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[2008年02月27日(水) ]
昨日は雨降る暗がりを帰った。
それなのに、「雪未だ降りやまず」というフレーズを頭から拭い去れなかった。
ニ・ニ六事件を想起していたからである。
「雪未だ降りやまず」とは、青年将校に率いられた兵士たちの証言集、
サブタイトルに「続ニ・二六事件と郷土兵」とある。
埼玉県史編纂の一環として刊行されたのは、もう20年以上も前だ。
読んだときの戦慄を今も忘れない。
ニ・ニ六事件、その評価をしようとは思わない。
ただ痛ましいと思うばかりだ。
青年将校に率いられた兵士のことである。
初年兵、20歳そこそこという若さでクーデターに荷担した。
上官である青年将校の命じるままに。
クーデターは失敗、
青年将校は自決、あるいは処刑された。
兵士については原隊復帰すれば咎めずと告知された。
しかし、その結果はどうであったか。
過酷な転戦を強いられ多くが戦死した。
生還した兵士たちの証言は歳月を経て生々しい。
固有名詞を凝縮した教科書の記述からは伺い知れない歴史がある。