NEWTON6月号の特集はiPS細胞である。
http://www.newtonpress.co.jp/science/newton/index.html
iPS細胞とは万能細胞、つまり、どんな細胞にもなりうる細胞ということだ。
再生医療の可能性を切り開く学問のフロンティアといえるだろう。
NEWTONの図解や解説は予備知識の乏しい私にもわかりやすい。
ただし、iPS細胞について語るのは私の任ではない。
考えてみたいのは万能細胞を語る際のキーワード、可塑性という言葉だ。
可塑性とは「変われる」、「変えられる」ということらしい。
「変われる」というのはすばらしい。
誰もが「生まれ変われたら」と思う瞬間がある。
今の自分の境遇に満足がいかない。
あるいは今の自分自身を不満に思う。
どちらかの場合だろう。
しかし、実際にはiPS細胞のように自分自身を初期化してしまうことはできない。
将来、自分のクローンができるようになるかもしれないが、
それは同じ遺伝子をもった別人である。
過去は変えられない。
それはしょうがないものとして受け入れるしかない。
(歴史叙述は時に変わるが、過去が変わったわけではない。)
では何も変えられる余地はないのか。
そんなことはない。
今を変えれば、未来は変わる。
今を変えることによってしか、未来を変えることはできない。
高校生は十分に可塑性が高いといえるのではないだろうか。