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本の処分

[2008年10月31日(金) ]

昨日の夕食時、NHKの「七瀬ふたたび」を観た。
原作は筒井康隆である。
主人公の火田七瀬は、最初、「家族八景」という作品に登場した。
「他人の心が読める家政婦」を通して、八つの家族を描くという趣向であったように記憶している。つまり、家族のありようが主題であって、七瀬の超能力というのは、家族の心理を描写するための手段である。
「七瀬ふたたび」では、七瀬の超能力が主題になる。物語はスリリングになるが、私としては「家族八景」のほうが、好きだった。
さらに七瀬を主人公とした三作目が「エディプスの恋人」である。

長女が読みたいという。
「筒井康隆なら、お父さんが持っているはずよ。」と妻が答える。
筒井康隆、小松左京、星新一、半村良、平井和正など、
高校生のころから大好きで、文庫になるのを待ちかねて読んだ。
しかし、大半は大学卒業時に処分している。
筒井康隆はその後も読みつづけたので、十数冊はある。
七瀬シリーズもあるはずと思ったのだが、書架を探しても見つからない。
書架を作ったときも、納まりきらない文庫類を数百冊処分したが、
その中にあったのかもしれない。

最近、そんなことが多い。
東野圭吾の文庫数冊、比較的高い値がついたと喜んでいたが、
今、次女が東野圭吾を次々に買って読んでいる。
藤沢周平、まさか長女がはまるとは思わなかった。
「市塵」などを処分してしまった。

現在も書架をはみ出した本が食器棚やクローゼットを侵食中だが、
後々、「その本、読みたかった」と娘達が言い出すかと思うと、処分がためらわれる。
絶対に娘達が読もうとはしない専門書や史料集などを処分すればいいのかもしれないが……。

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