こんにちは。中学入試国語田中です。
今回は、「言葉」についてです。
我が家で一番頻繁に使う四字熟語は「自業自得」じゃないでしょうか。
ことわざだと「身から出たさび」
【用例】
次男「今日学校で残されちゃって、遊ぶ時間がなかったよう」
母 「どうして残されたの?」
次男「宿題忘れたから」
母 「それって自業自得」
次男「ひどいや、お母さん
」
次男「あ~! ゲーム機踏んじゃった!」
長男「部屋散らかしてるからだよ。身から出たさびじゃん」
次男「ひどいや、兄ちゃん
」
この他よく使われる言葉としては「後悔先に立たず」「馬の耳に念仏」「油を売る」「よそはよそ、うちはうち」(あ、これは違いますね)などがあります。
本当は、「目から鼻へ抜けるよう」とか「鼻が高い」とか「出藍(しゅつらん)の誉れ」とか使いたいのですけど。
さて、我が家の恥を好んでさらしたわけではないのです。
ことわざは使うべし、四字熟語は口に出すべし(「老若男女」言えますか?)です。
ことわざや四字熟語はZ会の教材でも教えていますが、読んだだけではなかなか身につきません。覚えた言葉はできるだけ使ってみることが大切。
「石の上にも三年なんだから、もう少しがんばったらどうだ」
「でも、好きこそものの上手なれ、って言うじゃないか」
「そのくらい節約しても、焼け石に水だから」
「まったく朝令暮改なんだから。ちゃんと決めてよ」
「ほ~、彼女ができたのか。タデ食う虫も好き好きだからな」
……さすがにこんな家はいやか。
しかし、声に出すことは大切です。漢字の読み方を間違っていたり、意味を勘違いしていることってありますから。子供であれば、「それローナクナンノじゃないから」と教えてもらえます。
大人になって言葉の使い方が間違っていても周りの人は
「それって……」
と思いながらも指摘してくれません(一国の首相だと新聞が教えてくれるみたいですけど)。私が遭遇した言い間違いは、
「コウがのったので、もう一曲」
コウ? 興(キョウ)ですよ、先輩。
「納期に間に合うよう、先方にダメ出ししておきました!」
ダメを出してどうする。念を押すのは「駄目押し」だろう。
「後悔後を絶たずですよね」
いや、限りなく後悔することもあるかもしれないけどそれって、「後悔先に立たずだから」
「いや~、お二人はお似合いのカップルで、まさに割れ鍋に綴蓋(とじぶた)ですよね」
おまえ、自分がそう言われたな。それは、理想的なカップルって意味じゃないんだよ。
などです。ああ、聞いている方が恥ずかしい
そういう私も、「魚心あれば水心あり(片方が親しい気持ちをもてば、向こうもそういう気持ちなるものだ)」を、なんかギブアンドテイク的な、賄賂とかおくるときなどに使うのかと思っていました。なんでだろう、「下心」と音が似ているからかな。
あとは、熟語レベルの語彙も増やしておきたいですね。
中学入試の問題文では、常用漢字(中学で習う漢字)にルビを振らない学校もあります。新聞などは常用漢字にはルビを振りませんから、そのくらいは日頃から読めるようにしておけ、というメッセージなのでしょうか。
となると「小学生新聞」はルビがついていますから、そればかり読んでいてはダメ、ということです。一般誌も読まないと。読めなかったら辞書を引くか、近くの大人に聞く。意味も確認しておく。
そうして少しずつ語彙を増やしていかないと、難しめの説明文を読みこなすことができません。
活字に限らず、ニュースで使われている言葉がわからなかったら、そのままにしないで誰かにきいてみることにしましょう。
もっといえば、
「食偽装問題ってどういうこと?」
「新型インフルエンザって何が怖いの?」
「解散総選挙って何?」
「お父さんはメタボなの?」
「先生にアラフォーって言ったら怒られたのはなぜ?」
くらいの問題意識をもっているとよいのですが(よいのか?)
ここらへんになると社会の領域にも入ってきますが、説明文のところでも言ったように、社会の問題は説明文の問題に密接に関わってきますから、アンテナは高くしておくにこしたことはありません。
そこから、自分の興味が広がっていくこともありますしね。
では