理科や科学においては,「思考」や「試行」が大切。
そこで,日々の仕事や出来事の中での「思考」や「試行」のうち,役立ちそうなことを,
理科担当としての「指向」性にもとづいて書いていく予定です。
とはいいながら,単に自分の「嗜好」に走っているだけかもしれませんが…。
[2008年07月23日(水) ]
先日,ある仕事をしていて,3年程前(2005年11月)にmixiで書いた日記のことを,ふと思い出したので,転載しておく。
---
来年度の大学入試センター試験まで,あと2ヵ月ほどになった.
大学受験用の教材の作成の仕事に従事している僕は,当然,センター試験対策の教材も作っている.
センター試験といえば,マークシートだが,センター試験対策の教材を作る際に苦労することの一つに,選択肢(とくに誤答)の作成がある.
そもそも,間違え方というのは,個人差がとても大きい.
そういう意味では,誤答の選択肢をつくることはナンセンスだと思う.
しかし,センター試験がマークシートであり,しかも,会社として,センター試験対策を謳った教材を提供する以上,様々な誤答を考え,その中で最も適切な誤答(変な言葉…)を推測し,選択肢(誤答)を用意しなければならない.
ある意味,誤答をつくるのは,意地悪な作業だ.
しかし,良い誤答(選択肢)は,その後に正しい理解を得るための良き誘導へとつながると思っている.
少なくとも,自分の経験ではそうだった.
そして,そういう経験があるからこそ,誤答(選択肢)をつくるときには,慎重に思考を巡らせる.
果たして今回の誤答は良いものになっただろうか?
そして,誤答を踏まえて,正しい理解が得られるだろうか?
そう思いながら,今日もセンター試験対策の教材をつくっている.