高校生ともなると夏休みの宿題で親を煩わすこともない。
と、以前書いたが、ここにきてそうともいいきれなくなった。
昨日、夜遅く、次女が海堂尊著「チーム・バチスタの栄光」(宝島社文庫)の下巻はどこにいったと聞いてきた。
これから、読書感想文を書くのだという。
リビングの食器棚がいつのまにか本棚と化しているのだが、食器棚は奥行きがあるため、本は前列・後列と二列に納まっている。下巻は後列にあった。
さて、「チーム・バチスタの栄光」。
著者が現役の医者だということで、病院内のようすや手術の場面は大変にリアルである。
読んでおもしろい作品だが、考えさせられることも多い。
死亡時医学検索(CTなどを活用して解剖をしないで死因を解明すること)の必要性など取り上げれば、硬派の読書感想文にしあがるのかもしれない。ただ、この著者には「死因不明社会」(講談社ブルーバックス)があり、死亡時医学検索を正面きって論じているのはこちらのほうだ。
もっとも、「チーム・バチスタの栄光」の作中人物が狂言回しをつとめるというブルーバックスらしからぬしかけがあり、「チーム・バチスタの栄光」の読者には親しみやすいと思う。
次女に「死因不明社会」も読んで参考にしたらと勧めようかとも思うのだが、おせっかいが過ぎるだろうか。