2008.11.28 12:19


 今月は、大阪新潟東京、千葉などに講演に駆り出されていました。

 演題はいろいろなんですが、講演にはギャラが出ます。

 しかも、こうした講演は、オファーされたからやってきただけで、いわば、副収入のようなものなんですが、これからは戦略的に自分の収益の一事業として位置づけ、積極的に売り込んでいくことにしようと考えています。

 そこで、講演を売り込むという作業を外注(アウトソーシング)しようと思っています。

 つまり、僕以外の人にマネジャーになってもらい、僕の代理としてイベントやセミナーの主催者に売り込んでもらうのです。

 講演による収益を増やすには、マネジャーが多ければ多いほどいいことになります。

 では、誰にマネジャーを頼むのかと考えた時に、仕事がなくて困っている人にお願いすれば、その人にも収益の一部を還元し、その人の生活を支えるお手伝いが出来ますよね。

 そこで、ニートやネットカフェ難民、ホームレス、フリーター、ひきこもり、身体障害者などの低所得者層の若者(20~30代)に、僕の講演を売り込むマネジャーとして働いてもらおうと考えています。

 イベント主催者に僕の講演を売り込み、講演が実現することが決まったら、1本の講演あたり、僕のギャラから3割程度をニートに還元しようかな、と。

 つまり、3万円の講演ギャラなら、1万円が還元される仕組みです。
 30万円の講演をブッキングできたら、10万円がニートに入るわけです。

 これは、ホームレスが雑誌「ビッグイシュー」を売っても300円のうち160円しか入らない稼ぎ方よりも、ずっと単価の高い仕事です。

 10冊売っても1600円にしかならないと、そのお金ではその日の宿を確保するしかできません。

 しかし、それは昼休みに集中してやって、午前と午後は僕のマネジャーとして電話やメールでイベント主催者に連絡を取り合えば、2日もあれば1万円を得る仕事はとれるでしょう。

 電話やメールはNPOや協賛企業などをつかまえて、事務所を0円で間借りして通信費も負担してもらおうと思っています。

 寒空の下で長時間立ちっぱなしで雑誌を売らなくても、収益が望めれば、きっとやる気を出してくれる人も出てくるように思うのです。

 もちろん、売り込み方マニュアルも配布し、この仕事がちゃんと低所得者の生活の立て直しと次の仕事につながるためのプロセスとして位置づけていくフォローも行いたいと思っています。

 そのためには、いくつか仕事をお願いするための条件を整える必要がありそうです。

★イベント、セミナーの主催者は、僕と低所得者の当事者が無理なく会える東京と近県に位置していること(お金を渡すうえでも東京になってしまいます)

★ニート自身にそれまでの個人史年表を書いてもらい、講演マネジメント以外に何ができるかをカウンセリングしながら、その後の生活設計を一緒に考える

★最初から大人数に頼まず、マネジャーを厳選しながら、1人ずつ成功事例を作り、その成功を持って関東エリア以外にも講演事業をしている人と組んで、同じ試みを広げていく

★中学・高校の学園祭、文化祭、卒業式・入学式、新入生歓迎講演会、大学のサークル勧誘のための講演会、出張授業など、学生からの講演オファーも集めたり、教師たちからのオファーも集める(※学生でも先生でもニートに対して支援できるのですよ)

★講演マネジメントを促進するために、僕の本『社会起業家に学べ!』を営業ツールとして無料提供する



 …など、いろいろアイデアはありますが、今後、詳細を発表しようと思います。

 興味のある方は、ぜひ、僕の公式サイトをチェックしてみてください。

 そして、お知り合いのひきこもりや不登校、フリーターなどのお友達に教えてあげてください。
 
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2008.11.25 21:13

 先週、東京と新潟で社会起業について講演を行ってきました。

 新潟で面白いNPO(非営利団体)を立ち上げた方と出会ったので、紹介します。
 それは、NPOホワイトハンズ

 脳性まひをはじめとした男性重度身体障害者の 「性機能のケア」に特化したNPOで、現在、新潟市西区を本部として、東京、京都、茨城、福岡の各拠点で活動を行っているそうです。

 これまで障害者に対する「性の介護」は、介護福祉の現場では完全にタブー視されてきました。このNPOでは、このタブーを打ち破り、全ての障害者の方の「性に関する尊厳と自立」を守ることを理念としているといいます。

 こういう画期的な団体には、それなりの疑問が生じてしまうので、僕はこんな質問を投げかけました。

●当事者からの支払いのみで団体活動が維持できているのか?
●団体の収支は公開されていないのか?
●顧客に対して領収書を発行しているのか?
●なぜオーガズムを目的としてはいないのか?
●スタッフ研修の内実はどこに書かれているのか?
●スタッフの生活は成り立っているのか?
●風俗店からの風当たりは強くないのか?
●他の国の取り組みはどうなっているのか?
●顧客からの満足を示す経験談などは明かされないのか?

 あなたもぜひ、彼らの活動を、リンクをたどって見てみてください。
 そして、疑問をどんどんぶつけてみてください。

 代表者はいたって真面目な男性でした。
 坂爪真吾さんといいます。

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 障害者だって人間です。
 だから、性欲だってもちろんあるし、結婚だって仕事だってしたいわけです。

 しかし、それ以前に自分の体を自在に動かすことができないというジレンマを抱えています。
 自分のことなのに、自分でできない。
 この苦しみを想像してみてください。

 あなたにもできる支援があるはずです。
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2008.11.21 00:22



 遠藤一(はじめ)くんは、「レンタル空手家」 です。

 レンタル空手家とは、自宅やアパートでひきこもりを続けている人からの依頼を受け、出張して空手を教えてあげるというソーシャル・ビジネスです。

 遠藤くん自身、昔はひきこもりでした。
 なぜそんな彼が「れんたる空手家」になったのかについては、このリンク記事を読んでみてください。

 そんな彼がいま、面白いイベントを企画しています。

 それは、「3次元の女の子とちょっとアレな話しようぜ!の会」です。

 来る12月6日に池袋で行われるこの会では、ひきこもりの人を集まってもらい、かわいい女の子の前で自分の性的妄想を語ってもらおうというもの。

「女の子は、自分のエッチな話、ヘンタイな話を聞かせると、ドン引きしちゃうんじゃないか?」

 そう思う人はたくさんいるかもしれませんが、現実は意外にそうではないのです。
 むしろ、積極的にそういう話を聞きたいという若い女性はいるのです。
 その現実に触れるために、この集まりは企画されたのです。

 現実は、自分が思っているよりも、もっと豊かで優しいものです。
 それを知れば、ひきこもっているよりも、外の世界で楽しく過ごすことにも目覚めるように思います。

 あなたの周囲にひきこもり当事者の方がいたら、ぜひこういう集まりがあることを教えてあげてくれませんか?

 まず、めったにないチャンスですから、参加を勧めてほしいのです。
 なんだったら、付き添いであなたも一緒に参加してみるといいです。

 なお、レンタル空手家として、遠藤くんは「皇居マラソン2009」 というものも企画しています。

 これは、新春に東京の皇居のお濠をめぐるマラソンコースをみんなで走ろうというもので、昨年は全国から約20名が参加しました。

 来春も行うそうです。
 ぜひ、あなたも、ひきこもりの友達を連れて一緒に参加してみませんか?

 よろしかったら、あなたのブログにこのブログへリンクしてもらえるとうれしいです!
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2008.11.19 21:21


 いま「協同」を拓く2008全国集会IN新潟、なんていうイベントで社会起業の講演をします。

 22-23日の両日、新潟にいます。
 その周辺の方々、ぜひ遊びに来てください。

 僕は23日の新潟青陵大学での講演にでます。
 上記リンクの第7セッションです。
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2008.11.18 12:08


 先週末、僕は新宿でアメリカ人たちと飲んでいました。

 彼らは全米で人気のラジオ番組「studio360」の取材クルーで、日本のサブカルチャーについて僕にインタビューをしてきたわけです。

 日本側スタッフとして通訳を務めたアメリカ人は僕の4年前からの友人で、インタビュアーは東大で教えているアメリカ人の先生で、やはり2年前からの知り合いでした。

 その経緯で、たとえば、秋葉原の事件とサブカルチャーについて聞かれたりするわけですが、彼らの質問が僕にはちょっとおもしろかったです。

 ラジオ取材班は、こう尋ねました。

「秋葉原の事件を起こしたカトウは、自分の気持ちをネット上に文章で延々と書けるような人間なのに、その文章力をべつのことに役立てることはできなかったのか?」

「アメリカでも韓国人が銃を乱射する事件があったが、それは彼が周囲の人間に憎悪を抱いていたからだ。
 なぜ、カトウは自分とは直接憎悪関係にあるわけでもない市民を無差別に狙ったのか?」

 みなさんなら、どう答えますか?

 僕は、こう答えたのです。

 今の日本人は、二つのコミュニケーション作法に引き裂かれている。
 そのはざまに、どちらの作法にも慣れずに孤独を持て余す人がいて、そういう人たちにとって自分の周囲は無理解な人ばかりに映るから、自分を無視する社会は敵対視されていくのだ、と。

 そして、敵対視している顔のない「社会」に対して、自分の能力を売り込むこともなければ、あらかじめ無視されていると思い込んでしまうのだ、と。

 前述のコミュニケーション作法の一つは、従来型の「共同体」志向のコミュニケーション。
 いわば、自分の興味のある話題でつながりあえる共同体の内側に入ることで孤独をいやす作法で、ヲタは自助グループとして機能している。

 もう一つは、自己決定(自己責任)によって自分で自分の社会的な存在価値を訴えていける自己評価の高さに担保された作法。

 自分がはまっているオンラインゲームの話をしていたら、「それ知っている!」と話題に乗ってくれた友人がいたとしましょう。

 しかし、「じゃあ、これは知ってる?」とべつのゲームの話をしたら、「知らない」と話題がそこで途切れてしまった時、それ以上、何も言えなくなって寂しい思いをする。

 たとえば、そういう経験が日常的に当たり前になっていますよね。

 共通の話題で話せる関係は、まさに「共同体」のコミュニケーション作法であり、「知らない」という相手に自分の話題についての魅力を存分に伝えて興味を持ってもらう努力を自己責任で試みるという作法に及べば、それは「自己決定」のコミュニケーション作法でしょう。

 しかし、田舎で育ち、同質性を前提として人と付き合ってきた多くの日本人にとって、なかなか自己責任で趣味の違う相手と話題を共有し、共通の話題に巻き込んでいくということまでは試みないわけです。

 すると、友達との共通の話題はひどく限定的になり、自分の趣味との共通点の多い相手を探そうにもなかなか大変。

 この寂しさを持て余すことのむなしさを解消するために、自分の興味のない話まで聞いてあげる心の余裕の必要性を学んでいけば、人とつながることは難しくなくなります。

 人とつながることは、まさに自分には興味のないことでも、相手が聞いてほしい、わかちあってほしいと望んでいることをたっぷりと聞いてあげることから始まるのですから。

 アメリカのように、あらかじめいろんな人種や異なる文化を持つ人たちの集合体である国なら、そのようなコミュニケーション作法が人とつながるために必須になりますし、そもそも資本主義社会は自己責任を前提とするキリスト教の思想に基づいているので、共同体の内部に埋没してしまうことが愚かしいことだというのが前提なので、カトウのような犯罪者が出てくること自体が不思議なのです。

 カトウが女の子にモテず、それゆえに無差別テロに走ったのも、おそらく自分が興味が持てない人の話を聞くという作法が人とつながるうえで必要な試みだということを誰からも教えられなかったことに起因するでしょうし、彼自身、それを教えられても、誰の話を聞くだけの心の余裕がないほど、孤独な心を持て余していたように僕には感じられるのです。

 みうらじゅんさんは、自分の興味の持てなさそうなものに興味を持つために、わざわざ地方にある「ゆるキャラ」グッズを買い集めてみたり、銅像の写真を撮影してみたりして、自分の身近に置くことで「それまで興味がなかったものに興味が出てくるのを待つ」んだそうです。

 みうらさんは、美術や文学などのカルチャーシーンの王道で語られることがなく、常にその周辺というか、極北の「マイブーマー」の人として語られがちですが、既にメインもサブもない文化状況の中では実は一番先鋭的なポジションを得ていた、と後世に再評価されるような気がします。

 いつの時代も時代の最先端というものをマスメディアは拾い上げません。

 その証拠に、アメリカのメディアすら、みうらさんに「あなたはking of OTAKUですよね?」と取材を申し込んでしまう勘違いをしてしまうんですね。

 ヲタは、共同体の作法で元気になれる人たちです。
 そして、それ自体が自分自身の孤独を再生産してしまうことから降りられなくなっている人たちです。
 そこにある孤独は、実は世界中のヲタと分かち合える普遍性をもっています。

 だからこそ、宮崎駿さんは、こう言っているのです。

「ファンタジーは気分転換に必要なんです。
 気分転換だから現実に引き戻させるものです。
 今の多くのファンタジーは、引き戻させない毒ばかりですよ」
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2008.11.14 00:16

 2015年には、全労働者のうち、半分しか正社員でなくなる。
 つまり、残り半分は契約社員やパート、アルバイト、派遣社員などの「非正規雇用」になる。

 現状のまま雇用のパイが増えないと、こうなってしまうという厚労省の推計なのだけど、かなり現実的だと思うのは、大企業の9割が「フリーターを正社員登用したくない」と言っているので、たぶん推計のままの現実が7年後には訪れることになるですね。

 すると、非正規雇用は年収300万円以下の暮らしを余儀なくされるので、そのままではとても結婚はできないし、したとしても、フリーターどうしで合計600万円だと、赤ちゃんを産んでも、育児や子育て、教育費がねん出するのが難しいので、ますます少子化が進むことになりかねないってことです。

 今日も、新潟の長岡市で、養護教諭(保健室の先生)の研修会でそんな話をしてきたんですが、雇用にあぶれたら、自営業を始めるしかないんです。

 自営業とは、誰かに雇われず、自分でビジネスを作って稼いでいくこと。

 もちろん、フリーターでも何でもいいから非正規用でもらえる月給+自営業というハイブリッドな働き方をしていけば、一人あたりの自営業による収益が月収5万円でも二人で10万円、年間ベースで120万円が上乗せされるので、二人の年収は720万円までは引き上げられます。

 つまり、会社から一歩外に出たら、自分自身のビジネスの時間だと思って、自営業による月収を20万円あたりまで引き上げるように努力していけば、なんとか食ってはいけるし、結婚もできるように思うんです。

 二人で月収40万円の自営業を行えば、非正規雇用でも600万円あるのだから、年収は総計1000万円を超えられます。

 月収20万円を自営業で作るにも、初年度は無理でも毎年2万円ずつ無理なくアップできるようにすれば、10年もかからずに実現できるでしょう。

 それなら、一人でも年収500万円の暮らしは望めるわけです。

 しかし、学校ではなかなか自営業というものを教えてもらえない。
 もちろん、学校の先生も知らない。

 だからこそ、学校の先生は民間の事業者から学んで、それを生徒に伝えていくということを意識的に授業の中に取り入れてほしいと訴えているんです。

 実際、「稼ぐ」ために教育はあるので、それがわかっていれば、なぜ校門の前で「おはよう!」と先生が声をかけているのかも、生徒にわかるはず。

 「おはよう!」と言われて、さわやかに「おはよーーっす!」とサラリーマン金太郎ばりに応えられる人間こそ、大人になって社会人として会社に通勤する際に「あいつは使えるね」と人材として見込まれるだけの魅力になるんです。

 言わば、挨拶ひとつとっても、実は金を稼げる人間としての自分を売るための武器なんです。

 だからこそ、「挨拶はちゃんとしよう!」とか、あるいは「遅刻しないで学校に来ようよ!」と呼びかけるべきなんですね。

 学校は、本来は、金を稼げる人間、一人でも自分の力で生きていける人間を作るためのインフラです。

 そういう現実をふまえて教育の意義を問わないと、「学歴を付けるための学力を養う場所」という学力に偏重して、学力のない子どもを社会的弱者に転落させるおかしな幻想がはびこることになりかねない。

 こういうことは、教科担任の先生よりも、保健室登校をしてしまうような気の弱い子どもと向き合っている養護教諭の方々の方がすごく理解できることだろうと思うのです。

 だから、僕は女性ばかりの養護教諭の研修会で、「近隣の事業型NPOや社会起業家と仲良くなっておいてください」と訴えました。

 万が一、正規雇用されない悩みを目の前の子がいつか抱えることになっても、「保健室の先生が『NPOに行けば雇われる場所もあるかも』と言ってたな」とその子が思い出してくれれば、世をはかなんで自殺することもないでしょうし、「どうせ社会は自分を受け入れてくれない」などと思いこんで家の中でひきこもりを続けてしまうことも避けられるはずですから。

 2015年は、もう7年後。
 現在小学6年生(12歳)が19歳で社会に出ている年齢です。
 小学生の高学年から、ぜひ事業型NPOの存在を知らしめてほしいと思いますね。

 なお、僕は養護教諭の集まりだけでなく、学校や校長先生の集まり、大学や大学生主体のイベントや福祉関係のイベントなど、さまざまなところで講演をしています。

 興味のある方は、お気軽にメールをくださいな。

◎公式サイト
http://www.createmedia.co.jp
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2008.11.11 02:11

 「うつでも夢を」と胸に書かれたTシャツがあるのを知っていますか?

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 これは、富山にあるケアハウス「にぎやか」が作った商品です。

 一人では生きられない人たちが、この社会には少なからずいます。
 障害者だったり、精神疾患を抱えていたり、高齢者ゆえに介護が必要だったり。

 こういう人たちは、「社会的弱者」と呼ばれています。
 でも、だったら、みんなで集まって助け合って暮らそうよというのが、ケアハウスなんです。

 暮らしがあれば、当然、そこに生活費や支援活動費がかかります。
 もちろん、企業や自治体などから寄付を集めることもできるでしょう。
 しかし、それだけでは賄いきれないくらい、生きることにはお金がかかるのです。

 そこで、自分たちの収益になる事業を作ろうと、オリジナルの商品を作り出して販売するという試みをいろんな支援団体が始めているんですね。

 このTシャツも、その一つなんですね。
 Tシャツだけでなく、赤ちゃんを胸の前で乗せて抱える「スリング」も作っています。

 販売サイトを見てください。

 こうしたオリジナル商品は、ホームページを通じてネット通販しているようです。
 それを見た人が買えば、買うだけで社会的弱者の生活を助けるお手伝いができるんです。
 素敵でしょ!

 自分には必要ないと思った人でも、このニュースをいろんな人に知らせてあげれば、買う人も出てくるように思います。

 ぜひ、あなたのブログにもリンクを貼ってみてください。
 そのささやかなアクションが、実はとても大きな支援なんです。
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2008.11.07 10:49

 アメリカに史上初の黒人大統領が誕生しました。

 この選挙戦で僕が印象に残ったニュースは、下記のとおりです。
(ロサンゼルス 4日 ロイター記事からの引用)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 自身の暮らしを「ホームレスではないがそれに近い」と形容する元海兵隊員のフレデリック・ウィリアムズさん(43)。

 失業手当で何とか生活しているというウィリアムズさんは、所持品を詰めた小さな旅行かばんを手に人生初の投票を行った。

 ホームレス支援団体ロサンゼルス・ミッションの投票所からほど近い簡易宿泊所で生活するウィリアムズさんは、米国初の黒人大統領を目指す民主党オバマ候補に投じたという。

 「これは歴史的なことだ。自分もその一部になりたい」と語った。

 同投票所の周辺は米国で最もホームレスの人口密度が高い地域とされており、今回の大統領選で初めて投票するという人も少なくない。

 同地域では推定1万2000人の路上生活者がおり、その多くが精神的な問題を抱えているか、薬物などの乱用に苦しんでいる。

 地域の別のホームレス支援団体ミッドナイト・ミッションのスポークスマン、オーランド・ワード氏によると、4日の投票には前例がないほど多くの人が訪れたという。

 「しばしば忘れられ、米国民として持つ最も基本的な権利の1つを奪われてきた人々を(投票所で)見るのは非常にエキサイティングだ」と述べた。

 ミッドナイト・ミッションの投票所では、午前中に300人以上が投票に訪れた。

 投票者の多くはホームレスだが、前回の大統領選で1日に訪れた投票者のすでに10倍だという。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 現在43歳になる僕の世代だと、なんだか本宮ひろ志さん(作品に『サラリーマン金太郎』など)の初期の代表作『男一匹ガキ大将』を地で行く展開のように見えました。

 トップダウンで世界を変える強権型のリーダーではなく、草の根の市民たちのニーズを最底辺からくみ取ってボトムアップで世界を変える調整型のリーダーが、多くの人に望まれて誕生したということでしょう。

 マンガ『男一匹ガキ大将』は今でもネットカフェで読めますが、勉強のできない子が同じように勉強のできない子たちをまとめて社会にとって良いことをしようとします。

 喧嘩ひとつできない、勉強のできる子たちを無視する集団と闘い、喧嘩が弱くて受験秀才になるような子たちも守ってやることで、日本の子どもたちをまとめてしまうという壮大なストーリーなんですが、このように、自分とは違う境遇の人間に十分な配慮ができるのか、ということが、多くの人を味方につけるうえで必要不可欠なんですね。

 だから、オバマさんは演説で言いました。

「白人のアメリカとか、黒人のアメリカというものがあるんじゃないんだ。
 保守的なアメリカとか、革新的なアメリカがあるってことじゃないんだ。
 ゲイのアメリカ、ヘテロセクシュアルのアメリカがあるわけじゃないんだ。
 アメリカはアメリカさ。
 アメリカは合衆国なんだ」

 彼は誰が大統領になるかということよりも、いまアメリカにとって必要なのは、アメリカが一つになって緊急課題である景気対策に取り組むことだという「大義」を主張しました。

 誰もがそうだと指示できる文脈を強調すること。

 このシンプルな訴えに、アメリカの国民はオバマさんが黒人かどうかということをあまり問題にすることなく、本当に自分の国にとって必要な政策を実行できる人材としてオバマさんを選んだのでしょう。

 Yes.We Can!
(私たちはできるんだ!)

 オバマさんが繰り返したこの短くてシンプルな呼びかけは、今日の食事にも困っているようなひどい貧困にあえぐホームレスの心に、「俺たちだってこの生活を変えられる!」という希望の光を宿したように思うのです。

 オバマさんが強権で変えるのではなく、「みんな一緒にやろうよ!」「この国を一緒に変えようぜ!」と国民と共に歩む大統領の姿を明確にイメージさせ、中東に兵士を送りつけるブッシュ政権をはっきりと否定したわけです。

 ロイター記事の中で、「元海兵隊員」がホームレスに近い生活を送っていると紹介されていましたね。

 その彼は僕と同い年なんですが、同世代の実感でいえば、兵士として飯を食って国から勲章を受け取るような名誉なんか、何よりも自分自身に対して誇れる働き方ではないし、誰かに誇れるような生き方でもないんですね。

 自分一人が幸せなら、自分とは境遇の違うホームレスのことなんて興味すら持たないという従来型のリーダーを大統領にしてる場合じゃないっていう時代が訪れたってことなんでしょうね。

 日本でも、早晩、選挙が行われます。
 どの党の誰なら、貧しい人たちに関心を持った働きぶりを見せてくれるのか。
 そこを注意しながら、党首たちの発言を見ていこうじゃありませんか。

 オバマと仲良くなれる総理は、そういう人材のはずですから。
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2008.11.04 00:36

 いま、大企業ならどこでもCSR(企業の社会的責任)の活動を行う部署があります。

 これって、企業が事業によって儲けたお金をさまざまな社会貢献に還元(投資)しようというもので、エコ活動から福祉活動などまで幅広い社会貢献に莫大なお金を出しているんですね。

 でも、新聞やテレビ、雑誌などを見ていても、なかなかそれが伝わってきません。

 毎日、汗を流しながら働いているお父さん、お母さんたちのおかげで企業は儲けを作るわけで、そのお父さん、お母さんたちが、自分たちの働きによる収益が社会貢献に使われていることが十分に理解できれば、自分の会社や仕事に誇りを持つこともできるでしょうし、子どもたちにも胸を張ることができるでしょう。

 でも、それをなぜマスメディアは十分に応援しないのでしょうか?

 おそらくバブル時代に「メセナ」と称して文化活動に投資していた企業が、バブルがはじけると、すっかりスポンサーを降りたという「前科」があるので、「社会貢献に金を出すといっても、っ不況が極まれば、結局金を出さなくなるんでしょ」と考えて、応援記事を書くようなことをためらっているふしはあるのかもしれません。

 それでも、90年代後半から「低成長時代」と呼ばれて久しいのに、2000年を超える頃には大企業が軒並み、社会貢献を行うNPO団体に莫大な投資を行ってきていますし、その額は増える一方です。

 これは、企業が持続可能な発展をするうえで、NPOなどの「社会起業家」と協調しながら社会貢献をしていかなければ、企業の存在価値が保てないからだと思うのです。

 言ってみれば、金稼ぎのためだけなら、とても金は出せないのです。

 CSRには「企業市民」という言い方がありますが、企業もまた社会の一部を担う存在として一般市民の社会的なニーズに応えていく活動をしないと、今度は消費者に見放されるわけです。

 だからこそ、本業はもちろん、本業以外でも社会にとって役立つ存在としてのアクションをNPOなどの市民団体と一緒に進めていこうとしているのです。

 マイクロソフトやNECなど、グローバル企業ではそれぞれ独自の投資を事業型NPOなどの社会起業家に向けて行っています。

 もっと、マスメディアもそうしたCSRを応援し、読者・視聴者のお父さん、お母さんたちが、子どもに働くことの誇りを伝えられるようになれば、もっとテレビを見たり、雑誌を買う人が増えるように思います。

 さて、不肖・今一生、内閣府の社会イノベーション研究会の委員も務める東京農工大学・技術経営研究科の松下博宣教授のお招きで、社会起業について講義することになりました。

 誰でも受講できるそうなので、受講希望の方は下記をご参照のうえ、ご予約ください。

●演題:社会起業運動の動向と社会起業家から学ぶもの
●内容:上記テーマによる講義と、参加者を交えての自由討論
●日時:11/21(金)19:00~
●場所:田町キャンパス4階(田町駅南口徒歩1分)
●参加予約:下記の2点について11月14日頃までまでメールください。
 (1)講演会:参加 or 不参加
 (2)終了後の飲み会:参加 or 不参加
●備考:予約者が多い場合、立ち見になります。その際はご容赦を!
●参考図書:『社会起業家に学べ!』(アスキー新書)
 ※事前に予習しておいてください。
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