理科や科学においては,「思考」や「試行」が大切。
そこで,日々の仕事や出来事の中での「思考」や「試行」のうち,役立ちそうなことを,
理科担当としての「指向」性にもとづいて書いていく予定です。
とはいいながら,単に自分の「嗜好」に走っているだけかもしれませんが…。
[2008年07月03日(木) ]
今日は,地磁気に関する問題を検討しています。
地球の磁場(地磁気)は,地球の内部に大きな棒磁石がある場合に生じる磁場で近似できます。
この棒磁石は,北極側がS極,南極側がN極に相当します。
(「方位磁針(磁石)のN極は北極から引力を受ける」ことから,
北極はS極であることがわかります。)
さて,この地磁気ですが,実は,つねに変化しています。
たとえば,地磁気は,弱くなったり強くなったりします。
ここ数百年の間は,地磁気が弱くなっていることがわかっています。
また,地磁気の極は,ふらついています。
コマを回すとき,その軸は,つねに鉛直ではなく,鉛直線を中心として,円を描くように動きますが(この動きを「歳差運動」といいます),これと似た状況が,地磁気の極についても起こっています。
さらに,地磁気は,N極とS極が逆転することもあります。
その周期は100万年程度といわれています。
このように,地磁気については,いろんな知見が得られてきてはいますが,「なぜ地磁気が生じるのか」という根本的なことについては,実は,まだ解明されていません。
しかしながら,その研究は着々と進んでいます。
この辺りの経緯について,興味があるようでしたら,『地磁気逆転X年』を読んでみるといいと思います。
ただし,その場合には,書店で探すよりも,図書館で探す方がいいかもしれません。
どうやら,重版未定のようなので。