2009.09.29 18:19



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に217日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。


 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。



 さて、TBSが問題を解決しないまま、200日間以上も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 地元の大学生たちを主体として運営される「社会起業支援サミット」も、10月に4都市で行われます。



 既に、下記のように参加予約サイトが完成していますので、ぜひあなたのブログやmixi日記で紹介し、広報を応援してあげてほしいです。



2009/10/03(土) 石川県 - 生涯学習センター

http://www.cccjp.org/event/ishikawa.php



2009/10/09(金) 群馬県 - 高崎経済大学

http://www.cccjp.org/event/gunma.php



2009/10/11(日) 鹿児島県 - 鴨池公民館・体育館

http://www.cccjp.org/event/kagoshima.php



2009/10/14(日) 滋賀県 - 立命館大学 琵琶湖草津キャンパス

http://www.cccjp.org/event/shiga.php




 なお、大分や青森、新潟、岐阜などにも地元の運営スタッフが集まりつつあるので、お住まいの県の運営ブログを「社会起業支援サミット」の公式サイトから探してみてください。



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2009.09.25 01:08



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に213日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。


 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。



 さて、TBSが問題を解決しないまま、200日間以上も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 mixiのメッセージで突然、女子大生からある映画のお知らせが届きました。

 それが、映画<特大>『ギャル男たちのマジでガチなボランティア』です。



 とりあえず、予告編がYoutubeにアップされているので、見てくださいな。







 ギャル&ギャル男、大集合ですね。

 いつも、どこか外見によって「下」「バカ」に見られがちな「ギャル系」ですが、ファッションの市場でもひときわ元気で、困っている人がいたら素直に手を貸す行動に出られる属性を持ち、頭でっかちに考えるよりも、とりあえず動き出そうという反射神経が良いのが彼らです。



 この映画の主人公たちであり、現在もチャリティ活動を続けているのが、学生医療支援NGO
「GRAPHIS」です。



 送られてきたメッセージを下記にお知らせしましょう。


「2004年に生まれたGRAPHISという学生団体。

 創設者の石松は設立当初、医大生の交流パーティーなどのイベントを

主催し、遊んでいた。

 しかし、いつからかそんなことが、つまらなくなっていた。

 きっかけは1通のメールだった。

 パーティなどの売上で貯めた150万円をカンボジアに送ると、

本当に小学校が建った。

 小学校が建つと、次の課題が見えてきた。

 カンボジアには医者がいない。

 ならば、カンボジアに病院を作ろう。

 しかし、そこからが本当の試練だった…

 この映画は、2007年の8月に行われたカンボジアスタディツアーという、

グラフィスが主催した参加者20名のツアーを密着取材。

 先進国で生きる実感が持てなかった若者と、海外援助に慣れているとも言える

発展途上国の恵まれない人が、ボランティアで重なる時、一体何が起きるのか?

 現代の日本の若者の姿を、海外ボランティアを舞台に描くドキュメンタリー」



 とりあえず、僕は10月17日の午後3時の上映会に足を運ぶ予定です。



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2009.09.22 13:34



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に210日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。


 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。



 さて、TBSが問題を解決しないまま、200日間以上も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その中の一つに社会起業家の存在があることはこのブログでさんざん書いてきましたが、地元の社会起業家の活動を広く市民に知らしめるためのソーシャル・アクション「社会起業支援サミット2009」が全国各地で行われています。



 これまで17県で開催されてきましたが、近く次の4つのエリアでも行われる予定です。



●2009/10/03(土) 石川県 - 生涯学習センター

●2009/10/09(金)群馬県 高崎経済大学 図書館棟1階 大ホール

●2009/10/11(日) 鹿児島県 鴨池公民館

●2009/10/14(日) 滋賀県 - 立命館大学 琵琶湖草津キャンパス



 他にも、新潟・大分・鳥取・岐阜・青森・長野などで地元のサミット運営組織が生まれつつあります。


 スタッフは、社会人から大学生までさまざまです。

 自分の住む県にまだサミット運営組織がない場合、僕がサミットを開催したい人向けにメールなどで相談に応じています。



 どこのエリアでも、最初はたった一人の発起人からサミット運営が始まります。

 粘り強くスタッフを集め、実現に少しずつ動いていけば、どこの県でもできるのです。



 今年の年頭から47都道府県のキーマンに声をかけてきましたが、なんとか全県の半分以上での開催が見込めそうです。



 昨年は早稲田大学1か所での開催でしたから、これは驚異的な展開です。

 大金がなくても、イベントのプロがいなくても、地元の社会起業家の方々にご出演いただき、その活動を知るチャンスは作れるのです。



 おかげさまで、Youtubeで「社会起業」を検索すると、その多くはサミットでのプレゼン動画やインタビュー映像がヒットするようになっています。


 これは、昨年では考えられなかったことであり、全国で地元の方々が立ち上がれば、Youtubeに日本の社会起業家のアーカイブが生まれ、増殖し、共有できるのです。



 あなたも是非、このサミットに参画し、運営スタッフになってみませんか?

 詳細&問い合わせは、「社会起業支援サミット」の公式サイトまで。



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2009.09.18 10:21



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に206日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。


 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。



 さて、TBSが問題を解決しないまま、200日間以上も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その中の一つに「社会起業家」の活動がありますが、11月21日の午後から翌22日午後3時に、京都の廃校になった小学校を利用した施設に泊まり込んで、社会起業を1泊2日で教えるオファーを僕は受けています。



★「綾部里山交流大学2009」11月講座

http://www.satoyama.gr.jp/topix/2009/07/200911.html



【問い合わせ】下記サイトの一番下に電話番号やメールアドレスがあります。

http://www.satoyama.or.jp/modules/bmsurvey/survey.php?name=gansyo





 1泊2日の集中特訓合宿セミナーになり、これまで東大での自主ゼミや産業能率大学の夏期講座などで単発でやってきた内容とは異なった実践的な内容になる予定。



 国内外の「社会起業」の面白さを伝えるのはもちろん、参加者各自の社会的課題に対する関心を掘り起こすモチベーション形成や、ソーシャル・マーケットの掘り起こし方、よくあるビジネスセミナーでは教えてもらえない商品広報術(20年間も新聞・雑誌・テレビのメディア業界を渡り歩いて得た実践ノウハウ)なども集中講義します。



 ちょうど土日のスケジュールなので、学生はもちろん、社会人や主婦の方も参加できますし、23日(月)も祝日なので京都散策もできますね。



 起業志願者、週末起業を考える方、社会起業家を目指すすべての方に、わかりやすく仕事現場で使えるノウハウを短期間に伝授します。



 こういうチャンスは東京にもありませんし、1泊2日食事付きの旅行と考えても格安ですし、京都の廃校を再利用してビジネスを行う実際の現場ノウハウを知ることができるメリットもあるので、全国各地からのご参加を楽しみにしております!



 社会起業支援サミットで、「社会起業」に関心を持たれた若い人も、今回のような安い受講料(※宿泊費を含む)のセミナーに、ぜひ参加してみてほしいですね。


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(※写真は、以前に綾部里山交流大学で講義した時の模様)



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2009.09.15 00:52



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に203日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、200日間以上も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その中の一つに「社会起業家」の活動がありますが、先日のフジテレビのテレビ番組『サキヨミ』では、「なかなか成功しない」と言っていました。



 そもそも、10年持ちこたえるベンチャーは10%程度というビジネス業界ですから、わざわざ社会起業だから難しいと言う必要性はありません。



 本当に「難しい」のであれば、そのソルーションこそ解説して打開策を打ち出せば公共放送らしいのに、そのへんが十分に語られていないんですね。



 もっとも、社会起業を語る文脈には、ビジネスモデルを中心に語られることが多く、社会起業のキーポイントであるところの「社会的弱者に対するコンパッション」が軽視されているのは、本当に困りものです。



 「社会的弱者に対するコンパッション(共感)」とは、社会の仕組みが悪いせいで「社会的弱者の立場を強いられている人々に対して、彼ら自身の望む思いに寄り添って生きていきたいという気持ちのことを意味します。



 たとえば、なかなか仕事を得られない、就職面接でも採用されにくい障害者自身が所得アップして人並みに結婚や恋愛をしたいと思えば、仕事をなんとかして「作り出す」必要がありますが、自分たちだけではいかんともしがたいという時に、彼らと一緒に腰を据えて自立できるだけの収入が得られる仕組みを創出していこうと思うのが、コンパッションです。



 コンパッションはあくまでも切実な社会的ニーズに対する「共感」であって、上から目線の「同情」ではありません。



 それは、あらかじめ「現状を打破して救われたい」と望む人と同じ志を共有すること、と言い換えることもできます。



 それゆえ、アバウトな「社会貢献」のために起業するのではなく、解決を待たれている切実なニーズ(=社会的課題)に悩み苦しむ当事者と一緒に、そのつらさを共有するところから、社会起業は始まります。



 逆に言えば、コンパッションなしには社会起業は成立せず、また持続可能にもならないはずです。



 ところで、市場の需要には「ニーズ」と「ウォンツ」という2つの異なった商品・サービスがあります。


 ニーズとは、それなしには生きていけない切実なもので、衣食住やトイレットペーパー、家電製品などを意味します。

 一方、ウォンツとは、なくても生きていくのに困らないけど、あったらあったで便利なものを意味します。

 音楽や映画などのアート商品や、タバコのような嗜好品、ブランド商品などがそれに相応します。



 ニーズのある商品に真っ先に群がるのは、所得層で言えば、中流以下の所得層です。

 ウォンツ商品に手を出せるのは、主に中流以上の所得層です。



 さて、社会起業家が切実な社会的課題を解決するためにビジネスを行うことは、どんな本にも書かれています。



 しかし、そこで紹介されている社会起業家たちを見ると、社会的ニーズというより社会的ウォンツの市場(需要)でビジネスを行ってる人たちが少なくありません。



 しかし、僕は思うのです。

 真っ先に称賛されるべき社会起業家は、社会的弱者の「ニーズ」に応えた人だろうと。



 社会が「弱者」として蹴落としていった人たち、たとえば、ホームレス、低学歴、被虐待児童、ネットカフェ難民、被差別部落出身者、限界集落の住人、みなし子、同性愛者、ニートなど、教育・福祉行政のダメさによって高所得の職場から追いやられ、中流以下の暮らしを強いられてしまっている人々は日本でも少なからずいます。



 社会的ウォンツなら、いくらでもあります。

 しかし、社会的ニーズの高いものほど、切実な問題を抱えています。



 切実さの度合いの大きなものほど、生死の危険を常に抱えているのです。

 僕はそうした社会的ニーズの高い場所で戦っている社会起業家にこそ、もっとテレビや新聞が光を当ててほしいと思うのです。



 もっとも、そのためには新聞記者やテレビ・ディレクターが自らの高収入を省みないほど、低所得を強いられている人たちの生活に密着し、「コンパッション」を実感しなければ、話が進まないでしょう。



 社会起業家について語る前に、解決を切実に望む人の声にじっくりと耳を傾けられるほどの関心を社会的弱者に持てるかどうかが問われているのです。



 苦しい人たちの話を聞くだけでも時間が奪われ、体力も消費し、資産も飛んでいきます。

 しかし、自分が貧乏になるのを恐れず、それができる人だけが、社会起業家が何かを伝えていけるのだろうと僕は思うのです。



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2009.09.11 18:18



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に199日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約200日間も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その中の一つに、「ユニークフェイス」の活動があります。



 顔に大きなあざがあるなどの「顔面」をめぐる困難には、人前に出ることが心理的にできなかったり、子どもの頃からじめられたり、就職面接で落とされるなどの「実害」がたくさんあります。



 こうした難題の解決に取り組み、当事者中心の支援活動をしてきたのがNPO法人ユニークフェイスで、代表はジャーナリストの石井政之さんです。



 彼は現在、浜松に住み、ユニークフェイス活動のさらなる発展のステージに進もうとしているわけですが、「顔面問題」についての最新情報はほとんど彼に集積されていると言ってもよく、僕自身、彼からいろんなことを教わってきました。



 その一つに、若い世代のユニークフェイス運動があります。



 今夜これから、そんな若いユニークフェイス当事者の出演する番組が放送されます。

 NHKの「きらっといきる」です。



 出演者は、氏家志穂さんという女性です。

 こうした若い世代のユニークフェイス当事者アクションが活発に展開されることは、より若い世代にもユニークフェイスとして生きやすくなるインフラや方法、居場所などが受け継がれてく可能性を感じます。



 ユニークフェイス当事者が自ら生きやすい社会を作り出すために、自らのあざを触ってもらったり、人前でこれまでの苦しかった経験を話す講演に赴くということがあります。



 こうした啓発活動はより広く行われていく必要があると思いますが、活動の輪を広げ、活動を持続可能にしていくためにも公益事業としてビジネスモデルを構築していくことかもしれません。



 社会起業シーンでは、ユニークフェイスに代表されるような「マイノリティ問題」を語られることがあまりありません。


 しかし、石井さんによると、日本でも100万人のユニークフェイス当事者がいると推測されるそうで、それは彼らの親や親族、親友等を含めると、潜在市場として数100万人以上の市場があるとも言えるのです。



 マイノリティ(社会的少数派)として差別されるのは、ユニークフェイスばかりではなく、ゲイや障害者など無数にあります。



 マイノリティも大同団結すれば、大きなうねりとなり、発言権を持つでしょう。



 いつか、マイノリティ・フェスティバルのような大きなイベントが行われる時代が来るのかもしれません。

 しかし、そうした構図を作っていくのは、若い世代なのです。

 そうした若い世代のために、何を伝えていくのか。

 それが、既に40代に入った僕の仕事になりそうです。

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2009.09.08 01:52



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に196日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約200日間も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その中の一つに、アーチストの存在があります。



 音楽、マンガ、映画、小説など、多くのアーチストは自分の作品を商品化しているわけですが、それに接しているだけでは、もちろん現実のつらさは何も変わりません。



 小説『蟹工船』を読み終えたからと言って、現実の貧困はそのままです。

 ネトゲ廃人のようにオンラインゲームで1日が過ぎてしまっても、そのユーザの悩みが解決できるわけではありません。



 しかし、アーチストの作品によって自分の気持ちが癒されたり、忘れていた感動を味わったり、嫌な気分を吹き飛ばすなどの心理的効用はあるでしょう。



 アーチストが変えるのは、そうした内面の世界です。

 すぐれたアーチストは、受け手に与えた変質を持続可能にします。



 たとえば、誰かの音楽で感動し、自分もミュージシャンを目指すという夢を獲得し、初めて自分の人生の意味を感じられるようになった人はいるでしょうし、くじけない心に憧れるようになって何度も読み返す漫画があるという人もいるでしょう。



 だから、アート作品が無駄だなんて、僕は思いませんし、積極的に消費者になることも悪いことだとは思いません。



 しかし、年を取り、大人になってくると、若い頃のように好きな作家の新刊本をチェックしたり、新譜CDをまめに買い込んだりはしませんし、「大人買い」だって、決まった傾向のものしかお金を出しません。



 アートが本来持っているワクワク感は、それに慣れてしまうと、それ以上のものを求めていくことに限界を感じますし、実際、作り手も年老いていくので、かつてのような興奮を持って受け入れられる作品を量産していくことは難しくなり、いつのまにか、本もCDも買わなくなっていくのが大筋の傾向なのです。



 昔の歌や、何度も読み返した本の中に「安心」のようなものを求めるのが精一杯なんですね。



 しかし、本当に新鮮な「わくわく」を感じられるソフトがあれば、買いたいというのも本音なのです。



 僕にとって、そんな作品(商品)は何だろうと考えると、「やればやるほど稼ぐ力が身につくゲーム」といったところでしょうか。



 英語が身につくといった学習教材代わりのようなゲームソフトはありますが、実際にはその英語を使ってこう稼げるということがシミュレーションでき、現実のビジネスにも十分に応用可能なゲームのスペックであれば、ない良いと思うのです。



 しかも、失業率が高まり、雇用ではなく、自営業による自助努力で人生を挽回せざるを得ない社会的弱者に対しては、ゲームをしながら稼ぐ力が実際に身につくゲームのほうが、ハローワークに足を運ぶ時間以外を有益に過ごせるように思うのです。



 ゲーム・クリエイターも昨今ではアーチストのような存在ですが、ただの娯楽ではなく、ゲーム代を払っても余りある収益をユーザに生み出せるゲーム商品を作れたら、画期的でしょうし、そういう気概をもったクリエイターがいれば、僕はいつでも一緒に組んでゲームを作ってみたい気持ちもあります。



 というのも、家出人の取材をしていた頃、いろんな家出経験者から具体的なサバイバルの方法を聞き出し、彼らの自立のプロセスこそが、ゲームのように面白く、かつ、有益なものだと気づき、彼らのノウハウがそのまんま資本主義社会を生き延びる方法そのものなのだという実感を得ていたからです。



 実際、財布にわずかなお金しかなかったり、あるいは無一文だったりする時に、あなたはどうやって生きていきますか?



 それを具体的なシナリオに落としこめるのは、そういう経験の持ち主から学んだ者だけでしょう。



 稼ぐ力とは、生きていける力です。

 そういう学びができるゲーム、やればやるほどこの社会で生きていける自信が身につくゲームというものを、オファーがあれば、作ってみたいものです。



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2009.09.04 22:43



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に192日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約200日間も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その中の一つ、社会起業家については、さんざん書いてきたので、今日は別のことを書きます。



 みなさんは、ノンフィクション取材を生業にしているフリーライターの仕事をご存知でしょうか?



 フリーライターというのは、特定の雑誌編集部に属さず、自分の足で取材したネタを持って雑誌に売り込み、記事を執筆してギャラをもらう仕事です。



 僕も10年以上、そのフリーライターをやっているわけですが、取材にかかる交通費や飲食費などの雑費の現金は、ほとんどが自腹です。



 しかも、1ページあたりのギャラは数万円ですから、1つの取材ネタで何ページも書かないと、飯の食いあげになるわけです。



 それでも多くのフリーライターは誰よりも先に新しい現象を発見し、誰よりも先に取材し、原稿を書くことで、社会がより良くなるコンテンツを提供します。



 もっとも、こうした仕事は体力勝負ですから、年を食ってくると、時間も労力も手間ヒマもかかるノンフィクション取材は続けられなくなります。

 そこで、僕も含めて、フリーライターの多くはべつの収入手段の開拓に乗り出すことになります。



 中には大学の先生になる人もいれば、取材なしで書ける小説の書き手に転向したり、マンガ原作者になる人もいます。



 僕自身もそうした転向を迫られる年頃になってきました。

 しかし、そうおいそれと移行できるわけではなく、少しずつ段階的にシフトしていくことになるでしょう。



 もっとも、収入手段よりも大事なことがあります。

 それは、収入や貯蓄の額面を上げることではなく、いつでも稼げるだけのスキルを磨いておくことです。



 先日、世間に出たことのない大学生が「フリーライターって食えるんですか?」と質問してきました。

 40歳を過ぎた大人に平気で失礼な物言いができるのが、世間知らずの若者の特権です。



 儲ける自信がないなら、フリーライターとして10年以上も続けられるわけがありません。



 実際、年収ベースで3000万円ほど行ったことがありますが、そんなことが実際に起こるのが出版業界という「賭場」なんですが、世間知らずのお嬢さんに言ったところでわかるはずもありません。



 スーツを着て、ネクタイを締めて、白髪でもはやしておけば、高収入の人。

 そういうイメージしか持っていないお子ちゃまに話してあげるほど世話焼きではないので、言いませんでしたが、スーツもネクタイも「それを着なければ生きていけない人」たちの拘束具です。



 いつでも自在にお金を稼ぎだせる自信のある人は、そういう表面的なお約束を守る必要がないのです。



 僕は仕事柄、普通の人なら腰を抜かしそうな桁違いの大金持ちに会うことがありますが、彼らは一様に質素であり、ふだんはまず高い服など着ません。



 いかにも高い服を着ていれば、「私は大金持ちです。犯罪者予備軍の皆さん、どうぞ襲ってください」と宣伝して歩いているようなものです。



 僕は金持ちにあこがれないので、彼らがどんな服を着ようとべつに気に止めませんが、その程度のことは気づきます。



 そういう表面的なことよりも、その人の仕事が誰をどれほど幸せにしているかにどうして関心がわかないのか、不思議なくらいです。



 金にはならないけど、確実に社会的弱者を救える仕事もあれば、社会にとってはクソの役にも立たない高給取りの仕事もあります。



 どんな人も社会で働く以上、金になって社会に役立つ仕事がしたいわけですが、残念ながらほとんどの仕事は上記の2タイプのどちらかにあてはまってしまうんですね。



 僕はフリーライターをなかなかの仕事だと思えるからこそ続けて来れましたし、当たるとでかい「賭場」のような業界なので、桁違いに儲かることがどういうことなのかも経験してきました。



 だからこそ、あえて言いたくなるのです。

「儲からなくても、誰かを確実に救える仕事は、自分で作れるものなんだよ」と。



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2009.09.01 15:30



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に189日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約半年間も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その一つが社会起業家であることは、このブログでさんざん書いてきたところです。



 先進国であれば、解決が放置されている社会的課題は多く、政治や行政だけでは解決できない問題が取り残されていることが少なくありません。


 とくに、福祉・教育・医療など、社会的弱者の生活が切り捨てられることは、最大多数の最大幸福を目指す政治的解決から取り残されがちです。

 だからこそ、社会起業家の存在意義が出てくるわけです。



 そこで今回の政権交代で期待したいのは、民主党によって日本に社会起業家への支援体制を拡充し、なんでも税金を使って解決するのではなく、社会起業家に投資することで税金の無駄遣いをなくすことでしょう。



 その前に、この国における社会起業の認知向上がどうしても必要です。

 なぜなら、この国では10人に2人程度しか社会起業を知らず、そのままでは社会起業を支援する法律が作られるまでに何年もかかってしまうからです。



 アメリカや韓国など、多くの先進国では社会起業を国家が支援する法律や政策が採用されているのに、この国では議論すら進んでいないからです。



 官僚の人件費カットや人員削減も無駄遣いを減らす一助となるでしょうが、それよりも大事なことは「税金100%支出」による解決モデルを改め、問題解決ビジネスの担い手である社会起業家に投資し、問題解決における費用対効果を問うことです。



 たとえば、ニート対策。

 ジョブカフェや若者自立塾を民間委託させ、どれほど成果をあげることができたでしょうか?


 ここでは読者の宿題にするためにあえてそこで使われた税金の総額と、それによって脱ニートできた人数を書きませんが、残念ながら、一人のニートを脱ニートさせるのに使った金額の大きさを考えると、国民負担による税金の投資効果はとんでもなく低い数字なのです。


 こうした政治による税金の無駄遣いによって国の借金がとんでもなく増え続けているのは、費用対効果を官僚や国民が満足にチェックしてこなかったからです。



 少なくとも単年度予算を全部消化するという習慣もバカらしいですし、税金さえ投げれば、その投資効果の責任を政治家がとらないのもおかしな話です。



 ビジネスであれば、成果を上げない仕組みは改めないと儲からず、生きて行けません。


 社会起業家であれば、ビジネス的にも設けられる収益モデルを持つと同時に、問題解決の成果も同時に問われます。



 日本での社会起業の語られ方は、「社会的に良いことをやっている」という表面的なところや収益モデルが優先して語られがちで、「問題をどれほどの規模で解決できたか?」「そのために費用対効果の良い収益モデルになっているのか?」という視点が関心外に追いやられがちです。



 社会起業家について語るには、真っ先に「どんな社会的課題の解決に取り組んでいるのか?」(=誰がどんなことにどれほど切実に苦しんでいるのか?)をわかりやすく示さないと、社会起業家について多くの人たちから理解と支持を集めることは不可能です。



 社会起業家は、これまでの社会の仕組みが悪いおかげで「社会的弱者」を強いられている人を救い出すところにしか存在意義はないと言っていいぐらいなのです。



 このブログのタイトルにあるように、あなたも「弱者と同じ世界に生きている」のです。

 しかし、多くの方は平和で、安全で、安心な生活を守るのが精いっぱいで、こんなに豊かな国の中で社会的弱者が生まれ、貧困や病苦をこじらせ、最終的に死を選ぶほかない状況に追い込まれてしまいかねない日々を生きていることを知りません。



 だからこそ、社会起業家はそれぞれ自分が解決したい社会的課題の当事者がどれほどの苦しみを生きているのかを伝える必要があるのです。



 しかし、低学歴による低所得生活を強いられている人たちの多くは、貧乏生活にあきらめと自己否定感を覚え、高学歴・高所得の人たちが作った幸せモデルの仕組みをぶっ壊す力と勇気をつかむにはなかなか至りません。



 それでも、そうした下流資産層の人たちこそ、絶望の淵からはい上がるポテンシャルがあるように思いますし、そこにこそ社会起業家になるモチベーションの確かさがあるようにも感じるのです。



 就職枠からこぼれおち、何の資格もなく、学歴も収入も低かった「どん底」の層から、この世界を変える人材が出てくることを、僕は願ってやみません。



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