理科や科学においては,「思考」や「試行」が大切。
そこで,日々の仕事や出来事の中での「思考」や「試行」のうち,役立ちそうなことを,
理科担当としての「指向」性にもとづいて書いていく予定です。
とはいいながら,単に自分の「嗜好」に走っているだけかもしれませんが…。
[2008年09月12日(金) ]
北京オリンピックの開催中に,「走り幅跳び」ネタでブログを書こうと思っていたのですが,夏休みを取っている間に,すっかり忘れてしまっていました。
ちょっと間が空いてしまいましたが,今日,「走り幅跳び」ネタで書いてみたいと思います。
走り幅跳びでは,踏み切りの際に,斜め前方に飛び出します。
このように,斜め前方に飛び出すような運動を,物理では斜方投射といいます。
つまり,走り幅跳びは,物理では,斜方投射の問題として扱うことができます。
斜方投射の場合の水平到達距離は,空気抵抗が無視できるとすれば,「初速度の大きさ」と「初速度の角度(水平となす角度)」で決まります。
また,水平到達距離を最大にする初速度の角度は45°であることが知られています。
そして,水平到達距離が最大になるような軌道をとるとき,軌道の最高点の高さは,水平到達距離の1/4に一致します。
たとえば,男子走り幅跳びの日本記録は8m25cmですが,この跳躍において,上記の軌道をとっているとすれば,この軌道の最高点の,地上からの高さは,2m以上ということになります。
このことから,一流の走り幅跳びの選手は,成人男子の頭の上を飛び越えるような高い軌道を描いて飛んでいることがわかります。
走り幅跳びというと,水平到達距離に目を奪われがちですが,鉛直方向の運動を考えると,改めて,選手たちのすごさを感じることができると思います。
いずれ,走り高跳びの選手の水平到達距離についても考察してみたいと思っています。
その結果もきっと,選手達のすごさを実感できるものだと思います。
考察する前から,結果が出るのが楽しみです。
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