2009.03.31 08:43

 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたことが発表された2月18日から、既に42日めです。

 しかし、番組ホームページには、まだ新着情報はありません。

 「日刊サイゾー」でこの話題に関する記事をアップした3月27日(金)には、ごらんのブログの1日あたりののべ閲覧者数が1000人を突破し、mixiニュースを読んで日記を書いた人も約1000人に上り、この話題についての関心の高さを伺わせました。

 この反響の大きさを受けてか、若槻千夏さん自身も自分のブログで初めて本件について謝罪の言葉を書きました。

 これを受け、Narinari.comや、J-castニュースなどでも、こぞってこの問題に関する記事が配信されました。
 「日刊サイゾー」の以前の記事よりも、反響は明らかに大きいものでした。

 こうした一連の報道と、それに対するリアクションの大きさを考えると、この問題が多くの人にとって不可解かつ不快なものとして受け止めていることは、明らかでしょう。

 それだけTBSは、寄付に関する説明責任を日増しに強く問われているわけです。

 しかし、若槻さんご本人がブログで謝罪した事実には大きな意味があります。
 彼女自身が書いた文章を、下記に引用します。


「このような展開になってしまって正直悔しいです。
 脱いだ事がどうとかじゃなく気持ちが伝わらなかった事がすごく悔しいです。
 きっと私がもっとちゃんとみんなに迷惑かけずに生きて来たらこんな事だってスムーズにいった事でしょう。
 けど私がこんな奴ゆえに起こったんだと思います。
 せっかく協力してくれたみんなごめんね。」



 彼女が伝えたかった気持ちとは、「アジアの貧しい子どもたちを幸せにしたい」というものでしょう。

 しかし、その気持ちはTBSの番組スタッフ以外には、むしろ十分すぎるくらいに伝わっていると思います。

 また、彼女自身が書いた「こんな奴」とは、「おばかキャラを演じる」(あるいは「天然なおバカさんぶりを見せる」)という仕事をしている人という意味でしょうが、確かに「おばかキャラ」をTBSに良いように使われてしまったことは、悔しいことなのかもしれません。

 フロントに立つタレントが「おばか」だから、最終的に企画が失敗しても仕方がない。

 そのように視聴者に受け取られるように、番組スタッフは彼女を前面に押し出し、まるでこの企画が若槻さん本人の発案で始められたかのように演出したのです。

 もちろん、番組をご覧になっていた方にはおわかりでしょうが、この企画は若槻さんの発案から始まったものではありません。

 アジアを旅してきた彼女の経験に目をつけた番組スタッフが、いきなり「インドに学校」「セミヌードで資金作り」を持ちかけたのです。

 なぜインド?
 なぜ学校?
 どこから「600万円で学校建設できる」という見積もりが出たの?

 その時点で、いろんな疑問がわいた人も少なくないでしょう。

 それでも、帰国してタレント活動を再開したかった若槻さんには、思い切った企画に乗れば、良いギャラをくれるテレビ局からの仕事をむげに断ることはできなかったはずです。

 それが最終的に、集めた金を宙に浮かせてしまうという事態になった。
 彼女は、ファンからの善意に応えることができないままになってしまったのです。

 お金はすでにTBSに管理され、彼女にはもう事態の収拾を祈ることしかできません。
 だからせめて心からの謝罪の言葉を書いたのだろうと思います。

 彼女に出来ることは、きっとそこまで、です。

 フロントに立って貧しい子どもたちのためにセミヌードになった彼女が陳謝したわけですから、今度はTBSが一刻も早く企画段階から今日に至るまでの「寄付プロジェクト」の甘さを自ら明かし、視聴者に対して納得のいく説明を急ぐべきでしょう。

 ところが、今日になっても、番組ホームページは更新されていません。
 おそらく、TBSには自浄作用がないんだと思います。

 では、どうするか。
 自ら反省出来ない人には、外部からの働きかけが必要です。

 今回の場合は、1200万円という寄付の原資が浮いているわけですから、放置すれば、詐欺という犯罪になりかねません。

 それだけ大きい問題なので、放送倫理上、決して見逃すことはできないのです。

 そういう場合に、BPO(放送倫理・番組向上機構)という組織に訴えることができます。

 しかも、匿名で、メールで、「今回の問題についてTBSを調査してほしい」とBPOに依頼することもできます。

 みんなでBPOに訴え出て、若槻さんだけに謝らせているTBSに文句を言いましょう!

 彼女だけが謝っているなんて、絶対におかしいです!

 彼女にだけ謝らせて、陳謝も情報公開もせずにだんまりを決め込んでいるTBSの姿勢を、あなたは受け入れることができますか?

 次回は、1200万円の有効利用について書く予定です。
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2009.03.27 13:06


 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたことが発表された2月18日から、既に38日めです。

 しかし、番組ホームページには、まだ新着情報はありません。

 今日、「サイゾーオンライン」の記事がアップされ、TBSと寄付先だったセーブ・ザ・チルドレンのコメントを公開しました。

 引用されているコメントは、コメントの全文です。

 この記事は、既にlivedoorやexciteなど、多くのニュース記事サイトに転載されているほか、mixiニュースでも紹介されていましたね。

 おかげで、mixiニュースについて日記を書いてくれた方々からの反応を見ることができ、前回の記事の時のように「若槻千夏をいじめるな!」みたいな誤読をする人は激減し、TBSがどれほど浅はかなことをしてしまったのかについて理解できた人が増えたように思います。

 このブログでは既に書いていることですが、僕は若槻さんはもちろん、TBSに対する私憤があるわけではありません。
(TBSと僕との間にトラブルなんて何もないですから、私憤なんてあるはずがないです)

 僕の望みはただ一つ。

 国際協力の寄付のあり方が健全化しないと、切実にお金が必要な社会的弱者がいつまでも支援されないままであることを、多くの人に知ってほしいだけなんです。

 逆に言えば、寄付がまっとうな形で進められ、多方面からの共感を集める形になればこそ、まっとうな「公益」になることを知ってほしいだけなのです。

 そもそも、インドの現地の方から切実なお願いがTBSにあったという経緯は、少なくとも番組では紹介されていませんでしたし、寄付先として番組内で紹介されたセーブ・ザ・チルドレンは、団体サイトの中で一度も今回の寄付プロジェクトについて言及するコメントを出しませんでした。

 TBSが詳細な説明を一切してくれないので、本当のところはわからないのですが、番組スタッフがこの「セミヌードTシャツ寄付プロジェクト」を始める前にインドの現地リサーチをしていなかった線が濃厚だと僕は考えています。

 僕自身、お金を企業から集めて番組を作ったり、放送作家たちと一緒に番組制作会議に出席したり、あるいはコメンテーターとして生出演やビデオコメントをしたり、番組企画を出したり、ドキュメンタリーならレポーターのようにカメラの前に出るなど現場も経験しているので、テレビ番組の作り方は一通りわかります。

 だから、当初からこのプロジェクトには、あいまいな点が多すぎることを指摘したのです。

 プロジェクトに関する不明瞭な点が多い時は、番組を成立させるための予備取材が十分になされていないことに(たいていの場合)問題があります。

 もちろん、番組の制作予算内で下請けの制作プロダクションが予備取材を行うのですが、テレビ業界は下請け予算は削っても、テレビ会社(局)の社員のべらぼうに高い給与はカットしないという体質ですから、下請け会社は少ない予算の中で予備取材をせざるを得ません。

 そうなれば、下請けに任せきりにしている局としては、下請けの言い分を鵜呑みにしてしまいかねません。

 本来なら、下請けよりも、最終的に責任を取る局のプロデューサ自身が予備取材の内容を精緻に確認し、問題ないかどうかをチェックするはずです。

 ところが、実際は企画書を見るだけで、あとはオンエア前に放送予定の映像を試写する程度にしか仕事をしないプロデューサも珍しくないんです。

 今回の場合、セーブ・ザ・チルドレン側がTBSのプロジェクトの詳細を説明され、100%合意していたのなら、団体サイトにその旨を公開していたはずです。

 なぜなら、公共の電波を通じて寄付金を集めてくれるなら、寄付金を集めたい団体にとっては、これほどありがたいことはないからです。
 
 しかし、セーブ~は、一度も自分のサイトにこのプロジェクトについて言及しませんでした。
 ということは、TBSはセーブ・ザ・チルドレン側に十分な説明をしていたのかどうかすらも、怪しくなります。

 「十分な説明」とは、寄付によって救われる当事者に対して、彼らの自尊心や立場、文化などを傷つけるようなことがないという安心を保障できるだけの説明のことです。

 そのためには、寄付によって救われる相手自身のニーズをふまえないと、単なるおせっかいか、あるいは嫌がらせにもなりかねません。

 アカデミー賞で話題になった映画『スラムドッグ$ミリオネア』でも、「自分たちをスラムドッグ=スラムをうろつく犬にたとえるな!」とムンバイ最大のスラム、ダラビ地区の人達が抗議デモを繰り返したそうです。

 僕はそのことをmixiニュースから僕のmixi日記にコメントしてくれた方から教えられたのですが、その記事(※大文字からリンク)では、現地のストリート・チルドレンたちが映画に便乗してスラム・ツアーのビジネスを始めたとか。

 金をやるよりも、彼らのビジネスがうまくいくように支援してやれば、貧困から立ち上がる所得を彼ら自身の力で作れるようになるでしょう。

 これは、ニートやホームレスの支援でも同じです。
 彼らにモノや金を恵んであげれば、彼らはずっとニートやホームレスのままです。

 彼らのビジネスに対等なパートナーとして付き合い、彼ら自身が望む生活をヒアリング(取材)するところからしか、本当に喜んでもらえる支援のモデルは作れないのです。

 しかし、マスメディア従事者は、こうしたテーマを深く取材するということを、これまでずっと怠ってきました。

 「とにかく良いことをやってる人なら持ち上げよう」という浅い取材では、「実際は社会的弱者をそのままにしてしまう支援なのでは?」という疑問はもちません。

 自分たちの利益と、支援対象者の利益を同等に価値あるものとして尊敬し合う関係が生まれない限り、社会的弱者はずっとそのままなんです。

 誰かと一緒に仕事をするうえでは、相手との付き合いの中で自分の仕事ぶりを変えていくことが基本です。

 下請けに多くの仕事をさせ、対等なパートナーシップを結ぼうとしてこなかったテレビ局が、インドの貧しい子どもの抱える現実にどれほど関心を持てるのか?

 そういう問いかけをしながら、TBSの番組を見てほしいです。
 あるいは、他の局の番組も、そのように見てほしいです。

 それが、視聴者が市民としてメディアを監視する「メディア・リテラシー」の基本だと思います。

 番組も、記事も、ブログも、人間が作るものです。
 作った人間が結果責任を負うことは避けられません。

 だからこそ、少なくとも社会的弱者に対しては、相手から喜んでもらえるだけの配慮をするのが当然ではないでしょうか?

 いや、本音を書けば、あまり「べき」論は言いたくはないのですが、今回の1件では、TBSはあまりにも説明が足りていないように思うのです。

 1ヶ月以上も1200万円という寄付目的の収益を宙に浮かせている事実に対して、毎日毎日説明を待ってばかりいるのは、気持ち良いものではありません。

 前のブログ記事にも書きましたが、TBSが事態の収拾を自力でできないのであれば、僕はこの1件にコミットしてしまった以上、TBSにいくらでも知恵を貸し、協力しますよ。

 まぁ、求められれば、の話ですが。
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2009.03.24 21:53


 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたことが発表された2月18日から、既に35日めです。

 しかし、番組ホームページには、まだ新着情報はありません。

 近日中に「サイゾーオンライン」で秘蔵ネタを公表しますが、TBSからの中間発表が一切ないままでは、TBSが問題の風化を狙っていると思われても仕方がないように感じます。

 いずれにせよ、いつかは1200万円を宙に浮かせたままでいた理由の説明が遅れてしまったことを陳謝することになるのですから、せめて早めに一言くらい担当者からの陳謝の言葉があってもいいように思いますが、それができないのは社風なんでしょうか?

 チャリティ目的で集められたお金は、税金と同じ価値を持つ「公金」です。

 それを目的以外に使用するなら、お金を出した人たちが十分に理解できるだけの説明をする責任が生じるのは当然のことだろうと思います。

 TBSは寄付先に断られて問題の善処を急ぐ必要が生じました。
 急がなければ、寄付をしないままですから、そもそも目的とは違うわけです。
 日を追うごとに「詐欺まがい」の疑いが色濃くなってしまうことを、TBSは本当に真剣に考えているのでしょうか?

 最初から疑問だらけの企画だったことはすでに何度も書いていますが、1ヶ月を過ぎても何ら問題解決の方向性すら見えない状態は、とても気持ちが悪いです。

 僕は、個人的には民放テレビ局の1局くらい日本からなくなっても構わないと考えますが、1局でも視聴者をバカにしたような説明不足を平気で続けるようでは、テレビ業界全体に対して「どうせテレビなんてそんなもの」という認識が広まり、他局にも迷惑をかけることになります。

 ただでさえ、日本テレビでは事実誤認の報道で社長の首が飛んだり、メディア王に買収を企図されるような局があったりするようなお粗末なテレビ業界ですから、自浄作用が期待できず、外部機関のBROの影響力も有名無実になるなら、テレビ業界自体が地盤沈下していくのは仕方ないのかもしれません。

 アメリカには、世界中のテレビ番組をインターネットで見られるサービスを事業化した会社があるそうですから、ゆくゆくはテレビ局ではなく、番組制作の能力がある映像制作プロダクションがそういうネットベンチャーと新たなビジネスモデルを構築して、テレビ局という旧弊な放送基準に縛られず、同時に公益を重視した映像を制作できる時代が来るのかもしれません。

 とくに、広告を出稿する企業が、雑誌やラジオよりもインターネットに出稿する時代になっており、テレビもやがてはスポンサーを大幅に失うことになる時代が来るのでしょう。

 その際、視聴率だけではスポンサーを確保できないはずです。
 視聴率がいくら高くても自社製品を買ってくれない番組では、ネットに広告を出したほうが費用対効果がいいからです。

 今日では、テレビに広告を出稿できる大企業や資本的体力のあるベンチャーでは、CSRという社会貢献の部署を持つのがステータスであり、経済の持続可能な発展に必要不可欠だという認識が一般的です。

 それは、自社のためだけでなく、経済社会という全体の公益を目指さないと、自社製品も売れないということを意味します。

 そこで、社会貢献をテーマにした番組が増え、実際に数字もとれるわけですが、上っ面だけを取材したような番組や安い企画では、スポンサーへの賛辞につながらず、スポンサーの商品は買ってもらえないわけです。

 これまでのように、テレビ局金の正社員の給与が不当に高くて、実際に番組を制作している下請けの映像プロダクションの給与がべらぼうに安い状況下では、取材時間も少なく、そしてどんどん取材する時間を減らすしかなく、どんどん上っ面をなぞるような番組が量産されてしまうことになります。

 取材のプロの僕から見れば、テレビの取材は全体的に浅いです。
 これ以上に浅くなったら、見る価値のないものしか作れないどころか、数字を取るためだけのウソや美辞麗句ばかりが並ぶことになります。

 それは、どんどん視聴者が離れる構図であり、デフレ・スパイラルです。

 せめてテレビ業界が広告代理店と縁を切って、自社の広告営業力を高めるくらいの覚悟を持つなら再生も可能でしょうが、このままだと本当に自滅すると僕は考えます。

 その意味でも、他人様から預かった大金について丁寧かつ迅速に説明できるだけの人材を確保し、テレビに対する信用度を復活させることに時間や労力を注ぐ必要があるんじゃないでしょうか?

 TBSは毎日のように赤坂サカスの宣伝をやり、ニュース番組でも自社の宣伝ばかりやっています。

 「公共の電波」は、公益を最優先する責任を果たすことによって、自由な表現を許されているわけなのに、公益をかなぐり捨てて、自社の利益をなりふり構わず追いかける姿勢は、ひどく浅ましく、痛ましいくらいです。

 「インドに学校」プロジェクトに社内で関わっているスタッフの方々、そろそろ自ら名前も顔も出してみませんか?

 「上」から責任だけを押し付けられているのなら、内部告発すればいいです。
 メールをくだされば、内部告発の媒体をいくらでも紹介しますよ。

 TBSを見捨てて、自分自身の誇りを取り戻した人生にチェンジしてみませんか?
 TBSがなくなっても、あなたの人生はまだ続くのですから。
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2009.03.20 16:11


 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたことが発表された2月18日から、既に31日めです。

 しかし、番組ホームページには、まだ新着情報はありません。

 TBSは、チャリティ目的でで集めた1200万円という大金を宙に浮かせたまま、1カ月以上を経過させてしまったのです。

 その間、TBSは一切の中間報告もしなければ、担当部署も明らかにせず、メディアからの取材にも満足なコメントを出しませんでした。

 そこで僕は、このブログでは公開できなかったことも含めて、近日「サイゾー」のオンライン記事でわずかな新着ネタを公開することにします。

 なぜかといえば、これは1タレントの問題ではないからです。

 テレビ局という公共の電波でチャリティを行うという(本来ならば社会貢献の強力なインフラを築けるはずの)試みが、「みんなの善意を宙吊りにしたまま沈黙し続ける」ことで人々の関心を日を追うごとに薄くさせ、誰も関心を持ってないところまで引っ張れば、うやむやになってしまうことは、世の中に必要とされる寄付行為全般に対しての信用度を落としてしまいかねないからです。

 人から集めた金が実際に何にいくら使われたのか。
 これをはっきりさせないままでは、寄付する人は増えませんし、下手すると減ってしまうでしょう。

 それでは、寄付を必要とする多くの社会的弱者が生きていけなくなるのです。

 世の中には、インドの貧しい子どもたち以外にも、寄付されなければ、生き続けられない社会的弱者がたくさんいます。

 高齢者、障害者、親なし子、被虐待児童、殴られ妻、家出少年少女、ホームレス、ユニークフェイス、重病者、奇病者…。

 社会の中ではとかく少数派として切り捨てられ、行政や政治による解決が遅遅として進まず、生活設計も成り立たず、問題解決が放置されているがゆえに苦しみ続けている人は、日本国内にも国外にも無数にいます。

 こうした問題をマスメディアは、たまにしか取材しません。
 だから、市民の間で問題意識や当事者意識が高まりにくく、政治や行政の議題にも上りにくいですから、問題が常に先送りされるのです。

 もちろん、寄付に頼らずにも持続可能な支援ができるように、支援者の中には自ら収益事業を起こして支援に必要となる出費を賄おうとする「社会起業家」を目指す人も増えてきました。

 それでも、みんながみんな収益事業を作り出して寄付を不要とするような支援ができるとは限りませんし、支援活動を立ち上げる際にかかる出費には寄付や助成金を必要とせざるを得ない場面がしばしば見受けられます。

 いずれにせよ、寄付を集めるのは、社会的弱者を救うためという目的が明確であり、同時に支援活動がぐ遺体的に示されているからこそ、市民からの善意の共感を集めることができ、その先に寄付という形があるわけです。

 これを端的に言うなら、寄付するという行為によって支援実態を明らかにする権利を得るということです。
 逆に言えば、支援実態を明確にしなければ、市民からの共感やその先の寄付も受ける権利がないということです。

 若槻さんには、善意があったかもしれません。
 しかし、TBSは、その善意をどう具体的にしていくのかについて、まったく明らかにしないまま、若槻さんの善意に乗っかる形でTシャツを売り上げて1200万円という大金を集めたのです。

 若槻さんファンなら、TBSに対して怒りや疑問を持ち続けて当然だろうと思いますし、若槻さんファンでなくても、「その大金、どうするつもりなの?」と問いかけ続けていくのが、寄付行為の健全化というものでしょう。

 僕は絶対にこの問題をうやむやにしたくありません。
 ほかの寄付行為への信用度に関わるからです。
 情報を開示しないままでいることは、公益に反する背信行為だからです。

 そういう姿勢は、既に時代遅れです。
 地デジの時代がもうそこまで来ているのに、こういう構えを続けていては、TBSに対するネット市民からの信用がどんどん薄まってしまい、それはやがて視聴率に影響します。

 テレビ局が一つくらいなくなったとしても、視聴者としてはたいした問題ではありません。
 しかし、テレビ局が自らの存在意義や価値を主張したいのであれば、フロントにタレントを立たせるばかりではなく、責任者の顔が見える形で問題の収拾を図っていることを明らかにしていくしかないように思うのです。

 そもそもの発端となった番組のチーフプロデューサの合田隆信(ごうだ たかのぶ)さん、番組終了後もこのチャリティプロジェクトに責任を持つ立場なら、それをブログで明言してみてはどうですか?

 あるいは、既に自分の手を離れたのなら、それをブログで明言してみては?

 地デジの時代が来たら、同じモニターをテレビ番組とネットで奪い合うことになり、それはネット市民の感覚でテレビを見る人が増えることを意味しますよ。

 だんまりを決め込んでいては、いろんな詮索もされてしまい、株価にもやがて影響します。
 だからこそ、あなたが1社員としてでなく、社に迷惑をかけない範囲で、明かせることはなるだけ明かすという態度を見せてみてはいかがですか?

 人間って、顔の見えるコミュニケーションなら、理解を示そうとするものです。

「今すぐ事情は詳しくはいえないけれど、個人的にはとっても残念に思うし、若槻さんにも迷惑をかけて、すまないと思っています」

 それぐらいの発言は、すぐにでもできるはずでは?

 それさえもないから、日を追うごとにTBS全体への信用度が下がっていくのですよ。

 僕は地デジ時代には、これまでのテレビ番組の制作の仕組みでは数字が取れないと思っています。
 経営陣も、その方向性だけはわかっているだろうけど、実際に何をどうすればいいかについては、わかっていないでしょうね。

 そういう経営陣の下で働く社員も大変でしょうが、テレビが好きなら、現場の人間が声を出して変えていくしかないのです。

 だからこそ、今回の問題を問題として先送りするのではなく、チャンスだと考えて、寄付の健全化を全社を挙げて行っていけば、むしろ下がった期待値の分だけ、TBSへの評価は高まるでしょう。

 合田さんがその心意気で事態を好転させたいのであれば、僕はいつだって力になりますよ。
 丸坊主にして出直すぐらいの気構えがあるなら、市民はむしろ味方につけられるのです。

 TBSという会社に社会的な矜持があるなら、その意味がわかるはず。
 良くも悪くも、市民は常にあなたたちを監視しているのです。
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2009.03.17 17:19


 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたことが発表された2月18日から、既に28日めです。

 しかし、番組ホームページには、まだ新着情報はありません。

 この一件についてTBSからの新着情報を心待ちにしているのは、僕だけではありません。
 少なからず関心を持ち続けている方はいる、と考えます。

 というのも、この話題を始める前の、このブログの1日のPVが100程度だったのが、この話題を追い続けることで平均で300~400を保っているからです。

 ブログならお金も時間もかけずに書けますし、アーカイブも蓄積できます。
 だから、僕も無理のない範囲で情報を収集し、なるだけ最新情報を洗おうとしてきました。

 でも、本当は、1ブロガーがあれこれと情報を探しまくるよりも、TBS自身が誠意をもって、事態の収拾についてどんな取り組みを始めているのかを明らかにするのが筋だろうと思います。

 1200万円という大金を集めておきながら、その「一部」を寄付すると明言しておきながら、実際にはそれを宙に浮かせたまま日が経っていくのは、あまりいい気もちのするものではありません。

 正直、中間報告の一つでも、新着情報として情報提供してほしいです。

 現状のような「情報非開示」が1ヶ月以上も続くのは、大金を集めた人の説明責任の点で、決して尋常なものではないと思うのです。

 そして、おかしいと思ったことを「おかしい」と指摘していかないと、同じ間違いは繰り返されてしまいますし、寄付目的で集めたお金は「公金」だと認識できなければ、事態の収拾を急ぐ意識も根付かないでしょう。

 本気でインドの子どもをかわいそうに思うのであれば、「一刻の猶予も許されない」という切迫した思いがあるはずですし、そういう気持ちの部分をこのプロジェクトの担当責任者が自分の言葉で語るだけでも、情報開示が遅れている事情を市民が理解できるように思うのです。

 次のブログを書く時点(金曜日)には、1200万円が宙に浮いてから1カ月が経過します。
 せめて、そこを区切りにした中間報告を、番組ホームページで伝えてほしいです。

 なぜインドの子どもを助けるのか?
 インドのどこにどんな規模の学校を建てるのか?
 建設後の運営維持費は誰が責任をもって賄うのか?

 これまでまったく明かされていなかった疑問に丁寧に答えればこそ、このプロジェクトに対する市民(=視聴者)からの信頼を回復させることになると思います。

 300~400のPVがこのブログにあるということは、その1割でも30~40人の人たちが常にTBSの動向に関心を持ち続けているということです。
 
 僕が書かなくなっても、その中の誰かは書き続けるかもしれません。
 おかしいものは、おかしい。
 そういう感覚でメディアを見ている人がいることは、真実を知る上でとても大切です。

 そういう人たちがいてこそ、メディアは自己保身をいさめられ、健全化できるように思うのです。

 そういう市民に対して基本的な情報を開示していくのは、メディアの社会的責務であり、CSRの理念の実現でしょう。

 きっと、この1件に限らず、ふつうの市民は「本当のこと」を知りたいのですから。
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2009.03.13 12:16


 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたことが発表された2月18日から、既に24日めです。

 しかし、番組ホームページには、まだ新着情報はありません。

 ブロガーたちからも、「宙に浮いたお金はどうなるのか?」という疑問がわきあがっています。

 ランダムに記事リンクを挙げれば、たとえば、ココや、ココや、ココなど。

 日が経てば、どんな話題も人々の関心度は低くなります。
 「水に流す」なんて言葉がある日本では、それは顕著なことです。

 しかし、「インドの貧しい子どものために」という善意で集められた1200万円という大金が宙に浮いてしまっているのに、それを放置してしまってもいいのでしょうか?

 これがチャリティではなく、若槻さんのファンが若槻さんグッズを買うという単純な商取引であれば、何ら問題はありません。

 今回の場合は、「インドに学校を建てる」資金として集められた以上、TBSには問題収拾の説明責任を負うのが筋でしょうし、人々の関心が日に日に薄れてゆくのに任せて、詳細な説明を先送りし続けているのであれば、それは詐欺まがいだと思われても仕方がないことになってしまいます。

 それは、地デジ時代に視聴率を確保するうえでも、寄付の健全化を進める上でも、障害になってしまいます。

 このブログでは、TBSに詳細な説明を早急に行うように促す記事を書いてきましたが、寄付先に断られてから3週間以上が経過していることを考えると、「このチャリティ企画を始める当初から番組スタッフがインドでの現地ニーズや学校の運営維持費までを含めた責任ある寄付の形を十分にリサーチしていなかったのではないか?」という疑惑がぬぐいきれません。

 不特定多数の他人様から1200万円という大金を集める以上、寄付される相手の国の事情や文化、適切な資金調達の方法を熟慮し、安全かつ健全にプロジェクトを進めるのが当然だろうと思いますし、メディアリテラシーが問われるテレビ局が主導するプロジェクトなら入念なリサーチに基づいたものにするのが当然でしょう。

 これだけ詳細な説明を先送りされると、「そもそもインドに学校を建てなければならない」というニーズが本当にあったのかどうかすらも怪しくなります。

 どうしても日本からのお金が、TBSが動かなければ、若槻さんが脱がなければ、助けられないという事情が本当に今日のインドにあるのか、どうか。

 それすらも、TBSは十分に説明していません。

 あまりに説明不足なので、新着情報を番組ホームページで明らかにするという以上、次の発表では、インドのどこに土地を押さえているのか、教室の数はいくつなのか、教員の数と年収はどうやってねん出するのかなど、誰もがわかりやすい説明を発表してほしいです。

 現時点ではTBS社内の責任者が誰なのかもわかりませんし、いつまでに学校を作るつもりなのかについても明言がありません。

 「インドに学校を!」という美しいイメージだけをふりまいて共感だけを呼び込もうとすれば、寄付や国際協力にくわしくない一般大衆や世間ずれしていない子どもたちは、素直に「いいことだ」と鵜呑みにするでしょうが、社会経験のある大人や、社会貢献の現場関係者やそれを取材するライターは、それだけでは絶対に納得できません。

 田舎の貧しいエリアで土地を持っている人と買い取り交渉や借り上げ交渉をするにも、いきなり見知らぬ日本人がやってくれば、不当に値段を釣り上げられるように吹っかけられることが容易に想像できます。

 現地NGOスタッフが適正価格で交渉するなら、そのスタッフに担保された見積もり値段が出るでしょうが、TBSは既に寄付先のNGOから協力を拒否されていますから、他の団体が協力しなければ、独自調査を余儀なくされることになり、いつまで経っても土地さえ押さえられず、学校なんて建たないかもしれないのです。

 世界中に支部のある有名な国際NGOから協力を拒否されたTBSは、完全に国際協力団体界隈からの信用を失ってしまったのかもしれません。

 「セミヌードで学校建設」という安易な企画を実行してしまったツケは、決して小さくないです。

 TBSが信頼回復を本気でしたいなら、とりあえず視聴者や若槻さんのファン、Tシャツを買ってくださった方々、国際協力団体などを含めたみなさんに陳謝するメッセージを出し、そのうえでプロジェクトの根本的な見直しをみんなに認めてもらって、そのうえで「宙に浮いた1200万円」が社会貢献に確実に使われるだけの根拠をわかりやすく明示するしかないのでは?

 信頼回復は、常に十分な説明責任を果たすことからしか始まらないと思うのです。

 逆に言えば、今後のTBSの出方次第で、つまり寄付を健全化する見本を見せればこそ、多くの人からの善意で集められたお金が報われると思うのです。

 僕たち視聴者は、「最終回の放送でなるだけ情報開示する」と言ったTBSが見事に裏切ってくれたことを知っています。

 でも、もう裏切ってほしくないです。
 番組ホームページで、TBSはこう書いているじゃないですか。

「皆様の善意の募金がインドでの学校建設に生かされるよう責任を持って、新しい方法を速やかに決定するように努めてまいります」

 早く新着情報を!
 毎朝、同じメッセージを番組ホームページで見るのは、もううんざりです。
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2009.03.10 10:01


 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたことが発表された2月18日から、既に21日めです。

 しかし、番組ホームページには、まだ新着情報はありません。

 TBSのIR情報のサイトには「情報開示基本方針」が公開されており、そこには、こう書かれています。


1.TBSグループは、的確な情報管理を行い、適時かつ適切な情報開示を行って説明責任を果たし、TBSグループに対する理解、信頼を増進させひいては企業価値の向上に努める。

2.投資者の投資判断に重要な影響を与えるTBSグループの業務、運営および業績等に関する情報で、法令および東京証券取引所の規則等(以下「関係法令等」という)によって開示を求められている情報については、関係法令等を遵守して、適時かつ適切な情報開示に努める。

3.関係法令等によって開示が義務づけられていない情報であっても、開示について社会的要請があると判断される情報については、自主的かつ積極的な情報開示に努める。

4.情報開示にあたっては、公平かつ分かり易い開示に努める。

5.情報開示の適正性を確保し、その態勢を検証する組織として情報開示委員会をおく。



 インドに学校を建てるというプロジェクトについて、「いつ」「インドのどこに」「どんな規模の学校を」「なぜ建てるか」について一切明らかにしないまま、Tシャツの販売を先行させた理由を、TBSは公開していません。

 しかも、上記の4点の疑問は番組が終わった今なお、情報開示がなされていないのです。

 それどころか、寄付先に断られてしまって、一部が寄付されるはずの1200万円が宙に浮いたまま1ヶ月近くが経とうとしているのに、問題の収拾をいつまでにやるのかについてすら情報開示がなされていないのです。

 次の決算発表は5月になるようですが、そこには今年1~3月の収支報告が記載されてしかるべきなので、今月中には問題が収拾するのではないかという希望的観測を持ちますが、それならそれで説明があってもいい気がします。

 もし今月中に事態の収拾を見ない場合、5月の短期決算表に記載することが見送られる可能性もあり、すると次は夏の短期決算を待つことになります。

 そうなったら、株主さんたちは1200万円もの巨額の会計報告の甘い処理について疑問を持ち始めるのではないでしょうか?

 昨今、政治資金をめぐって政党への不透明な会計処理が問題になっていますが、TBSもどういう金の流れになっているのかを報道番組で取材しています。

 しかし、TBS自身も、不透明な会計処理のままだと、「身内の金はどうでもいいの?」という疑問を中学生だって持つことになるでしょう。

 いま、「どのようにして作られた金が何に使われるのか」について注意して見ていこうというする”社会的責任投資”の感覚が、市民=視聴者の間で広がりつつあります。

 そんな時代に、「自らは不透明だけど、他の団体についてはツッコミを入れる」という姿勢では、視聴者から見離されていくのではないでしょうか?

 お金の流れの透明性を問われるのは、政党ばかりではありません。

 民間企業だってそれは同じですし、上場企業ともなれば、当然、「自主的かつ積極的な情報開示に努める」のは当然のことだろうと思うのです。

 僕は、新聞社や他局がどうして1200万円もの巨額なお金が寄付先に断られて宙に浮いている事実について事態の収拾を促すように情報開示を問わないのか、不思議に思います。

 のべ600人の方が2000円のTシャツを買ったわけで、若槻さんファンのみならず、寄付に賛同して赤坂サカスへ買いに走った人たちからは情報開示を求める声が上がっているのに、「いつまでに」問題の収拾をするのかさえ明らかに示していないまま日が経ってしまうことは、単純にイライラさせられるばかりではなく、「寄付のリテラシーなんてこんなもん」という認識に甘んじてしまうことになるからです。

 多くのNPO/NGOにとって、用途が不明瞭なまま寄付を集めることは、決していいことではありません。

 なぜなら、路上で難民救済を偽装して募金活動をしている新興宗教団体と同じ程度のリテラシーだとしたら、寄付そのものの信用度が下がったままであり、せっかく良い活動をしている団体にさえもお金が集まらなくなる恐れがあるからです。

 寄付を切実に必要としているNPO/NGOは、たくさんあります。
 だからこそ、寄付を健全化し、市民の間で寄付がいかに社会的弱者を助けるのかについて、わかりやすく具体的な説明をする必要があるのです。

 それなのに、TBSは新興宗教団体と同じ程度のリテラシーにとどまっている。
 これでは、いつまで経っても寄付の大切さを広く市民と分かち合うことができません。

 TBSはこれをきっかけに、寄付のリテラシーの見本を見せるぐらいの気持ちになって、情報を開示し、お金を出す側に十分な安心を約束する姿勢を見せてほしいと思います。

 そういう仕事こそがメディア企業にとってコンプライアンス以前のCSRであり、地上デジタルによる多チャンネル化に備えて視聴者を獲得する重要な要素だろうと思うのです。

 
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2009.03.06 15:34

 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたことが発表された2月18日から、既に17日めです。

 しかし、番組ホームページには、まだ新着情報はありません。

 民間企業で、1200万円もの「預かり金」が2週間以上も宙に浮いたままでいることは、尋常な事態とはいえないでしょう。

 しかも、それが寄付目的であるなら、なおさらおかしいことになりませんか?

 なぜなら、寄付目的で集められたお金は、TBSへの収入もなければ、支出でもないので、言わば「預かり金」となり、必ずどこかに出口となる相手が必要になるわけです。

 あるいは、一度、Tシャツの売り上げを「事業収益」として入金し、寄付として支出するのであれば、TBSの3月期決算より後のIR情報に報告がないと、おかしいです。

 1月31日と2月1日の売り上げ600万円が、どのように会計処理されているのかについては、上記の決算を見ても、昨年末までの情報なので、わかりません。

 3月4日の取締役会で代表取締役の異動について決定した最新ニュースがあるものの、株主向けには「浮いた1200万円」についての説明はありません。

 これだけの巨額なお金がずるずると浮いたままでいれば、臨時株主総会を開く要素にも発展しかねないと危惧しますが、ゴミ投資家といわれる個人の株主の中に疑問に思う方がいてもおかしくないように思います。

 このままでは、ただでさえ減益しているTBSの信用失墜に日を追うごとに近づいてしまうのではないでしょうか?

 既に、ブロガーやネット市民から1200万円をめぐる疑問や不安の声が上がっている以上、社内の1番組の問題では済まなくなってきているように思います。

 ですから、ひとつ前のブログで「見るだけで社会貢献になる番組」という新しい仕組みを導入し、寄付の健全化を提案してみたのですが、いずれにせよ、「ヌードによる資金調達した学校をインドに建設」というプロジェクトには無理があります。

 スポンサーの顔色ばかりうかがうのではなく、もっと広い視野で市民からの支持を取り付けるほうが、スポンサー企業はもちろん、株主も視聴者も納得できると思います。

 TBSには、早急に1200万円の用途に関する方針だけでも、早く発表してもらいたいです。

 どこに寄付するのか、自前でプロジェクトを進めるのか、いつ頃までに何を決定する方針なのか、少しずつでもいいので問題収拾の努力のプロセスを開示していけば、信頼回復につながるはずです。

 でないと、いつまでも若槻さんの思いは浮かばれませんし、インドの子どもたちの期待と失望のアップダウンがTBSに左右されている事態が続くだけです。

 本気でインドの子どもたちのことを思うなら、お金を出して下さった一人一人の気持ちにも関心を寄せてほしいですし、自己保身よりも大事なものに気づいてほしいです。

 番組を作った人も、会計処理をしている方にも、きっとお子さんがいらっしゃるでしょうし、お子さんに誇れるような仕事をしたいはずです。

 どうかお早めに番組ホームページの情報を更新してください。


 
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2009.03.03 19:56


 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたことが発表された2月18日から、既に14日めです。

 しかし、番組ホームページには、まだ新着情報はありません。

 もっと早く決着すると思っていました。

 TBSには「地雷zeroキャンペーン」での実績もありますし、正社員はみな一流大卒のエリート揃いですから、2週間もあれば、インド現地でのリサーチを済ませ、問題の収拾に一応の目途を立てることくらい、できるはずだと思っていたからです。

 もっとも、前の記事で書いた4つの疑問を、国際協力の経験者に投げてみたところ、あまり芳しい答えは返ってきませんでした。

 つまり、「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が断ったお金を受け取る団体があっても、マネーロンダリング(※汚いお金をきれいなお金にしてしまうこと)を経る必要があり、学校建設費もどこにどの程度の規模の学校を建てるかもわからない以上、はっきりとした予算配分が難しく、仮に学校を建てられてもチャリティ基金で継続支援をしていくことは「現実的ではない」との声が上がっているのです。

 確かに、一度けちのついたお金を受け取るには勇気が入りますし、受け取る団体の名前が発表されるのは当然のことですから、名乗り出ないのかもしれません。

 そうなると、結局はTBSが独自に集めてしまった1200万円を有効に利用して、インドに学校を建てて、運営が持続可能になる仕組みを作るしかありません。

 それには、現地に詳しい国際協力NGOの力を借りなければ、いつまでも1200万円を宙に浮かせたままになってしまうでしょう。

 TBSがどういう事後処理の努力をしているのか、公表されていないので、さっぱりわかりませんが、1200万円では持続可能な学校運営が難しいのは確実です。

 それならば、これまでのお金はインドでの現地リサーチ代に回し、1人あたり1万2千円以上が国から与えられる「定額給付金」からの寄付を新たに募り、それを原資に学校を建てて運営維持費までねん出するようなまっとうなチャリティに変えていってはどうでしょうか?

 既に多くの自治体が「給付を断るならわが町に寄付を!」と呼びかけています。
 自治体予算は年々縮小されているからでしょうが、それはテレビ業界も同じでしょう。

 そこで、番組を見るだけで寄付できるような仕組みをスポンサーと作ってみてはどうですか?

 たとえば、視聴率がある一定のレベル以上になったら、スポンサーから寄付される仕組みを作れば、通常の番組制作費でインドの現地リサーチ代を賄い、一定の視聴率以上を稼いだ分はスポンサーに寄付を負担してもらうのです。

 「見るだけで社会貢献になる」という仕組みを持った番組なら、放送前から話題になり、ブロガーたちが応援記事を書いてくれることでしょうし、手弁当で参加してくれる芸能人もたくさんいるでしょうし、そこで絵画のオークションなどをみんなでやってもいいわけです。

 そうすれば、学校の運営維持費を満たせるような額面まで寄付を増額させることができるでしょうし、これまでのお金をリサーチ代に回せば、学校建設費そのものではないため、インドの方を刺激することもない気がします。

 ただし、インドには既に国政レベルで2010年までに14歳までのこどもの100%就学が計画されているようです。

 つまり、「貧しい子どもたちのために」という当初の願いは、TBSが動かなくても果たされることが決まっており、それでも学校を新設するとしたら、公的な卒業が認められない私塾になることになります。

 TBSがいつまでに事態を収拾させるのか、わかりません。

 既に、日刊ゲンダイや週刊ポストなどのメディアがこのチャリティが頓挫している問題を報じていますが、詳細な説明が遅れれば遅れるほど、大手の新聞や他局までこの問題をつついてくることになるでしょう。

 もちろん、寄付金の大幅な用途変更をするなら、その前に視聴者が納得できるだけの説明と陳謝が必要になると思いますが、今回の1件で多くの方がTBSのだんまりに対して不信感を持ったことは手痛いことだと思います。

 それはやがて視聴率にも反映するでしょうし、ネット市民たちの怒りは大株主の楽天の発言力を増大させることにもつながるでしょう。

 まずは、「いつまでに」「~するつもり」という2点だけでも明らかにしてほしいです。

 延々と同じ文面を読まされる視聴者の気持ちに立って、社内の動きを透明化させることも、信頼回復の一つの方法だと思います。
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