学部(学士課程)教育を根本から見直すよう、大学への圧力が強まっているのだという。
http://www.asahi.com/edu/university/zennyu/TKY200806230121.html
どこが圧力をかけているかというと、中央教育審議会や経済産業省である。
どんな圧力かというと、社会人としての基礎力を学生に教えろという圧力である。
社会人の基礎力とは、コミュニケーションスキル、情報リテラシー、自己管理力などである。
コア・カリキュラムを定め、学生の水準がどの段階か判定する点検表をつくり、
社会人基礎力が客観的に一定の質を保つよう迫られている。
コミュニケーションスキル、情報リテラシー、自己管理力。
社会人の基礎であることに異論はない。
しかし、それは大学教育に求めるべきことだろうか。
大学が定めた単位を履修していくうちに、コミュニケーションスキルが身につく。
情報リテラシーに明るく、自己管理力を備えた社会人のできあがり。
本当にそれが可能だと考えているのだろうか。
社会人の基礎力。
それは生活するうちに身につけるべきものと思う。
大学も学生にとっては生活の場であるから、責任の一旦は担うべきかもしれない。
しかし、すべてではないはずだ。
社会それ自体が教育機能を失いつつある。
だから、大学といわず学校に過度に教育を求める。
そんなふうに思われてならない。
コミュニケーションスキルを鍛えるなら、
大学教授よりもっとふさわしい人がたくさんいるはずだ。