「お父さんは、受験のとき、どうやって日本史を勉強したの?」
高3の長女に聞かれた。
受験生のときは、あたり前に教科書・参考書を読んで、
ここが出題されたらヤバイという部分をノートにまとめたり、
問題集をやって、間違えたところを日本史事典で調べたりした。
(愛用していたのは、角川書店の「日本史事典」である。)
年代の暗記は大の苦手だった。
1221年承久の変、1331年元弘の乱、1441年嘉吉の乱とか、
1894年日清戦争、1904年日露戦争、1914年第一次世界大戦など
セットにすると憶えやすいものもあった。
一日でなし元の船(1274年:文永の役)
異な色の将軍吉宗(1716年:享保の改革)
語呂合わせも良くできたものは今でも記憶に残っている。
受験勉強というつもりもなく、歴史の本を読みつづけており、
それが理解のベースになっていた部分も大きかったと思う。
井上清「日本の歴史」、藤間生大「倭の五王」、小林行雄「古墳の話」、
石母田正「平家物語」、北島正元「江戸時代」、奈良本辰也「吉田松陰」、
安丸良夫「神々の明治維新」、大江志乃夫「戒厳令」、
遠山茂樹・今井清一・藤原彰「昭和史」、家永三郎「日本文化史」などの
岩波新書は週1冊のペースで読んだ。
それに、和歌森太郎の「日本史の虚像と実像」とか「酒が語る日本史」
といった歴史エッセイ(角川文庫だったと思う)も好きだった。
ここにあげた本は良書ばかりだと思うが、
今読むにしては古すぎるかもしれない。
いろいろな出版社が競うように新書で歴史の本を出している。
歴史用語が凝縮された教科書より、
一つのテーマを深掘りした新書のほうが読んでおもしろいのは間違いがない。
興味のあるテーマがあるなら、一冊読んでみるとよいだろう。
ただし、そのまま信じては痛い目にあいそうな奇説もある。
おもしろいと思っても、一度、教科書にもどる用心深さは必要である。