2008.09.30 16:23


 僕は過去に仕事で書いた原稿のほとんどを、ダウンロード販売を通じて誰でも気軽に閲覧できるようにしました。

 自分のパソコンの中で眠らせていた、書籍に収録できずにいる原稿も、これで「商品」になるわけです。

☆今一生のダウンロード販売コンテンツ

 主に使っている販売サイトは「share300.comプレミアム」です。
 このサイトは、印税率が高い部類に入ります。

 1コンテンツが売れた際に販売サイトのshare300へ支払う手数料が17.5%で、出品者の印税率が80%以上になるのです。
(もっとも、年会費5000円が別途かかります)

 参考までに、ネット上に数あるダウンロード販売サイトで、文章コンテンツを販売できるサイトの手数料をざっと紹介してみましょう。

●=売る側にクレジットカードがなくても利用OK
○=売る側にクレジットカードがないと利用NG

インフォトップ(印税率最大で94%程度)
DL-MARKET(印税率最大で92%程度)
※最小の手数料は7%+60円。ただし、最新版adobe9.0を4万円で買う必要あり。
インフォオーダー(印税率最大で91.5%)
インフォカート(印税率90%以上)
※手数料は9.8%+100円。ただし初期設定費用5000円が別途かかる。
share300.comプレミアム(印税率80%以上)
※手数料は17.5%+振込手数料。ただし年間5250円の運営費が別途かかる。
デジマーケット(印税率80%)
digiket(印税率76%)
xcream(印税率70%)
でじたる書房(印税率50%)


 文章だけでなく、マンガや絵、音楽、ソフトウェアなどを販売できるダウンロードサイトもあります。

 こういうサイトでは、18歳未満でも、クレジットカードを持ってなくても、利用できるサイトもあります。

 ハンバーガーショップで時給700円で働くのも悪くはないですが、マンガを描いたり、写真を撮ったり、音楽を作ったりすることが好きならば、それらをデジタルデータとしてネット上で売ってみてはいかがでしょうか?

 ファイルはPDFだったり、MP3だったり、ネットユーザにはなじみのあるものばかりなので、気軽に自分のパソコンにためてある自作のコンテンツを売ることができます。

 それは、時給や月給という働き方ではなく、実売次第で儲けられる「インセンティブ収入」(印税)です。

 たとえば、校内の文化祭でバンドで歌ったら、受けたとしましょう。
 その録音を音源データ化してダウンロード販売サイトで売ってみるのです。

 それが、自分の学校の子だけでなく、全国の同じ世代の子たちに受けるものなのかどうかが、はっきりわかるはずです。

 無料なら、暇つぶしに聞く人もいるでしょう。
 でも、それが300円でも値がついたら、本当に気に入らないと買ってくれません。
 それが、プロとアマの違いなんです。

 10代でもプロに挑戦できる時代です。
 ぜひ、トライしてみませんか?

 
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2008.09.27 04:00


 7月の「社会起業支援サミット2008」に来れなかった方へ。

 そこで、僕が行った講演「取材される技術 マスコミ0円広報術」の
講演原稿(PDF)をオンラインで販売することにを始めました。

 タイトル通り、自分たちの活動を広報するために、新聞やテレビなどの
取材を呼び込むための実践マニュアルになっています。

 原稿には、2つのタイプがあります。

 一つ目は、通常版。
 そこには、講演で話した中でも、ハイパーリンクで資料を説明する必要があったものや、 具体的な名前など、情報を実践に使えるように増補してあります。

 もう一つは、「普及版」。
 上記のような資料を加味してはいません。
 当日、話したまんまの原稿になっています。
(※なので、ちょっと安くしてあります)

 この講演原稿の収益の一部は、サミットなど社会起業家を支援するを活動を行う「社会起業家支援委員会」の活動原資に充当させたいと考えています。

 ぜひ地方在住で、東京のサミットに来られなかった方は、ぜひお買い上げください。
 東京までの往復交通費をかけるぐらいなら、安いと思います。

 団体活動をされているのであれば、団体の経費からどうぞ。
 社会起業家&CSR担当者向けに、広報の基礎から実践までを説明しています。

http://www.createmedia.co.jp/book/downroad.html
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2008.09.26 18:15


 僕の妹には、中学2年生になる息子がいます。
 つまり、僕には14歳になる甥っ子がいるわけです。

 で、この甥っ子はたまに僕の携帯に電話をかけてきます。
 向こうも携帯です。

 母親にわかってもらえない気持ちをときどき打ち明けてくるわけです。
 なぜか。
 僕は黙って彼の言い分を聞き、まずは全面的に受け入れるからです。

 こないだ彼からかかってきた電話では、「お小遣いをまともにくれない」と
不満を語っていました。

 毎月のお小遣いの額面がまちまちで、しかも、くれたり、くれなかったりする。
 そうすると、ほしい靴も欲しい時に買えない。
 どうすればいいんだ?

 そう言うわけです。

 もちろん、お金をためておいたり、お小遣い帳をつけるなどして、
もらったお金をいざという時に備えておく必要があり、それを怠ったゆえの
自分のミスも、彼は自認しています。

 僕は彼の話を聞きながら、子どもがしつけに従わないと
お小遣いをあげないという支配の仕方を平気でする親に辟易しました。

 でも、これって下流資産層ではよく見られる親子関係なんですね。

 勉強の成績が上がったらお小遣いの額面をアップするとか、
家事をちゃんとやらなかったら減らすとか、とかくお金で子どもをコントロール
しようとするわけです。

 そこで、僕は甥っ子に言いました。

「残念だけど、ほしい靴を今買うのは、現実的に無理だよね。
 それよいも、このようにお金がなくてほしいものが買えないという切羽詰まった
状況を再び味合わないようにするにはどうしたらいいか、考えたほうがいいね」

 甥っ子は、あと1年半もすれば、中学を卒業し、高校に入るでしょう。

 もちろん、高校に入ってもアルバイト一つ、親からの許しを乞う必要があります。
 しかし、雇用されるのではなく、自営業で収益を生み出せば、それは
親から干渉されずに済むという法律があります。

 甥っ子は、マンガが好きで、マンガを作ることなら、何時間でも集中できます。
 だったら、コミケや校内でマンガを作って売ればいいわけです。

 今なら、マンガもPDFデータとしてネット上から売ることもできますし、
もちろん、東京にある出版社のマンガ雑誌編集部に投稿し、小遣いを得ることも
できるでしょう。

 そうやって、自分自身の能力によってお金を得て、親から経済的に自立して
いくこと。
 それが、大人になるってっことなんです。

 小遣いをもらっているうちは、親の言いなりにならないといけません。
 それが嫌なら、自分の能力や技術を売るしかないのです。

 遅かれ早かれ、親からお金をもらえる年齢ではなくなるわけですから、
14歳からそうしたことを意識していけば、20歳になる頃には、漫画家として
食っているかもしれません。

 それでも、下流資産層の親というものは、わが子に平気で
「お前なんか漫画家になれるわけないじゃん。せいぜいがんばって」などと
嫌味を言うのです。

 応援なんかしてくれません。

 だからこそ、そこで「漫画家になったるわー!」と奮起すればいいんです。
 親は理解できないけど、世間は広いですから、才能を認めてくれる人も現れるでしょう。

 そして、晴れて漫画家になって親より稼ぐお金持ちになったら、
親のほうが世間知らずだと気づくでしょう。

 僕自身、30歳を手前にして、親の年収を軽々と越えました。
 しかも、人目につくほどベスセラーも出しましたから、親のほうから謝ってきました。

 でも、僕のことをまったく応援してくれなかった親を許す気持ちはまったくありません。

 親は子どもより自分のほうが世間を知っていると思いがちですが、
いつの時代も、子どものほうが親の世代以上に自分が生きている世の中に敏感です。

 だからこそ、僕は甥っこを応援したいと思ったのです。

 彼は校内での職業適性検査でも「漫画家」として認知され、自分でも
漫画家になりたいと言っています。

 親だけがそれを認めないのです。

 しかし、世間に認められれば、それでいいのです。
 ちゃんと世間に認められれば、収入が後から付いてきます。

 そう言って甥っ子を励ましたら、甥っ子は親への不満をそれ以上
口にすることがなくなりました。

 自分の将来のために、自分が自由に生きるために、
漫画で食える技術を一刻も早くも持つこと。

 それしか解決の突破口がないことを、やがて甥っ子も気づくだろうと思います。

 僕は事あるごとに、それを彼に理解してもらおうと思っています。
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2008.09.23 04:09


 僕は、43歳になった。

 田舎に一人で閑居する僕には、お祝いのプレゼントも届かなければ、
一人でバースデーケーキを買う趣味もない。

 こんな誕生日を例年のように続けている。
 今更、珍しくもない1日なのだ。

 もっとも、小さい頃から誕生日を祝われた記憶はほとんどない。

 というのも、誕生日が秋分の日で、毎年家族総出で墓参りに行っていたから、
父方の祖父の眠る墓のある川口市の親せきの家でおはぎを食べるのが習慣で、
ケーキのように甘いものを帰宅してからまた食べる、ということがなかったのだ。

 誕生日らしいことをしていたのは、恋人と同棲していた頃だけ。
 同棲は2回も経験があるので、それはそれで楽しかった。

 それでも、43歳にもなると、誕生日があまり特別に感じないのだった。
 これは、結婚しても、子どもがいても、同じかもしれない。

 僕は独身で、子どもはいない。
 恋人も、この10年間、作らなかった。

 恋とは、「落ちる」ものだ。
 交通事故のように、突然、ときめきが全身を包むような瞬間がある。
 その人のことばかり気になって仕方がない、というのが、恋なのだ。

 そして、そういう感性も、もしかしたら、体力の衰えと同時に薄らいでいくのかな、と
最近、少し臆病になっている自分を感じる。

 ビートルズに、「WHEN I'M 64」という歌がある。
 64歳になっても、祝ってくれますか?
 …というわけだ。

 彼らが20代の若い頃に作った歌だけど、すでにポール・マッカートニーは
64歳を超えているだろう。

 ポールは3度の結婚を経験している。
 そのたびに、慰謝料をしこたまふんだくられている(笑)。
 それでも、命があれば、3回くらい人生をやり直せる金があるのだから驚きだ。

 こういうスーパースターの人生を見ると、ささやかなものが愛しくなる。

 金も名声も手に入れた男でも、ゆるぎない愛はなかなかつかめないってことだろうか?

 43年も生きて思うのは、僕の人生で一番大事にしているのは、「自由」ってことだ。
 自由に生きるには、それなりの覚悟があり、それゆえの楽しみもある。

 何よりも自分の自由を求めるこそ、自尊心だ。
 そう、はっきり言える。

 自由は時に孤独だけD、誰かに従属していない分だけ、
心はいつも晴れやかだ。

 しなくちゃいけないことなんて、何もない。
 したいことだけをすればいい。

 そんな自由な人生も、まんざら悪くないものだと思うのさ。


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2008.09.19 12:05


 書籍に収録していない原稿を中心に、ネット上で売ることにしました。

 その一部は、下記の通り。


○取材される技術 マスコミ0円広報術(社会起業支援サミットでの講演)
○今一生の講演録1
○今一生の講演録2
○今一生の講演録3
○現代性愛事情 フレンドセックスと、セックス依存症
○採用された雑誌ネタと、出版された書籍企画書
○完全ライターズマニュアル
○今一生の自叙伝 自営業者としての労働史
○脱・血縁の共同生活

 とりあえず、下記リンクをクリック!

http://www.createmedia.co.jp/book/downroad.html
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2008.09.19 08:57


 CSR(Corporate Social Responsibility)とは、「企業の社会的責任」と訳される。

 要するに、この言葉は一企業の論理で動くのではなく、企業も社会を構成する一単位として、社会にとってより良い働きをする責任を負っている、という意味なんだ。

 で、実際に多くの企業にはCSR推進室という部署が設けられていて、さまざまな社会貢献を行っている。

 その基礎となる方向性は、次の3つ。


(1)コンプライアンス(法令遵守)
  本業を合法的に行うことを厳しくチェックする


 たとえば、最近、食用として適さないと判断された米を安く政府から買って、それを食用として流通させて儲けていた業者が摘発されたけど、これはまさに「違法」そのものだよね。

 こういうふうに法律を守らないビジネスをやったら、社会全体に迷惑が被る。

 だから、法律はちゃんと守ってビジネスをやろうってわけ。
 当たり前だよね。


(2)本業そのもので社会貢献を行う

 たとえば、新聞だったら、ちゃんと事実を取材し、嘘のない記事を発表しようというもの。

 消費者にとってニーズの高い「記事の正確さ」に応えられるだけの取材をしようってわけ。

 これも、当たり前といえば、当たり前。


(3)本業で蓄積された経験や技術によって社会貢献を行う

 たとえば、ヤマト運輸は本業の運送業の経験から、障害者の雇用を行ったり、低公害車を利用して地球と社会にとってにやさしい「エコな運送業」を目指している。



 さて、こうしたCSR活動が進められていくことは、とってもいいことなんだけど、よく考えれば、当たり前のことなんだろうと思うんだよね。

 一企業の内側の論理ではなく、企業を包み込む社会、あるいは企業が商品によって影響を与える社会の求める倫理に対して配慮していくのは当然だろうって思うもの。

 もし、前述の3点を守らない企業が増えていけば、企業も信用を失うし、社会にとっても迷惑な労働をする社員が増えてしまうってことだもん。


 しかし、牛肉偽装問題や、非・食用の米の横流し問題を見ても、そんな違法なことでもやってしまった社長たちは、みんな口をそろえて、こう言っているんだ。

「社会にとって良くないことだとわかっていても、
 それをやらないと、自分たちは食っていけなかった」
 
 結局、自分たちが食えなかったら、社会にとって悪いものだとわかっていても、やってしまうってことなんだね。

 つまり、切羽詰まってしまえば、企業の外側にある社会よりも、企業の内側の論理で動いてしまうってことなんだ。

 では、CSRを徹底している会社が、本当に企業の内側ではなく、社会の論理を優先して働いているのかといえば、必ずしもそうとはいえない。

 だって、社会の論理を優先するのであれば、それは企業として儲けが出なくても、あるいは社員が貧しくなっても、CSR活動をやりますかといえば、にわかに「Yes!」と答える人は少ないと思うから。

 一方、社会起業家は、既存の企業とは違って、あらかじめ社会の論理を最優先する。
 だから、自分たち社員の給与は、社会問題の解決コストより優先されない。

 たとえ自分たちが貧乏になっても、自分が解決したい社会問題の解決に取り組むわけだ。

 いま、中高生の子どもたちが大人になって働きだす頃には、社会起業家が増えているだろけど、すべての企業が社会起業になるわけじゃない。

 むしろ、CSR活動を洗練させていくことで、社会にとって役立つ企業として成長していくだろうって思う。

 その時に大事なのは、企業内のCSR推進室にいるスタッフだけでなく、全社員が自分の働く会社のCSRを誇りに思い、社会に対しては勿論、自分の家族や友人に対しても、自分の働く会社を誇れるような働き方になっていくことだろう。

 それは、もしかしたら今のような豊かな暮らしよりも、もう少しだけ貧しい暮らしを覚悟できるかどうかが試されているような気がするんだ。

 現時点で、きみの親の働く会社ではどんなCSRが行われているか、聞いてみよう。

 親を誇りに思えるようなCSRが行われていたら、きみは少しだけ自分の親を見直すかもしれないよ。
 

 
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2008.09.16 00:11

 1103

 この日程を「いいおさん」と呼んで、お産の楽しさ、子育ての豊かさを分かち合うイベントが各地で行われます。

 しかも、18歳以下は無料で参加できるというので、受験生を含む、首都圏の10代にぜひ参加してほしいと思って、紹介します。

 カップルで、あるいは女の子どうしで、あるいは男の子一人でも、親と一緒でもいいので、「お産」と授乳の世界を覗いてみてはいかがですか?

 自分がどう親に育てられたのか、あるいはこれから恋人と付き合い、どんなふうに子どもと一緒に暮らしていくのか、それを垣間見ることのできるいいチャンスです。



■快適お産・おっぱいライフ
 「いいお産の日in青山 2008」

○日時:2008年11月3日(祝)10:30~16:30
○会場:東京青山 東京ウィメンズプラザ(東京メトロ表参道下車徒歩3分)
○参加費:1家族700円(前売500円)、学生400円、子ども(18歳以下)無料
  【資料保険代含む、お土産付き、一部体験イベントは別途】

 今年で3年目を迎える「いいお産の日in青山」。
 今年のテーマ は「みんなでお産」!

 拙著『プライドワーク』(春秋社)や『社会起業家に学べ!』(アスキー新書)などで
紹介した、授乳服のモーハウスから生まれた「らくふぁむ」のソーシャル・アクションです。

 行動派産科医・竹内正人先生のトークショーを皮切りに、
 子連れ講談師・神田昌味さんによる「おんぶde講談」、
出産ショー・授乳ショー等のミニステージ、骨盤ケアやマタニティヨーガ、
誕生学、親子スキンタッチ、ママジョブ等の体験セミナーや、
助産師ハンドマッサージや辻マッサージなどのリラックスコーナーも。

 今年は、ファザーリング・ジャパンによるパパコーナーも開催。

 また、知育おもちゃや絵本とふれあえるコーナーもあります。

 妊娠中の方も、赤ちゃん連れの方も、学生の方も、子連れの方もどうぞ。
 一日楽しいイベントが目白押し! 秋の一日、青山でいいお産を楽しみませんか?

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○主催:らくふぁむ
○共催:よこはま母乳110番、ファザーリング・ジャパン、
     ナーサリーママ、モーハウス
○後援:厚生労働省、東京都、朝日新聞
○協力:日本助産師会東京都支部、ユウchan

○お問合せ:モーハウス(TEL 029-851-7373)
○詳細、前売:
http://www.mo-house.net/1103_2008/aoyama1103_2008.html
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2008.09.12 03:26


 政治は長い間、大人の男たちの話題でした。
 それは、歴史の教科書を見れば、一目瞭然でしょう。

 日本では、戦後にならないと、成人女性の誰もが参政権を持つ時代が訪れませんでした。
 もっとも、それは日本人の女性たちが自発的に勝ち取ったものではなく、そのせいか、今日でもまだ女性より男性のほうが政治による社会問題の解決を論じることが多いようです。

 先日、政策立案を行う20-30代の若者たちの集まるNPOの面々と話す機会がありました。
 彼らは、政策が圧力団体による政党への陳情や恫喝などで決められてしまう現実に対して、市民ニーズから政策を立案し、提言していこうとする趣旨で週末に集まっては、より良い政策の立案を論じ合っているそうです。

 しかし、彼らのメンバーには1人も女性がいないのです。
 しかも、未成年もいない。
 つまり、オンナノコドモはカヤの外に置かれているわけです。

 これが、僕にはとても驚きでした。

 「市民」には当然、オンナノコドモがいるわけで、もっと言えば、車椅子の障害者やニート、在住外国人や犯罪者もいるわけです。

 なのに、若い政策集団は男ばかり。
 その様子を見て、僕は決定的に「市民」感覚を欠いているように感じました。

 もちろん、今後はもっと裾野を広げていくかもしれないので、今は批判するよりも期待していたいところです。

 ただ、「最大多数の最大幸福」をミッションとする民主的な政治の実態として、どうしても少数派は切り捨てられる傾向にあることに居直ってはいけないように思うのです。

 政治は、少なくても社会的弱者へのまなざしを忘れてはいけないし、後回しにしてもいけないと思うのです。

 そこで、彼らこそ「若さゆえの理想」を掲げてほしいのです。

 たとえば、ガングロのギャルが文部科学大臣になったら、面白いと思いませんか?
 少なくとも、学力の低い子を無視した政策は作らないと思いますし、市民にとってわかりにくい政策は作れませんよ。

 そう考えるとなんだか楽しくなってきて、僕は『ギャル大臣』という小説を構想してみるのです。

 いきなり文部科学大臣として閣僚入りしてしまった女子高生が主人公で、おじさん政治家たちが思いもつかないような政策を実現してしまうのです。

 しかも、大臣というのは、行政の長ですから、既存の法律内で法律の運用そのものを変えてしまえばいいだけで、国会で新たに予算を分捕らなくてもいいような運用を考えれば、国民からの支持も得るでしょう。

 小説だからおもいきりウソでいいわけです。

 しかし、大臣は民間人でもなれます。
 小泉純一郎さんが総理大臣になったとき、自民党の派閥とは関係なく一人で決め、民間人を登用したのは記憶に新しいことでしょう。

 総理大臣から指名されれば、閣僚入りできるわけです。
 つまり、選挙で選ばれる必要がないんです。

 大学の講師が、大卒者でなくても、教職免許を持たずにもなれるのと似ていますね。

 おりしも次の総理を決める自民党幹事長選挙がありますが、どうせ誰がやってもそう変わらずに総選挙になだれ込むんですから、いっそのこと「ギャル」を閣僚入りさせることをマニフェストにすればいいのに(笑)。

 いま、将来の希望すら感じていないのは、低学力・低資産の10代であり、それは女でいえば、ギャルです。

 子どもに未来ある国を作ろうとするなら、おじさんたちの言い分よりも、ギャルの声を聞くのが、持続可能な社会の一つの方法でしょう。

 僕は大まじめにそう言いますが、おじさんたちはギャルの声など聞かないのでしょうね。

 きっと、老い先の長くないおじさんたちにとっての社会とは、すでに持続可能なビジョンのないものでしょうから。
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2008.09.09 00:34


 森山直太朗の新曲『生きてることが辛いなら』が、一部で話題になっています。

 で、おそらくこの曲を嫌がる人の多くは、「死ねばいい」というフレーズに引っかかったんだろうと思います。

 で、この曲を擁護したいファンの多くは、最後のフレーズ「くたばる喜び、とっておけ」で救われたと主張するのでしょう。

 しかし、どっちにしても、なんだかさみしい気がしませんか?

 つまりは、「お前が決めればいいんだから勝手にすれば?」と突き放しているわけです。

 なぜ、生きてることが辛い人に、「一人で抱えられないほどつらいことがあるなら僕が一緒に解決に動いてあげるよ」と言ってあげないのでしょうか?

 そこに気づけば、この曲があまりにも人と人との「つながり」を喪失してしまっていることに鈍感な歌詞になっていることも理解できるはずです。

 森山さんは作詞したわけでありませんが、テレビでは心をこめて歌っているように見えました。

 「死にたいほどつらいだろうけど、僕は死なないでねと語りかけることしかできないよ」

 彼が本気で歌えば歌うほど、そのように突き放しているように聞こえるのです。

 もちろん、死にたいほどつらい人の話を聞いてあげたり、一緒に死にたくなるほどのつらさを導く問題を解決してくれる人が現実にいないという自殺志願者に対して、語りかけることしかできないのかもしれません。

 でも、「くたばる喜び」を「とっておく」ことを勧めるとしたら、それは「死はすべてから解き放たれる甘美なもの」と認めているようなものではありませんか?

 その甘美なものに近づいたほうが楽だと思う自殺志願者にとって、この歌詞を言葉通りに読めば、「とっておく」時間ずっと生きづらいのだから、そんな時間を待つ必要はないよねと感じるのではないでしょうか?

 ここには、生きることが辛い人の立場ではなく、死んでほしくないという他人事を装いたい立場を優先したいという気持ちが見え隠れします。

 前にこのブログでNHKの福祉ネットワークの番組サイトに「生きろなんて言えない」という文章を寄稿したことを書きましたが、本当に死にたいと思ってしまうほどの生きづらさを抱えている人の立場に立つ時に「くたばる喜び、とっておけ」と歌えるのかな?

 自殺志願者に対してでなくても、たとえば、大好きな恋人や大事な親友に対しても、「くたばる喜び、とっておけ」と歌えるのかな?

 やっぱり、この歌、自分と相手との「つながり」をどこかに置き去りにしているように、僕には感じられるのです。

 相手の苦しみを他人事にしたくないのであれば、そういう突き放した言い方が、ともすれば相手を孤独にさせたままにするのではないかという不安を抱いてもいいはずです。

 人間は、生まれてくる時も死ぬ時も一人です。

 だからこそ、生きてる間くらい、誰かとのつながりを感じ、相手の気持ちや事情に関心をもった物言いを心がけることが必要な気がするのです。

 あなたがさみしさを感じた時、この歌を聞いてみてください。

 「死ねばいい」なんて無責任なこと、勝手にほざいてんじゃねぇよ!
 あんたに俺の気持ちがわかってたまるか!

 そう言いたくなるんじゃないかなぁ?
 
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2008.09.05 01:07


 「社会起業家」をもっとふつうの市民にとって身近な存在にするために、いろんな支援事業を自分らしく始めようと考えています。

 一つは、社会起業家の方々が自らの活動を広報するのに時間や労力、コストをかけているので、そうした広報を講演という形でお金をもらってできないかと考え、社会起業家による講演をブッキングする広報支援事業。

 これは、おいおい既存の会社の社内ベンチャーとして経理を代行してもらう形で進めたいと協力企業を探しています。

 また、このブログでも書いたように、社会起業による社会問題解決の実録に基づいたリアルでドラマチックな物語をマンガにするために原作を書くことも考えています。

 いま、マンガの力は急速に失われつつあります。

 それは、マンガの主だった購買層の10代の消費動向がゲームやインターネット、ケータイに流れており、マンガは雑誌ではなく、単行本のみを好きなものだけたまに買うという習慣になっているのにもかかわらず、マンガ編集の現場に危機感が足りないからです。

 しかし、ゲームを超えるだけの「強度」のある物語が、ノンフィクション=実録にはあるのです。

 みんなが困っている社会問題を解決するためにビジネスを生み出し、問題の解決にエネルギーを注ぐ社会起業家の物語は、「なぜ働くか」という命題に明確に答えています。

 それは、10代でも大人でも親でも子どもでも理解可能な魅力的なアクションです。

 できれば、オンラインゲーム化したい社会起業の物語さえあります。
 しかし、その原作としてマンガ発で始めたほうが、沈滞している出版業界に一筋の希望の光をともすことになるでしょう。

 何10億という単位で売り上げが落ち込み、いろんな雑誌が休刊に追い込まれている今、書籍という商品には定価の一部が社会起業家に寄付されるような社会貢献という付加価値をつけてみる試みが必要でしょう。

 ヴォルヴィックの「1リットルfor10リットル」というキャンペーンで、あの水は前年度比1.3倍以上の売り上げを示しました。

 1リットルのヴォルヴィックを買えば、10リットルの安全な水がアフリカに生まれるという仕組みです。

 水自体は変わっていないのに、社会貢献のできる水という付加価値が売上を上げたのです。

 そのような消費者の意識の高まりを理解できる人が出版界にいるのなら、本の売り上げの一部を寄付することをデフォルトにしていくこともできるでしょう。

 買うだけで社会貢献。
 これが、これからの時代の当り前の付加価値になります。

 他にも、ニュースになるような社会貢献の仕組みのアイデアはいくつもありますが、出版業界のような旧弊なビジネスモデルの業界にほど、教えてあげたい気がします。

 もっとも、当事者である出版社の社員がそこにお金を出すだけの危機感を持っていれば、の話ですが…。
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