理科や科学においては,「思考」や「試行」が大切。
そこで,日々の仕事や出来事の中での「思考」や「試行」のうち,役立ちそうなことを,
理科担当としての「指向」性にもとづいて書いていく予定です。
とはいいながら,単に自分の「嗜好」に走っているだけかもしれませんが…。
[2008年07月10日(木) ]
今日,7月10日は,語呂合わせで「納豆の日」。
というわけで,今日は納豆に関する話題です。
納豆は,大豆が発酵したものなので,大豆を発酵させる微生物は,大豆に由来するかと思いきや,実は,そうではなく,大豆を発酵させる納豆菌は,稲の藁などに多く生息します。
このため,水戸納豆は,藁に包まれているわけです。
つまり,藁に包まれた納豆の藁は,納豆を製造する際に使われた藁なのです。
ここで,ちょっと気になるのが,納豆菌という名称。
藁に生息している菌であるにも関わらず,納豆菌という名称がついていることに対しては,若干,違和感があります。
「納豆をつくる菌だから納豆菌」と考えると納得できなくもないですが,そもそも大豆がなければ,納豆そのものをつくらないわけですから,納豆菌という名称は不適切な気がするからです。
ちなみに,納豆菌は,枯草菌の一種です。
「枯草菌」と聞くと,「草を枯れさせる菌」をイメージするかもしれませんが,「枯草菌」の「枯草」は,そういう意味ではありません。
藁などの枯草に住み着いているため,「枯草菌」と呼ばれているのです。
どうやら,生物の名称は,意味がわかりやすいようで,実は,誤解を生みやすいものも多いようです。
が,この誤解を解くことは,案外,生物を学ぶ上での面白さにつながるかもしれません。
少なくとも僕は,そう思っています。