理科や科学においては,「思考」や「試行」が大切。
そこで,日々の仕事や出来事の中での「思考」や「試行」のうち,役立ちそうなことを,
理科担当としての「指向」性にもとづいて書いていく予定です。
とはいいながら,単に自分の「嗜好」に走っているだけかもしれませんが…。
[2008年07月24日(木) ]
娘の小学校では,プールに入る日には,起床直後の体温を測る必要がある。
体温の測定は,もちろん,体調を知るための行為だが,算数(数学)教育や理科教育における意味もある,と思っている。
最近は,デジタルの体温計が多いので,デジタルの体温計を思い浮かべながら読んでもらいたい。
体温計というのは,小数に触れる絶好の機会である。
とくに,低学年の子供にとって,体温は,最も身近な小数である。
このため,低学年のうちから,体温を自分で測るようにしておけば,小数に対する苦手意識を緩和できるのではないかと思う。
しかも,継続的に測定すれば,体温の変化を追うことができるので,簡単な計算ではあるが,小数どうしの引き算をすることも可能である。
これが,算数教育における,体温の測定の意味である。
それから,体温を測定することで,「温度」という概念の存在,「体温」の存在,さらに,「体温の値はどれくらいか」を知ることができる。
また,継続的に測定すれば,生体のホメオスタシスについて学ぶことも可能である。
これが,理科教育における,体温の測定の意味である。
もし,水銀の体温計を使うことができれば,目盛りの読み方も学ぶことができる。
このように,体温の測定は,教育的にも意味がある行為である。
しかも,決して難しいことではないので,教育の現場でも取り入れてみればいいのに,と密かに思っている。
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