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プロフィール

◆社外からはZ会出版編集部,社内では学参開発課といわれる部署に所属。
◆理科書籍の編集担当。
◆書籍編集の過程や理科に関する情報を発信できれば,と思っています。

プロフィール

略歴

過去

[2008年07月16日(水) ]

我々が知覚することは,すべて過去に起こったことである。

なぜなら,今,目の前で起こっていると認識していることも,厳密には,その現象が起こった点から光や音が目や耳に達するまでには,ほんのわずかではあるが,時間が経過しているからである。
(さらにいえば,光が目に,音が耳に達してから,そのことを認識するまでにも,ほんのわずかではあるが,時間がかかる。)

ただし,この時間差は,日常生活においては,1秒よりも遥かに短い時間なので,無視できる。

しかし,天体に関する現象となると,この時間差は無視できない。

たとえば,太陽から出た光が地球に達するまでにかかる時間は約500秒(=8分20秒)。
つまり,我々が見ている太陽は,500秒前の太陽なのである。

とはいえ,500秒も,1日や1年と比較すると,それほど長い時間ではない。
また,500秒程度では,太陽はそれほど大きく変化しないので,これまた無視してよい時間かもしれない。

が,太陽系外に目を向けると,やはり,この時間差は大きい。
たとえば,太陽を除く恒星の中で最も明るいシリウスまでの距離は8.6光年。
つまり,我々が見ているシリウスは,8年以上の前の姿なのである。
もしかすると,現在は,すでに超新星爆発を起こしてしまって,シリウスは存在しないかもしれない(なんてことはないと思うが…)。

あるいは,先日,見つかったモンスター銀河については,123億年前の姿を見ていることになる。
この銀河の現在の様子は,我々が観測できる様子とまったく違うだろう。
が,残念ながら,我々が,この銀河の現在の姿を知る手立てはない。