ハエトリグモ(の目)は、「ピンぼけ」の度合いを利用して距離を測ることがわかった、との記事を目にしました。
写真を撮る際には、ピンぼけは大敵ですが、距離を測るのが目的であれば、必ずしもピントが合っている必要はありません。
とはいえ、人間のように目が2つしかない動物の場合には、ピンぼけを利用して距離を測るとなると、「見る」という行為と「距離を測る」という行為を同時に行うことができなくなりますので、ハエトリグモの方法は使えません。
一方、クモには8つの目がありますから、そのうちの一部を「距離を測る」ために利用しても、残りの目で「見る」ようにすれば、「見る」という行為と「距離を測る」という行為を同時に行うことができます。
ちなみに、ハエトリグモが「距離を測る」ために用いている目は、正面の2つだけだそうです。
人間のように、2つの目を使って、ピントを合わせることで、「見る」と「距離を測る」を両立させる場合と、ハエトリグモのように、もっと多くの目を使い、しかも一部はピンぼけを利用することで、「見る」と「距離を測る」を両立させる場合については、どちらがより仕組みとして簡単なのかはわかりませんが、後者については、今後、ロボットなどに応用される可能性があるそうですから、その過程で明らかになっていくと思います。
どういう結果が得られるのか、今から楽しみです。