多くの方の間で囁かれている、某人気アニメ映画の都市伝説に関する考察について述べた話です。
あくまで「都市伝説」に関する私個人の感想であり、見解です。
「イメージを崩す」「子供の夢を壊すな」等の苦情のコメントは一切受け付けません、ご了承ください。
以上のことをご理解いただいた上で、「れっきとした大人が書いている記事」ということを前提にお読みください。
「となりのトトロ」が放送されるということで、金曜日はいち早く帰宅しました。
この作品は小さい頃から何度も何度も繰り返し観ており、台詞も覚えているくらい。
でも、雄大な自然、優しい人々、純粋な子供達……あの懐かしさと憧れと、手の届かない寂しさを感じたくて、展開が分かっていても、何度でも見たくなってしまう。
本当に名作だと思います。ジブリ作品だったらアレが一番好きなくらいです。
しかし、今回私が「となりのトトロ」を観たくてたまらない目的は、もう一つあったのでした。
明るく爽やかな物語、「となりのトトロ」。
実は、この作品に、ものすごく恐ろしい都市伝説が存在するのをご存知でしょうか?
前に働いていたスポーツクラブで、若いアルバイトの男の子に聞いて以来、怖くて、気になって、仕方がなかったのですが……その都市伝説とは。
「主人公の姉妹、サツキとメイは、実は映画の途中で亡くなっている。
トトロは子供にしか見えないお化けなどではなく、死神なのである」
という、ほのぼのとした雰囲気からはおよそ思いつかないような衝撃的な内容です。
えぇぇ?!ですよね……。
だって、ふたりとも最後まで元気に活躍しているし、どう見ても亡くなってなんかいません。
「嘘だぁ!」と信じない私に対し、彼が言うには、
1. 途中から、
メイの影が
消えている
2. そして、
サツキの影も
消える
3. 子供は見えるはずのトトロが、
隣人のカン太には見えない
4. ネコバスは魂を
あの世へ送るための存在
5. 最後のシーンで、お母さんには
サツキとメイが見えていない
以上の理由から、この都市伝説を肯定するのでした。
1と2は結構有名で、この都市伝説浮上のきっかけだそうですが、私が思うに、ただの描き忘れでしょう。
4は、理由としては薄い気がします。
想像ですし、この説が持ち上がった後に誰かが考えた後付けでしょうね。
ちなみに、上の5つ以外にも、
「オープニングのあの歌はあの世までの道筋を示している」
とか、
「お母さんの入院している七国山病院は、実は精神病院。
あの物語全てがお母さんの妄想」
とか、いろいろありますが、これもネコバスと同じ理由で、サツキ・メイ死亡説を裏付ける内容としては、少し厳しい感じです。
3は、トトロは実は「子供にしか見えない」のではなく、「死期の迫った人間にしか見えない」=死神、ということだそうです。
だからカンちゃんには見えないのだとか。
でも、サツキとメイに見えて、カン太に見えないのは、そういったおとぎ話に対する信仰心とか、純真な心とか、そういうものがカン太には欠如しているからではないかと思いました。
カン太は家の仕事も大変そうだし、現実的でしっかりしていそうな気がしますし、姉妹よりは“大人”なんじゃないかな……?
だから見えないのではないかと。
カン太に見えないから死神、っていうのも、ちょっと極論かな?って気がします。
しかし、問題は5です。
ネコバスに七国山病院のお母さんの元へ連れてきてもらった姉妹は、病室の真横の松の木で、お母さんを見守ります。
そこへ、松の木を見て、お母さんが一言。
「あら?今、そこの松の木で、サツキとメイが笑ったように見えたの……」
トトロやネコバスが「大人には見えない」存在でも、サツキとメイは生身の人間。
お母さんからは見えるはずなのに……何で見えていないんだろう?
また、「サツキとメイが笑ったように見えた」というのも、何だか意味深な気がして怖いです。
というわけで、とりあえず、否定できそうでできない、この都市伝説を検証すべく、録画もして、母とふたりで「となりのトトロ」の姉妹の影を、穴の開くほど鑑賞しました。
都市伝説浮上のきっかけとなった影の問題、結果は……よく分からなかったです。
姉妹以外の全ての人物で、誰でもそれと分かるほど影を大きく、しっかり描いてある場面と、靴の裏しか影が描かれていない場面と、影が全く描かれていない場面とがありました。
「途中から影がないから死んでいる」というように言えるほど、あるシーン以降突如ぷっつりと、姉妹だけの影がなくなる、ということはなかったように思います。
従って、姉妹がここで亡くなった、というような伏線も暗示もないですし、影の問題でサツキ・メイ死亡説を肯定するのはちょっと無茶かな?と考えました。私としては。
しかし、最後の松の木のシーンは相変わらず説明が付かない。
サツキとメイが笑ったように見えた、という言い方が、何か、娘達が生きているという前提で母親が父親に言う台詞ではないような気がするんです。
でもそれでは、話の最初からもう亡くなっている事になってしまいますが……。
まぁ、私が考えるほど、特に意味はないのかもしれませんが、それにしても意味深。
「ドラえもん最終話」「サザエさん最終話」等、いろいろな都市伝説がある中、トトロのこれはなんだか不思議で、怖くて、「馬鹿な……!」と一笑に付すことができない奥深さを持っている。
ここまで有名ではなかったら、こんな都市伝説も生まれないでしょうに……いろんな意味で考えさせられ、魅力のある、名作なんですね。
本当、相変わらず面白かった……。
個人的に一番好きなのは、カンちゃんが傘を貸してくれるシーンです。