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[2008年03月13日(木) ]
次女のためにZ会の高1コースを申し込んだ。
公立の発表は明日、進学する高校はまだ決まっていない。
しかし、もう次を考えている。
Z会の教材がくるまで何をしようか。
母親と一緒にシルヴァスタイン「ザ ミッシングピース」を読み始めた。
さて、入試のため高校が休みになり、続いて短縮日課となった長女はいかに。
京極夏彦をずっと読みつづけていたらしい。
7〜8冊はあったはずだが、読破したという。
「次何を読んだらいいかなあ?」なんていうから、
買ったばかりの伊坂幸太郎の「死神の精度」を取り出す。
「あ、それなら読んだ。おもしろかったよ。」
「でも、もっと読みでのある本を読みたいな。」
ならばと、酒見賢一の「陋巷に在り」を紹介する。
これなら13巻あるぞ、読みでがあるだろう。
でも、後でしまったと思った。
小説ばかりでなく新書を読ませたいのではなかったか。
いや、本を読むのもいいが、勉強はしなくていいのか。
少し反省。
母親と次女の「ザ ミッシングピース」に対し、
父親と長女の「陋巷に在り」
らしい組合せではある。
[2008年03月12日(水) ]
田中貴子さんのブログが久しぶりに更新された。
昨年12月23日、病状報告を最後に更新されていなかったので案じていた。
面識はない。愛読者の一人に過ぎない。
田中貴子さんは刺激的な文章を書く。
それは、ブログを確認してもらえばわかる。
ここで、大学教授の本音を受験生に紹介するのも悪くはないだろう。
<夏への扉再び――日々の泡:田中貴子ブログ>
http://blog.goo.ne.jp/ayakashi1154/
高校生に勧めるなら、「古典がもっと好きになる」(岩波ジュニア新書)、
「日本古典への招待」(ちくま新書)あたりが妥当だろう。
だが、敢えて「検定絶対不合格教科書古文」(朝日選書)を勧めたい。
「稚児のそら寝」の稚児の意味、高校生には衝撃であるはずだ。
しかし、性風俗も含めてでなければ古典の世界は理解できないと思う。
無毒化した古典ばかり教えるからつまらない。
田中貴子さんの指摘に同感である。
(田中貴子さんには「性愛の日本中世」なんてすごいタイトルの本もある。)
ここでは、「<悪女>論」について私がかつて書いた文章を抜粋しよう。
探し求めていた<悪女>にようやくめぐりあうことができた。
とはいっても、生身の肉体をもった<悪女>ではない。
田中貴子論じるところの<悪女>である。
―――以下、本書の入手についてのエピソードであり省略―――
<悪女>とは、称徳天皇、染殿(清和天皇の生母)、道成寺縁起に語られる清姫をいう。
称徳天皇は道鏡にたぶらかされて皇統を危うくした<悪女>として名高い。
称徳は、それ以前の女帝が、子や孫が皇統を継ぐまでの中継ぎとして即位したのと異なる。
皇位につくことにより、結婚し、子供を作ることを暗黙のうちに禁じられた。
では、なぜ称徳は皇位につかなければならなかったのだろう。
それは、藤原氏が無理をして立后した光明子の子であったからである。
しかし、称徳は道鏡と出会い、藤原氏の影響を排そうとするようになった。
女性を貶める方法として性的な噂を広めることは昔から有効であったらしい。
かくして、藤原氏は称徳天皇没後、道鏡を追放し、
これを正当化するために称徳天皇と道鏡の醜聞を喧伝した。
いわば、称徳天皇は藤原氏のセクハラによって<悪女>とされた訳である。
<悪女>とは男達の身勝手が作り上げたものと著者は断じている。
語り口はあけすけだが、論旨が明快で気持ちがいい。(2001.1.9)
[2008年03月11日(火) ]
昨日、東大・京大の前期合否発表があった。
マスコミは風物詩的な取り上げ方をする。
しかし、当事者ならば季節の話題で済むわけがない。
合格者と不合格者の明暗は対照的である。
だが、合格者と不合格者の距離は著しく小さい。
国公立大学はセンター試験と個別試験の点数を合計して合否を決める。
その際、センター試験の点数は圧縮されることが多い。
たとえば、東大の場合、900点満点は110点に換算される。
つまり、センター試験の1点は0.122点にあたる。
今年の文Tの合格最低点は 347.4778と発表されているようだ。
<タカバタケさんのブログ参照>
http://www.zkaiblog.com/jr07/archive/248
347.46点で不合格だった人がいるかもしれない。
両者の学力差は明確といえるだろうか。
採点の揺れが作用したかもしれない。
配点が違っていれば結果は別であったかもしれない。
それでも合否は厳然と決まる。
受験生にはそれを受け止める覚悟がいるだろう。
だから、合格に届かなかった人に下手な慰めはやめよう。
惻隠の情をもって慎む、これを合格者に望みたい。
[2008年03月10日(月) ]
高校入試が終わった。
結果に対する気がかりより、解放感のほうが勝っているのだろう。
次女は土・日、控えていたファッション雑誌を買い、CDを聞き、ケーキを焼いた。
(併願の私立は合格しているという安心があってのことかもしれない。)
さて、次は長女の大学受験である。
わが家に家業や家産があるわけではない。
進学し就職する、それが最も考えやすい将来である。
長女もそう了解している。
だが、まだ本気モードにはなっていない。
大学受験となれば、本人の問題。
親の出るまくじゃない。
あまり親が先回りしても、かえって本人のやる気をそぐだけ。
だから、さりげなく新聞の入試関連記事を広げておいたりするのだが、
長女は一瞥もなくバサバサめくる。
[2008年03月06日(木) ]
次女の高校入試1日めが終わった。
1日めは5教科の試験。
2日めの今日は面接試験である。
妻は持ち帰った英語の試験問題を見たらしい。
書き込まれている解答の誤りに気づき、それを指摘したという。
してはいけないことだ。
まだ、面接を残している。
気分を萎えさせてはならない。
次女は落ち込んだようだったが、食事の際にはやや立ち直ったという。
次女のいないところで妻を戒める。
風呂から上がった次女は
さっぱりした表情で面接対策をして欲しいという。
「志望動機は何ですか」
「入学したら何をしたいですか」
「将来の希望は何ですか」
言いよどむこともあるが、前向きな抱負を答える。
もっと正直に、率直に答えても大丈夫だと伝える。
飾らずにありのままをみてもらえばいい。
娘の面接ではあるが、娘ごしに私の幾分かも評価されることになるのだろう。
ふと、そう思った。
[2008年03月05日(水) ]
今日、明日が静岡県の公立高校の入試日である。
昨年まで前期、後期と入試日が分かれていたが、
今年から一本化された。
志願倍率は1.1倍とか1.2倍といった程度だが、
それでも10人に1人か2人が合格できないと思えば、
受験生本人・家族は気が気ではない。
次女にとっては最初の試練なのかもしれない。
昨年夏、県大会を最後に部活を引退し、
以来、怠りなく勉強してきた。
ここのところ、まず自分で理科や社会の問題集をやり、
私が答をチェックするとともに間違ったところを説明する
という形で勉強を見てきた。
まだまだ不十分なところはある。
英語担当の妻も同様に感じているようだ。
それでも、努力は認める。よくがんばった。
朝、夫婦で次女を見送り
「気をつけて行きなさい」と声をかける。
「行ってきます」という次女の顔は晴れ晴れとしている。
でも、そこに長女はいない。
入試日なので高校は休み。まだベッドの中である。
[2008年03月04日(火) ]
池谷裕二著「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」を娘の机に置いた。
いまのところアタリは感じられない。
伊坂幸太郎、畠中恵、乙一なんかはすぐに食いついてきたのにな。
京極夏彦はエサにしていないのに、書棚から抜き出して読んでいる。
まだ、「狂骨」ではあるが‥‥。
子どもが本好きに育ってくれたのは親としてうれしい。
ただ、読む本が小説ばかりでは困る。
いろいろなジャンルの新書類を読むと世界が広がる。
池谷裕二「カタカナ英語」にはくいついてこなかったが、
「記憶力を強くする」「進化しすぎた脳」を読むよう勧めてみようか。
脳は忘れるようにできていると知れば、安心できよう。
一夜漬けで詰め込んだ知識は短期記憶にとどまり、
長期記憶として定着させるためには繰り返しの学習が必要である。
そして、情動を伴う記憶は定着しやすい。
つまり、面白いと思ったり、問題がとけなくて悔しいと思う心の動きが重要なのである。
受験生が知っておいて損のない話だ。
それに脳の話は入試の現代文にもよく出る。
いずれ茂木健一郎も勧めようと思うが、まずは池谷裕二からだろう。
[2008年03月03日(月) ]
池谷裕二著「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」を買う。
英会話を始めようなんて無謀を企てたわけではない。
池谷裕二のブルーバックス前2作「記憶力を強くする」「進化しすぎた脳」がおもしろかったので読むことにしたまでだ。
全く英会話力の獲得など目指さない私が読んでもそれなりにおもしろい。
「ローマ字表記が英語の発音に対応していると思ったら大間違い」
という部分で膝を打つ。
saturday nightは「猿でない」と聞こえる。
二語を続けて発音すると一語一語の発音と異なる場合がある。
これをリンキング、フランス語でリエゾンというらしい。
わが家の英語指導主任である妻曰く
「フランス語学習でリエゾンは必須なのに、英語の授業ではちゃんと教えていないのよね」
ざっと1時間ほどで読了。
受験生に勧めるような本ではないのかもしれないが、
ひょっとしたらリスニングのヒントになるかもしれないと思い、
娘の机の上に置く。
<池谷裕二「カタカナ英語でもいいんじゃない?」>
http://gaya.jp/english/katakana.htm