理科や科学においては,「思考」や「試行」が大切。
そこで,日々の仕事や出来事の中での「思考」や「試行」のうち,役立ちそうなことを,
理科担当としての「指向」性にもとづいて書いていく予定です。
とはいいながら,単に自分の「嗜好」に走っているだけかもしれませんが…。
[2008年08月22日(金) ]
今週の火曜日のブログで,ライフパーク倉敷の倉敷科学センターのプラネタリウムに行った話を書きました。
今日は,倉敷科学センター(およびそれにまつわる話)について書いてみたいと思います。
倉敷科学センターには,科学,とくに物理に関する展示物がたくさんあります。
僕自身が一番面白いと思ったのは,「ジャイロであそぼう」というコーナーです。
ジャイロとは,コマのようなものです。
このコーナーでは,回転させたジャイロを両手で支えて,静止した回転椅子に座ります。
この状態からジャイロを傾けると,回転椅子に座った人が動くのです。
傾け方によって,椅子の回転の速さが変わりますし,傾ける向きによって,動く向きも変わります。
この現象は,角運動量保存則によって生じます。
僕自身,ジャイロの性質自体については,かなり前から知っていましたが,実際に体感したのは,これが初めてでした。
妻と娘にも,やり方を教えてあげたところ,楽しそうに遊んでいました。
その他にも,「ベルヌーイの輪くぐり」や「雲のリング」など,面白いコーナーがたくさんありました。
妻と娘も,さまざまなコーナーで楽しんでくれていました。
が,よく考えてみると,その多くは,僕の説明があったからです。
実は,自分たち以外の人の様子を見てみると,必ずしも,各コーナーの意図をわかっているわけではなく,見当違いなことをしている人も結構いました。
自分の近くにいる人(主に子ども)には,使い方やコーナーの意図を教えてあげたのですが,すべての人に説明することは,到底できませんでした。
とりあえず,「各コーナーの意図を理解し,正しい使い方で楽しむ」ことが,その場にいた自分の役割だと考えた僕は,できるだけ多くのコーナーで,正しい使い方を実践しておきました。
ちなみに,似たようなことは,倉敷科学センターだけでなく,他の「科学館」でも起こっていると思います。
作り手や施設の人は,子どもたち,あるいはその親たちに,できるだけ楽しんでもらいたいと思っていると思います。
少なくとも僕は,さまざまな工夫を凝らしたコーナーがたくさん用意されていることは,その証拠だと思っています。
が,それらの多くは,実は,説明なしで正しく使うのが,案外難しいのです。
一応,各コーナーには,簡単な説明があるのですが,それだけで正しく使える人ばかりではありません。
子供の場合はなおさらです。
せっかく「理科」や「科学」に関する現象に触れ,理解を深めるチャンスを,単に「楽しかった」という思い出だけで終わらせるのは非常にもったいないと思います。
各科学館は,施設の充実だけでなく,適切な指導員の育成にも力を入れるべきでしょう。
そんな話を,僕の右隣の席にいる,物理担当のムライさんにしてみたところ,この類の指導員のボランティアがあることを教えてくれました。
興味があるので,機会があれば,そのボランティアに参加してみたいと思っています。
もし参加できましたら,このブログで報告したいと思います。
| Z会のSNS パルティオゼットならもっと多くのユーザーで交流を深められるよ!コチラから参加しよう |