では学参開発課といわれる部署に所属。
◆理科書籍の編集担当。
◆書籍編集の過程や理科に関する情報を発信できれば,と思っています。

プロフィール

略歴

正八面体

[2008年06月30日(月) ]

遅ればせながら,最新(2008年度)の東大入試の数学の問題で,正八面体の問題が出たのを知ったこともあり,今日,正八面体をつくり,問題の状況を具体的に確認してみました。

作った正八面体を,後輩で,数学担当であるマツウラくんに見せたところ,「sugarさんらしいですね」と言われました。
おそらく「sugarさんらしい」≒「理科担当らしい」という意味で言ったのであろう,と解釈しています。

正八面体を初めとする正多面体の展開図は,このサイトにもあるようですが,僕は,まったく違う図を使って作りました。

ちなみに,うまく作るためのコツは,のりしろをたくさん確保することです。


今回の件は,数学の問題ではあるのですが,僕自身は理科担当なので,正八面体と聞いて,すぐに思い出したのは,理科絡みの知識で,磁鉄鉱の結晶。
磁鉄鉱とは,いわゆる砂鉄のこと。
正八面体は,実は,身の回りにいっぱいあるのです。

とはいえ,砂鉄の場合,たくさんあるにはありますが,小さすぎて,その形を認識できないことが多いですが…。

理科年表

[2008年06月29日(日) ]

昨日のブログには、地学担当としてのバイブルは、浜島書店の『地学図表』だと書きました。

そして、今日のタイトルの『理科年表』は、理科担当としてのバイブルです。

ただし、『理科年表』は、『地学図表』とは違い、写真がないので、眺めるだけで楽しい、といった代物ではありません。
が、『理科年表』には、さまざまなデータとして、できるだけ新しい、あるいは、より真の値に近いものが掲載されているので、仕事をする上では欠かせないアイテムです。

毎年買い換える必要はないと思いますが、これまた、一家に一冊は置いておく価値がある本だと思います。
高校生の間に、理科を勉強した証として一冊購入する、というのもいいかもしれません。

バイブル

[2008年06月28日(土) ]

いきなりですが,地学担当でもある僕の,地学担当としてのバイブルは,浜島書店の『地学図表』です。

たくさんの図解,多彩な写真,豊富な説明事項があり,とても重宝しています。
解決!センター地学T』を作る際にも,大変お世話になりました。

この資料集が,たった800円というのは,かなりお買い得です。
この低価格で,これだけ質の高いものを提供できる浜島書店は,スゴイ出版社だと思います。

ちなみに,この資料集は,地学を履修していない人が見ても面白いと思います。
是非,一家に一冊購入するよう,お勧めします。
その価値は,十分にあると思います。

ペットボトル

[2008年06月27日(金) ]

我が家では、飲料用の水は、柿田川でもらってきています。

水をもらう際には、容器を一旦、水でゆすいだ後、改めて水を入れるのですが、たとえば、ペットボトルに柿田川の水を少量入れ、振ってゆすぐと、今の時期は、ペットボトル内の気体の体積が減ります(ペットボトルが少し凹みます)。

初めてそのことに気づいたとき、「容器内の水に空気が溶けて、気体の体積が減ったのかな?」という疑問が頭をよぎりました。
かつて、炭酸ガス(二酸化炭素)を使って、そのような実験をしたことがあるからです。
そこで、真偽を確かめるために、容器内の水を捨てて、再度、柿田川の水を入れて振ってみました。
しかし、今度は、ペットボトルが凹みません。
つまり、「空気溶解説」は誤っていることがわかりました。

そこで、どのような原理で体積が減ったのか考え直してみたところ、この季節だと、柿田川の水は、冷たいと感じる温度であること、つまり、大気よりも温度が低いことに気づきました。

最初に、柿田川の水をペットボトルに入れる際には、もともとペットボトル内に入っていた空気よりも、水の方が冷たいのです。
このため、水を入れて振ると、ペットボトル内の空気は冷やされます。
このとき、外気圧(大気圧)は一定とみなせるので、シャルルの法則に従って、ペットボトル内の空気の体積が減るわけです。
その結果、ペットボトルが凹むのです。
ところが、その後、容器内の水を入れ替えても、今度は、容器内の空気がすでに冷やされているため、さらなる温度の低下は起こりません。
このため、ペットボトルは凹まない、というわけです。

そんなわけで、柿田川で水をもらう際には、いつも「シャルルの法則」を実感しています。

これが、冬季になると、今度は、柿田川の水の方が、大気よりも暖かいので、同じことをしても、ペットボトルは膨らむことになるはずです。

シャルルの法則は、定性的なことであれば、こんなふうに、簡単に実感(実験)することができます。
みなさんも、是非、試してみてください。

五月雨

[2008年06月26日(木) ]

沖縄では梅雨が明けましたが,僕が住んでいる静岡県東部は,まだまだ梅雨の真っ只中。
梅雨明けまでには,もう少しかかりそうです。

ところで,今日のタイトルの「五月雨(さみだれ)」とは,梅雨のこと。
梅雨は,旧暦でいえば,5月に降る雨なので,五月雨というわけです。

そして「五月晴れ(さつきばれ)」は,梅雨の合間の晴れ間のこと。

ついでに書いておくと,七夕は,旧暦の7月7日のこと。
新暦では8月に相当すると考えてよいと思います。

新暦で7月7日というと,沖縄以外は梅雨が明けていないことが多いので,七夕の夜に,晴れた星空を見るのは難しいですが,旧暦の7月7日ならば,梅雨も明け,きれいな星空が見られる可能性が高くなります。

僕自身,旧暦がすぐれていると思っているわけではありませんが,日本語や日本の風習の中には,旧暦と強く結びついたものが多く残っているので,その点は,大切にしていきたいなと思っています。

ちなみに,垂渓庵先生のブログによると,今日は旧暦5月23日だそうです。

アノマロカリス

[2008年06月25日(水) ]

今日は,東京から,オチアイさんが出張で本社に来ていました。

オチアイさんには,お土産として,2007年のセンター試験の追試験の地学Tの第3問Bの問題のことを教えてあげました。

その問題とは,アノマロカリスウミサソリハルキゲニア甲冑魚(カッチュウギョ)の4つの生物の図の中から,アノマロカリスを選ぶものです。
もちろん,問題文には,生物の名前は載っていません。

これは,かなりレベルの高い知識問題です。
「センター試験で問うのは無理がある」と思うほど,レベルの高い知識問題です。

ちなみに,この問題に限らず,センター試験の追試験は,問題のレベルが高いです。

ですので,センター試験では,追試験を受けなくても済むよう,本試験に備えて,しっかり準備をしておくようおすすめします。

岩石

[2008年06月24日(火) ]

現在,岩石に関する問題を作成中です。

問題をつくっていると,ふと,昨年の9月に家族で行った,福井県立恐竜博物館のことが頭に浮かんできました。

この恐竜博物館は,恐竜の骨(のレプリカ)が豊富に展示されています。
しかも,それだけでなく,岩石についても,様々なものが展示されています。

地学の教科書を見ると,岩石は,系統的に,きちんと分類できるかのように書いてありますが,実際に,様々な岩石を見比べると,よほど違いがはっきりしているものでもない限り,どこがどう違うのか,さっぱりわかりません。

恐竜博物館に展示されている多様な岩石を見ていると,教科書で扱う岩石が,いかに典型的で,部分的なものでしかないかを,思い知らされます。

そんなわけで,岩石(や恐竜)に興味がある人には,福井県立恐竜博物館はオススメです。
今度の夏休みにでも,是非,行ってみてください。

アサガオ

[2008年06月23日(月) ]

一昨日、娘(小学1年生)の参観日に行ってきた。

その際に見た授業は、「こくご」と「せいかつ」。
理科担当の僕が、より力を入れて見たのは、もちろん「せいかつ」の授業の方である。

「せいかつ」の授業は、アサガオの観察だった。

ツルの先端やつぼみを(子どもたちが)スケッチするのが目的だったのだが、その様子を見ていると、自分もスケッチをしたくなってしまった。
が、残念ながら、紙と鉛筆がなかったので、アサガオの観察だけで我慢した。

小学生の頃の僕は、「アサガオの観察なんて、大して面白くもない」と生意気なことを思っていたのだが、改めて見てみると、非常に面白い。

まず、気になったのは、つるの巻き方。
ほとんどのつるが、上から見て、反時計回り(左回り)になっている。
ただし、すべてが反時計回りではなく、ごくまれに時計回りのものもある
(四葉のクローバーぐらいの頻度だろうか)。

また、つるには、適度な密度で毛が生えているのだが、これはおそらく、巻きつく場所を探すために、触覚の役割をすると同時に、つるを巻きつけるに当たって、適度な摩擦を得るために有効な働きをするものだと思われる。

さらに気になったのは、枝の分かれ方。
地上1、2cmのところで、かなり枝分かれしている。
しかし、上の方では、それほど枝分かれしていない。
おそらく、これは、つるが巻きつくために、有効な形状なのだろう。

それから、他の植物がそうであるように、ほとんどの葉が、同じ向きを向いていた。
このことは、効率よく太陽光を利用するために有効である。


これらのことを、こっそり、わが子に伝えようと思ったのだが、スケッチに夢中だったので、あまり会話を交わすことができなかった。


おそらく、夏休みには、アサガオを自宅に持って帰ると思うので、そのとき、一緒に観察しながら、今回気づいたことを伝えると同時に、子どもと一緒にいろんな発見ができたらいいな、と思っている。

夏至

[2008年06月21日(土) ]

今日は夏至
1年で昼(日の出から日没までの時間)が最も長い日である。

しかしながら、例年、この時期は梅雨なので、「夏至は昼が長い」という印象が薄い気がする。


ところで、夏至は、1年で昼が最も長い日なので、日の出の時刻が最も早い日で、しかも、日没の時刻が最も遅い日のような気がするが、実は、厳密には、そうではない。

現在、日本(北半球)では、1年のうちで日の出の時刻が最も早い日は、夏至よりも1週間程度前であり、日没の時刻が最も遅い日は、夏至よりも1週間程度後である。


なぜ、このようなずれが生じるかというと、それは、地球の公転軌道の形が、完全な(真円)ではなく、太陽を焦点の一つとする楕円であるためである。


実は、南中時刻も、1年を周期として変化するのだが、この変化の原因も、地球の公転軌道が楕円であることにある。


ただし、地球が公転軌道として描く楕円の、円からのずれは小さい。
そのため、感覚的には、南中時刻はいつも正午であり、夏至は、1年で昼が最も長く、日の出の時刻が最も早い日で、しかも、日没の時刻が最も遅い日と思っておいて問題ない。
また、中学理科、高校理科(理科総合B・地学T)でも、そう思っておいて問題ない。

進化

[2008年06月20日(金) ]

人類の祖先に当たるのは「ホヤ」か「ナメクジウオ」かという論争にピリオドが打たれたようだ


ところで,この「人類の祖先に当たるのは,『ホヤ』か『ナメクジウオ』か」という表現は,正しくない。

せめて,「人類の祖先に当たるのは,『ホヤの仲間』か『ナメクジウオの仲間』か」のような表現にしなくてはならない。


人類の祖先に当たる「ナメクジウオ」の「仲間」は,あくまでも「ナメクジウオ」に「似た」動物であって,「ナメクジウオ」ではないからである。


また,人類が「猿」から進化したかのような表現を見かけることがあるが,これも正しくない。

「人類」と「猿」は,共通の祖先(「猿」に「似た」動物)をもつと考えられているが,「人類」が「猿」から進化し,「猿」は進化することなく「猿」のままなのではない。

現生の「猿」は,「人類」と共通の,「猿」に「似た」動物を祖先として,それから進化して「猿」になり,「人類」は,共通の祖先から進化して,「人類」になったのである。


だから,「猿」が進化して「人類」になることはない
(絶対にないかといわれると,自信がないが,確率的には,そのような進化はほぼ起こらないと言ってよいと思う)。


それから,「進化」というと,「進歩」という意味を含むと思われがちだが,「進化」は単に,「生物の『変化』」程度の意味しかなく,「進歩」と同値ではない。

ただし,「進化」によって「進歩」とみなせるような変化が起こることはある。
しかし,逆に,「退化」も「進化」の一種である。


おまけにもう一つ書いておくと,現在の生物は,すべて「進化」の「途中」である。
生物がいる限り,「進化」は止まらない。


ただ,人類が文明をもつ前の「進化」には,人為的な「進化」はなかったが,現在は,人為的な「進化(変化)」によって生まれた生物がいる。
このことよる悪影響が出なければいいのだが…。

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