昨年度から始まった文部科学省の全国学力テストですが、昨年の反省に基づいて昨年より早いタイミングで今年度の結果が公表されました!
大阪府は、2年連続で全国平均を全分野で下回ってしまいましたね・・・残念な結果です。橋下徹知事もお怒りのようですが、その気持ちは十分理解できますね。
学校ではやはり難しいようなら、塾に任せてもらっても構いませんが・・・なんて思ったりもします。
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また低位大阪ショック・・・学力テスト結果公表(読売新聞)
「早寝早起き」福井好成績
29日に公表された文部科学省の全国学力テストで、初年度の昨年に引き続き明らかになった自治体間の「学力差」。2年連続トップクラスの秋田県では、今回の好成績にも注文をつける一方、全分野で最下位だった沖縄県は、全国平均との差が縮まったため、「子供たちは頑張った」と肯定的に受け止めた。成績アップを目指しながら、成果が出なかった自治体も多く、明暗が分かれた。
小学校の国語、算数と中学の国語、数学の8分野のうち、5分野で全国1位となるなど2年連続で全国トップクラスの学力を示した秋田県。29日、記者会見した同県の根岸均教育長は「順位に一喜一憂することなく、課題克服に活用したい」と冷静だった。
課題としてあげたのは、小学校算数Aの問題「3+2×4」。正答率は92%(全国平均71%)に上ったが、「全員が正解できてほしかった」と注文をつけた。
福井県はすべての分野で3位以内に入った。全国学力テストと同時に行われた学習状況調査では、早寝、早起きをしている児童、生徒の割合が全国平均より高く、県教委の加藤良子企画幹は「生活習慣が身についているから、家庭でもきちんと学習でき、好成績につながった」と分析した。
一方、大阪府の綛山(かせやま)哲男教育長は「前回より今回のほうがショック。低位で固定化していることがはっきりした」と厳しい口調。小学校の計4分野の順位は34〜45位で、昨年の41〜45位からやや上昇したが、中学校は4分野とも43〜45位で昨年と同順位にとどまった。担当者は「小学校が改善したように見えるが、誤差の範囲内。少し対策を取れば学力が上がるという楽観論もあったが、甘い考えは吹っ飛んだ」と話した。
高知県は2年連続で中学の全分野で46位。1月に県教委職員を秋田県に派遣。家庭で勉強している児童、生徒の割合が低いことがわかり、放課後に勉強の相談に乗れるよう、退職教員ら30人を対応の必要な学校に重点配置した。県教委小中学校課の笹岡康典課長補佐は「今後、効果が出てくるはずだ」と期待する。
沖縄県も昨年、5〜16ポイントも開いていた全国平均との正答率の差が、今年は8分野のうち6分野で縮まり、仲村守和教育長は「粘り強く問題を解くよう子供たちに呼びかけた。それが全国との差を縮めた一番の要因では」と笑顔を見せた。
近畿内でも“格差”
近畿では、奈良県が昨年同様、小中ともすべてで全国平均を上回り、好成績をキープ。京都府も応用力を問うB問題では、すべて全国平均を上回り、小学校の国語B、算数Bはベスト10に入った。兵庫県も、おおむね10番台だった。一方、滋賀、和歌山両県は、B問題については、すべて全国平均を下回った。
「このざまは何か」橋下知事
大阪府の結果が2年連続で全国平均を全分野で下回ったことについて、橋下徹知事は「去年、原因を分析して対策を取ったはずなのに、このざまは何なのか。教育委員会は最悪。抜本的にやり方を改めてもらわないと困る」と、府教委を批判した。橋下知事は放課後学習導入などを提案してきた。「僕の提案を教員は越権行為だと批判するが、『まずやることをやってから意見を言え』と言いたい」と話した。
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全国学力テスト:「このざまは何だ」 大阪府低迷、橋下知事が教委批判(毎日新聞)
文部科学省が29日に結果公表した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、大阪府は小中学校の国語、算数・数学とも基礎を問う「知識」(A)と応用力をみる「活用」(B)の双方で2年連続で全国平均を下回り、34〜45位に低迷した。改革で「教育日本一」を目指す橋下徹知事は「教育委員会には最悪だと言いたい。さんざん『大阪の教育は違う』と言っておきながら、このざまは何なんだ。抜本的に今までのやり方を改めてもらわないと困る」と府教委をこきおろした。
府教委は41〜45位に終わった昨年の結果を受け、今年の全国学力テストまでに教員向けセミナーを開き、学力向上担当教諭の各校配置などを提案した。だが、取り組みは市町村教委や各校に委ねられ、同府豊中市の主婦、末永尚子さん(42)は「補習のため放課後に先生が待機する学校があると聞いたが、長女の中学にはない。対策は学校に任せず、横断的にノウハウを共有してほしい」と話した。
9月からは、橋下知事の学力向上策が実施され、政令・中核市を除く小中学校の全学年を対象とした放課後学習「おおさか・まなび舎(や)」と、小3〜中3を対象に特定教科だけの習熟度別授業が始まる。綛山(かせやま)哲男教育長は「学力課題の把握に努め、習熟度別授業などの充実で府民の期待に応えたい」と今後の方針を語った。
府北部の公立中学で国語を教える男性教諭(49)は「結果が出るたび、教育施策を変えられてはたまらない。現場が地道に積み上げてきた人間教育が壊されないようにしたい」とし、学力偏重に警鐘を鳴らす。また、ある府教委職員は「就学援助を受ける割合が全国より高いことなどを踏まえ、長い目で学校と家庭を変えていくべきだ」と語った。
◇小規模学級で細やかな指導−−好成績の秋田
平均点が小学校の4分類すべてでトップとなるなど、小、中ともに2年連続で好成績だった秋田県。会見した根岸均・県教育長は「数字に一喜一憂しないが、一抹の期待と不安があった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
昨年上位の成績を収めてにわかに脚光を浴び、教育再生会議をはじめ全国の教育委員会や議員ら約40団体が県教委を視察した。
比較的小規模な学校が多く、学校を挙げた熱心な指導が特徴。潟上市立東湖小学校(児童数141人)では、6年生が単学級の25人。月3回程度の少人数授業では、習熟度別に5人の班を五つ作って担任や教頭、低学年の教諭がそれぞれ指導にあたる。担任の岩野ひとみ教諭は「児童全員に目が行き届く。みんなでやるので、家庭学習の習慣も身に着くようだ」と話す。