部活が終わり、支障なく受験勉強に専念しているはずの長女。
「今年の夏休みは、受験勉強以外にすることがなくてつまらない。」
なんていい方をするから、すかさず妻のカウンターパンチが飛ぶ。
受験勉強以外にやることがないなんて、考え違いもはなはだしい。
玄関前・風呂・トイレの掃除、洗濯・洗濯物を干す・たたむ
買い物、食事の用意・後かたづけ、ゴミ出し
ふだん、親がやってくれるからといって、
自分のやるべきことではないと考えているとしたら大きな間違いだ。
子どもが何もできない幼児なら、一切親がやる責任があろう。
しかし、親と背が並ぶほどになれば、応分の家事を負担して当然。
つまり、少しは手伝えということだ。
わが家から都内の大学なら通えないこともない。
通えないこともないが、通学のための時間は相当かかる。
大学入学を機に家を離れ、一人暮らしをする。
その可能性も考えておいたほうがいい。
いずれは、親を頼らずに生活しなければならないのだから。
大学入学のための準備、それは自立のための助走である。
自分で生活をする覚悟、そして能力をもつことは絶対必要である。
これは私の意見だ。
えらい方向に話がいってしまったと困惑顔の長女。
「一人暮らしかあ、できるかなあ。」
大学入学時に家を出て、もどることなく就職、そして結婚。
私も妻もそうであったように、十分ありうる話だ。
そうなれば、一緒に暮らせる時間は、大学に入学するまでの数か月しか残っていない。
今のうちに母親からたくさん学んでおくといい。