2008.07.29 04:10

 7月30日の「社会起業支援サミット2008」が迫ってきました。

http://www.cccjp.org/

 このサミットを広報して1か月ちょっとで、参加予約者が定員の300人に近付きつつあります。

 社会問題を解決しようと働いている「社会起業家」の方々を支援するために、10代が立ち上がり、社会人のスタッフも巻き込み、運営スタッフは20人以上になり、mixiのコミュでは130人以上が登録するという快挙を成し遂げています。

 取材は、読売新聞を皮切りに、プレジデント・オンライン、月刊商業界、週刊金曜日、オルタナなどが続々と集まってきています。

 取材が入れば、もっと「社会起業家」の存在が広く国民に認知され、社会起業家は仕事がしやすくなるはずです。

 それは、社会問題の解決がもっと進むことを意味します。

 この「社会起業支援サミット2008」を運営するCCC(社会起業家支援委員会)にも、寄付金や広告スポンサードなどの支援が集まり、フェアトレードで有名な「Poeple Tree」代表のサフィア・ミニーさんから応援メッセージをいただきました。

 参加予約者も、東京で行われるイベントなのに、青森や滋賀など全国各地から来られます。
 これは、社会起業家団体も全国から10団体が手弁当で駆けつけてくれることに市民が応えたものでしょう。

 どんなに暗いニュースが毎日のように続いても、その社会問題を解決するために必死で働いている「社会起業家」がいるってことを、あなたにも知ってほしいのです。

 ふつうの会社で働くのもいいでしょう。
 でも、社会起業家の下で働くのは、もっと働き甲斐があるのではないでしょうか?

 そして、そんな社会起業家の活躍を広く知らしめることで支援することも、立派なソーシャル・アクションだと思うのです。

 今年の秋には、例年のように「流行語大賞」が開催されるでしょうが、せめてベスト20位以内に「社会起業家」が入ったら、この国にも希望の種があるような気がします。

 そのために、サミット終了後もCCCは動きます。
 社会起業家の認知度アップのために、あなたもネット上からも応援できます。

 あなたの持つブログに、社会起業家について調べた感想でも、社会起業家について報道したテレビ番組や新聞記事についてでも、書いてみてはどうですか?

 検索エンジンで、「社会起業家」がどんどんヒットするようになったら、それ自体、彼らの活動を支援することになるのですから。

 あなたにも無理なく社会起業家を支援することはできます。
 それも、この国に希望の種を植えるアクションなのです。
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2008.07.25 04:41

 岩手県での地震、通り魔殺傷事件、娘による父親殺し、ワイロによる教員採用…。

 今週、テレビや新聞で見た話題の数々は、あまりにも悲惨で、見ているこっちまで気が重くなります。

 報道する側も大変でしょうが、視聴者や読者には、僕のように「知ってしまったゆえのストレス」を覚える人も少なくないのではないでしょうか?

 もちろん、マスメディアには「今、ここ」にある事実を報道し、社会問題として提起するという役割があります。

 しかし、あまりにも悲惨な出来事が立て続けに起こると、さすがに「知る側」も疲れてしまい、晴天の下でも1日がどんよりと曇った気分にさせられてしまうのも、一理あるでしょう。

 確かに、「いやな暗いニュースは起こってほしくない」と報道陣も思ってはいるでしょうし、現場いで取材する生々しさの中で、今日という時代の持つ暗い闇に触れてしまい、げんなりしているマスコミの人もいるのかもしれません。

 でも、やっぱり暗いニュースを1個報道したら、その暗さに耐えうるだけの明るいニュース、つまり社会問題の解決に取り組んでいる人たちの努力も同時に報じてほしいと思うのです。

 新聞の購読者数やテレビの視聴者は年々減っています。
 広告主もインターネットのほうへ流れていっています。

 今こそ、商品としての報道内容を「問題提起」型から「問題解決」型へとシフトしていく頃合いではないでしょうか?

 もっと端的にいえば、たとえば、非正規雇用者による殺人事件が起きたら、ニート・フリーターなどの若者を支援している社会起業家「コトバノアトリエ」の取り組みもセットで報じるといった具合に、暗さを中和するだけの、希望の持てる話題も提供してほしいのです。

 コトバノアトリエは、地方在住の漫画家志望の若者にデビューのチャンスを与えるために、「トキワ荘プロジェクト」という試みを始めています。

 東京に格安の家賃の物件を用意し、漫画家の卵たちをそこに共同生活してもらう試みで、すでにデビューをしている人が続々と現れています。

 これは、言ってみれば、「漫画家」という自営業支援です。

 全労働者のうち、正規雇用の占める割合は年々小さくなっています。
 だからこそ、雇用ばかりを求めるわけにもいかないのです。
 早めに自営業を試みておかないと、仕事にあぶれてしまい、低年収の人生を余儀なくされてしまい、そのうちやけを起こして通り魔殺人を導きかねないのです。

 こう考えると、コトバノアトリエは、間接的に「防犯」対策の一助ともなっていると考えることができそうです。

 こうした社会起業家の活動をマスメディアはどんどん報道に取り入れていけば、「新聞やテレビもなかなかやるじゃないか!」と見直す人も増えるでしょう。

 だからこそ、マスメディアの従事者にこそ、「社会起業支援サミット」に足を運んでほしいと思うのです。

☆社会起業支援サミット2008

http://www.cccjp.org/

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2008.07.22 23:53


 7月30日に行われる「社会起業支援サミット2008」を立ち上げた大学生のスタッフたちは、社会起業をふつうの市民がふつうに知っているような時代状況を作り出したくて、このサミットを企画したのですが、この活動自体にもお金がかかってしまうようです。

 リーダーの座間さん(18歳)をインタビューした記事が、経営者たちが読む雑誌『President』のオンラインにアップされています。

http://www.president.co.jp/pre/special/interview/7086/

 これを読むと、サミットを運営するのに、学生スタッフ1人あたり、だいたい「1か月に2万円程度」の出費が個人負担になってしまうようです。

 それを座間さんは嘆いています。
 なぜなら、せっかく「社会起業を広く一般に知らしめる」という社会的に有意義なサミットを運営しようという動きがあり、それに意気を感じて一生けん目に取り組もうとする学生がいても、月に2万円という出費はお小遣いやアルバイトで貯めたお金から出ていく額面にしては、決して少ない数字ではないからです。

 そこで、彼らはサミットの公式サイトを通じて、寄付や広告スポンサーを募ることにしました。
 すると、さっそく寄付やスポンサーをしてくれる企業が現れたのです。

 いったい、どこが?

 それは、下記の公式サイトをチェックしてみてください。

◎社会起業支援サミット2008の公式サイト

http://www.cccjp.org/


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2008.07.18 02:01


 社会起業家を支援する方法は、他にもいっぱいあります。

 それは、たとえばすでに社会起業を始めている団体の公式サイトを見て、「インターン」が募集されていないかをチェックすること。

 インターンとは、社会企業の仕事を手伝うことで実務を学ぶ無給(ギャラなし)のボランティアです。

 たとえば、学校の帰りに1~2時間ほど近くの社会起業団体のオフィスに通って、郵便発送作業を手伝ったり、イベントのチラシをいろんな場所に配り歩いたり、パソコンで文章やデータを入力するなどの、誰でもできる簡単な作業を手伝うことが多いです。

 誰でもできそうなことでも、社会起業家の団体はたいてい人手が足りませんから、ボランティアのインターンとして真面目に責任を持って取り組んでくれるなら大歓迎なんですよ。

 なので、近所に社会起業家がいるとわかったら、気軽にメールで問い合わせてみるといいです。

 中高生でもできるお手伝いはありますから。

 そこで、尊敬できる大人と出会うことも、インターンを経験する楽しみの一つです。

 実際、どんなに高給取りの仕事をしていても、家族をないがしろにしたり、貧しい人のことをまったく考えない人は、尊敬するに値しませんよね。


 でも、従来型の企業には、残念ながら、そういう大人が少なからずいるので、「そういう働き方はいやだ!」という思いをもった大人が社会起業を始めているのです。

 もちろん、従来型の企業でも、尊敬できる大人はいます。

 でも、社会問題を解決するために働く社会起業家とは違って、自社と株主の利益を最優先して働いています。

 社会起業家が最優先するのは、社会問題の解決そのものですから、従来型の企業で働くよりもかっこよく見えてしまうのは仕方ないかもしれません。

 それでも、従来型の企業も少しずつ変わろうとしているのです。

 最近、「CSR」(企業の社会的責任)という言葉が一部の大企業を中心に流行しています。

 企業も社会貢献をしようというわけですが、消費者である市民のニーズに基づいて活動をしているという点では、社会起業家よりも遅れているといえるでしょう。

 本気で社会問題の解決に取り組むなら、社会起業家から学ぶことが不可欠です。

 そこで、あなたが社会起業家に対してできる、もうひとつの支援が見えてきます。

 それは、社会起業家が全国から10団体も手弁当で集まる「社会起業家支援サミット2008」へ、従来型の会社で働くお父さんやお母さんを誘い、家族総出で参加することです。

●社会起業支援サミット2008の公式サイト
http://www.cccjp.org/

 これに参加すると、きっとあなたのお父さんも、あなた自身も、どういう働き方をすれば、社会起業家を支援できるのか、自分はどうすればもっと良い世の中にできる手伝いができるのか、見えてくるように思います。

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2008.07.15 22:56


 社会起業家を支援するには、まず自分のいま、抱えている問題こそが、実は社会問題だと気づくことです。

 多くの人は、「社会問題」と聞くと、たとえば、CO2排出による環境破壊や年間3万人もいる自殺者数の問題などを思い浮かべるでしょう。

 そして、そうした問題を知っていても、あまりにも社会問題は多すぎるから、忘れようとする人もいるかもしれません。

 でも、少しでも自分自身に関係のあることなら、「なんとかしてほしい」と思うこともあるんじゃないかしら?

 たとえば、10代だったら「なんでゲームの単価はこんなに高いんだ?」とか、「リストカットしてるぐらいで変な目で見ないでよ」とか、「高校生らしいファッションかどうかなんて自分たちで決めさせてよ」などなど。

 自分が日常的に不満に思っていることがはっきりとあるのに、そして自分の周囲の子たちも同じように思っているのに、結局、何もしないでイライラを抱えるばかり。

 なんか変じゃない?

 自分が本当になんとかしたいと思っているのなら、そしてみんなもきっと同じように不満を持っていることなら、それはまさに社会問題なんです。

 社会問題はどこか遠くにあるんじゃなくて、いまの自分がなんとか改善してほしいと思っている時代状況そのものだし、それはそもそも自分自身の不満や不安を解消してほしいっていう気持ちによってはっきり見えてくることなんだよね。

 そして、そうした不満や不安とまったく同じ気持ちでいる人は、自分だけじゃないってことに気づくと、実は個人的な問題こそが社会問題だってわかると思うんですよ。

 社会起業家が解決に向けて取り組んでいる社会問題も、実は社会起業家自身が「これは見過ごせない!」と思ったことなんだよね。

 だから、もし君が「これは見過ごせない!」と思った問題を自覚したら、その問題の解決に取り組んでいる社会起業家をググッて探してみよう。

 そして、彼らの活動を自分のブログに紹介してみよう。
 社会起業家のホームページへのリンクを張るだけでも、立派な支援なんだよ。
 それは、志を共有できる仲間になるってことなんだ。

 7月30日に行われる「社会起業支援サミット2008」では、社会起業自体が世の中に知られていないから、一般市民に知ってほしいと思った人々が立ち上がったんだ。

 企画・・運営は、10代のスタッフだよ。
 10代でも、イベントを開催し、大人を巻き込むことができるんだ。

 ぜひ、君も下記リンクを自分のブログに貼ってほしいな。

http://www.cccjp.org/
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2008.07.11 02:27

 最近話題の社会起業家の一人に、「マザーハウス」の山口絵理子さんがいます。

 マザーハウスは、アジアで最も貧しい国であるバングラデシュの市民と一緒に現地産の「ジュート」という麻を使っておしゃれなバッグなどを作り、日本を拠点に販売している会社です。

 彼女の会社の作るバッグなどのジュート製品はおしゃれで、季節ごとにコレクションがあります。
 おしゃれと品質の良さで購買者が増え、その利益はバングラデシュに新たな雇用を増やすのに投資されます。

 つまり、日本の購買者は「おしゃれ」を楽しむためにマザーハウスのバッグを買うだけで、バングラデシュの貧しい人たちに仕事と職業技術を与え、貧しい生活から脱却させることができるのです。

 素晴らしいビジネスですよね!

 しかし、山口さんは高校時代からビジネス・エリートになるような学力の高い高校に通っていたわけではありません。

http://www.herointerview.jp/respect/item/917/

 上記の記事を読めば、彼女の高校時代の様子がよくわかります。
 工業高校の出身なのに、慶応大学に進学することになるのです。

 そうした彼女自身の奮闘記は、彼女が書いた自叙伝本『裸でも生きる』(講談社)を読めば、もっと深く知ることができます。

 高校時代に学力や偏差値が低くても、実は将来にはあまり関係ありません。
 ぶっちゃけると、30歳になる頃には「どこの大学出身?」などと聞く人はいません。
 「あなたは何をしている人?」と聞かれます。

 大学を出るとか、出ないとか、「いい大学」を出るとか出ないとかは、30歳になる頃にはどうでもいいことになってしまうんです。

 かといって、僕はみなさんの受験勉強に水を差すつもりはありません。
 何をしたいのかわからないうちは、横並びでも勉強しておく必要はあると思うからです。

 大学で自分のやりたいことがはっきりしていたり、あるいはどうしてもやりたいことをするのに大学進学が必要なら、受験は避けて通れないものでしょう。

 もっとも、「人と違った人生を歩みたい」「他の人がしないような自分らしい人生をつかみたい」と強く願うなら、進学先が本当に大学なのか、大学だとしたらどこの大学の何学部で、どの教授の下で学びたいのかをリサーチしないと、受験勉強にも熱が入らないと思いますし、一般入試以外の方法を探さないままイライラしそうですね。

 木更津で街の経済活性化と障害者の自立支援のビジネスなどを手がけている「レッツきさらづ」の代表・筒井啓介さんは、法政大学に「社会人入試」で入りました。
 そのほうが受験が楽だから、高校を卒業する前に入社しておいたわけです。

 そのようにオルタナティヴな方法で大学に入った彼は、日本の社会起業家の先駆者である片岡勝さんの授業をきっかけに、木更津市の経済再生に挑戦する社会起業家になりました。

 また、楽天などネット上の買い物をするだけで、NGO/NPOに募金できる仕組みを作った「ユナイテッドピープル」の関根健次さんは、アメリカの大学に自ら進学しました。

 彼はこう言いました。

「エスカレータ式に大学に行って、いい会社に入って…っていうんじゃ、先が見えているようで、そのまま進みたくなかったんです」

 そして、就職前に訪れた中東で銃を持って身内の虐殺の復讐を誓う少年と出会い、「こういう少年を増やしたくない」という思いを持って帰国し、自分が起業した後から「社会起業家」になったんです。

 そういう社会起業家たちは、日本全国に増殖しまくっています。

 ふつうに就職しても、自社の利益を肥やすだけで、目の前の社会問題を無視したり、忘れたり、放置してしまうような生き方では、満足できないからです。

 拙著『社会起業家に学べ!』(アスキー新書)では、そういう日本の若い社会起業家を21団体も紹介しています。

 高校生にとっては、「10年後の自分」のように思うかもしれませんが、今すぐにでも「社会起業」を学ぶことはできます。

 それは、社会起業家に自ら近付き、彼らを「支援」することで見えてきます。

 次回は、どうすれば、社会起業家を支援できるのかについて書きますね!

  
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2008.07.09 23:12


 洞爺湖サミットを控え、最大規模のデモが起こり、「反グローバリズム」などを掲げてデモ行進をした人が逮捕されたというニュースが報道されました。

 現代において、政治に対する注文を「デモ」によって通そうとか、デモで反体制の意思表明をしようという行動は、広く一般の市民からの賛同を得られません。

 理由は簡単。
 そんなヒマがあるなら、目の前にある具体的な社会問題を解決してくれ、というのが、多くの市民のニーズだからです。

 今日では、地方経済の破たんによる失業、ニートや非正規雇用者の増大、自殺者数の横ばい、無差別殺傷テロを引き起こす雇用不安、環境破壊など、社会不安を増大させる社会問題は腐るほどあります。

 そして、政治や行政には既にそうした社会問題を解決するのに必要な知恵も金もなく、政治に文句を言っているだけでは、決して世の中は変わらないんですね。
 だからこそ、働きながら問題を解決しようとする「社会起業家」が立ち上がっているんです。

 せっかく、「いい世の中を作ろう!」という思いがあるなら、貧乏になるのではなく、活動そのもので収入を得られるほうが健全だと思いませんか?

 デモに行けば、その土地の小売商などは一時的に潤うかもしれません。
 しかし、デモ参加者は、その日1日仕事をしないのですから、お金が得られません。
 そして、デモに参加したところで、世の中は何も変わらない。

 ますます貧乏になって、社会も変えられないデモは、市民運動としては不健全だし、持続可能性がないのです。

 本気でこの世の中を変えたいのであれば、デモをお祭りのように楽しんでしまうのではなく、毎日の仕事が問題を解決する業務であるような働き方を採用するしかないでしょう。

 そして、まさに「毎日の仕事が問題を解決する業務であるような働き方」を既に始めているのが「社会起業家」なのです。

 デモの真実は、「金がない、腕もない貧乏人はもう暴れるよりほかない」なんです。
 だからこそ、デモに参加すればするだけワープア化してしまう(=働けば働くほど貧乏になる)ことに、もっと関心をもってほしいんです。

 ちなみに、社会起業家には、たとえば障害者に仕事を与える人たちもいます。
 なぜなら、福祉作業場で20日間働いても、月給1万円だからです(月給ですよ!)。

 そこで、せめて同じ作業をやっても、月給を10万円に引き上げられるというビジネスモデルを社会起業家は作っているのです。
 だからこそ、僕は社会起業家の存在を、デモに行けば行くほど貧乏になる人たちにこそ知ってほしいのです。

 彼らも、自分にとっては造作もないような作業で飯が食えれば、体制批判ばかりをしていたことがばからしくなってくるでしょう。

 デモに熱くなってしまう人は、自分らしく働ける場所を自力では作れないという不安を見ないふりして、実はそういう「自分にもできる仕事」を社会起業家が作ったり、支援したりしていることを知らないだけなんです。

 大事なのは、そこで時の政治家たちに怒って「反体制」の気持ちになっても、あるいは政治に延々と期待をし続けても、決して世の中は変わらないってこと。

 社会の仕組みが悪ければ、良い仕組みを新たに作ればいいのです。
 前述の社会起業家のように、放置していたら1万円しかもらえない障害者に、10万円の仕事を作ってあげること。
 それこそ、時給単価を10倍にしたのと同じではないですか!

 社会に対して不満や怒りをもつ気持ちは、わかります。
 しかし、いつまでもそういう気持ちを持て余していても、希望は感じられず、明るい気持ちにはなれないでしょ?

 だったら、社会起業家という存在を少しでも知ってほしいのです。

 下記リンクのイベントの公式サイトの下のほうにある社会起業家それぞれのホームページに行って、彼らの活動を読んでみてください。

http://www.cccjp.org/

 世の中の悪い部分をなんとか良くしようと働いている人たちの行動に、あなたもきっと希望を感じることができると思いますよ!
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2008.07.08 22:42


 なんで、7月30日に大隈講堂に全国から10団体も社会起業家を集め、彼らを支援する市民300人を集結させる「社会起業支援サミット」に注目してほしいのかについて、わかりやすく書いてみます。

 日本でも、「社会起業」の動きは、80年代後半からありました。
 しかし、それは主に社会起業家そのものを増やすための支援でした。
 その詳細は、下記の僕の本を読んでください。

http://astore.amazon.co.jp/con-isshow-book-22/detail/4048671871/503-0396423-6642352

 もちろん、社会起業家を育成し、増やしていくことは良いことです。
 しかし、一つだけ大事なことをおろそかにしてきてしまったのです。
 それは、全国民(世間)を味方につけるということです。

 「社会起業」が、政治や行政では解決できない(あるいは解決を放置した)社会問題に事業を通じて取り組んでいく働き方なのだという素晴らしいメッセージを、社会起業家自身の育成に躍起になっていた人たちは、十分に広報する余裕がなかったのです。

 実業には熱心なのに、宣伝下手って人、いますよね。
 それと同じで、マスメディアを上手に味方につけて世間一般に広く「社会起業」の素晴らしさを伝えていくということが、結果的に、できなかったわけ。

 おかげで、20年以上も歴史があるのに、今日、日本人の10人に1人くらいしか、社会起業を知りません(笑)。

 政治や行政に金も解決への意欲もなく、放置されている問題がいっぱいあるのはわかっているのに、政治や行政の代わりに解決に取り組んでいる社会起業家の存在を知らないなんて、なんだか日本の社会起業家たちは地方だけで人気の「ゆるキャラ」みたいじゃないですか(笑)。

 韓国人のスター歌手は、韓国の社会的企業のキャンペーンソングを歌うことになりました。
 でも、韓流ファンでも、「社会的企業」が「社会起業」であり、日本でもすでに人気を博し始めていることを知りません。

 日本における「社会起業」は、欧米はもちろん、日本の半分の人口しかいない韓国にも遅れをとっているのです。

 そこで、慶応大学SFCの1年生の座間さん(18歳)と、長崎県の高校生の鶴田くん(17歳)が立ち上がりました。
 彼ら10代の若者たちは、「社会起業家を具体的に支援しよう!」と呼びかけ、参加しただけで支援になるようなイベントを企画・運営し始めたのです。

 それが、今年の夏休み、7月30日に早稲田大学の大隈講堂で行われる「社会起業支援サミット2008」なのです。

http://www.cccjp.org/

 このイベントでは、公式サイトからメールで予約する際に、参加希望者には全員、その人の人脈・仕事のスキル・資格・経験・語学力などの個人データを供出してもらいます。

 そのデータを全国から手弁当で上京して参加してくれる社会起業家の方々に300人分渡すのです。

 つまり、このイベントを開催すれば、「なにか自分に無理なくできることで社会起業家を支援したい」という市民と、「支援されたいことが具体的にある」社会起業家との間で人材マッチングができるんですね。

 もちろん、データの提出だけではなく、イベントでは社会起業家が生の肉声で自分自身のミッションと「支援してほしいこと」を語ります。

 そこで座間さんは、新聞やテレビなどのマスコミに取材してもらうように働きかけ、マスメディアを通じて「社会起業」を広報するという支援を始めているのです。

 すでに、彼女は読売新聞から取材を受け、インタビュー記事が掲載されました。

http://www.cccjp.org/blog/?eid=3

 このイベントでは、参加して、ますます社会起業に興味を持った市民は、イベント終了後にカフェ・ミーティングに参加でき、もっと深い話を10人以内の少人数の中で直接、興味のある社会起業家から聞くことができます。

 さらに、社会起業家の方々に向けて、本来なら2,3万円の入場料をとられるビジネスセミナーの内容に匹敵する「マスコミに取材される技術」を、雑誌記事やテレビ番組製作の経験のある僕が無料レクチャーします。

 このように、市民300人という大規模で、かつ具体的に社会起業家を市民たちが支援できるというイベントは、これまでなかったでしょう。

 これまでは、100人以下の少人数の市民を集めて数人の社会起業家の話を黙って聞くだけのレクチャーイベントばかりで、市民の力を具体的に集めて、市民の側から社会起業家を支援しようというソーシャル・アクションは、国家はもちろん、自治体でも民間でも行われてこなかったはずです。

 つまり、このイベントは、社会起業を市民の力で「社会起業」を日本全国に知らしめるというチャンス作りであり、「知る」から「支援する」へ社会起業シーンをリードする、言ってみれば「社会起業のフェーズ2.0」へと移行させる画期的なイベントなんですよ。

 この画期的かつ歴史的なソーシャル・アクションに、ぜひ一人でも多くの人が立ち会ってほしいです。

 この日記で初めて7月30日の「社会起業支援サミット」を知った方は、ぜひ、下記の公式サイトならびにmixiコミュをチェックしてみてください。

☆公式サイト
http://www.cccjp.org/

☆mixiコミュ(スタッフ募集中)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3384475


 上記へのリンクを自分の日記や友達のブログのコメントに貼るのも、立派なソーシャル・アクションです。
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2008.07.04 04:55

 この夏休みは、東京・早稲田大学に足を運びませんか?
 高校生・大学生が中心となって運営される「社会起業」の一大イベントが行われます。

 ぜひ、下記をチェックして、友達を誘って参加してみてください。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


社会起業家×学生・市民×報道関係者
3者の出会いを通じて、「社会起業」を盛り上げる

第1回 社会起業支援サミット2008


 「社会起業って何?」という方は、下記を読んでください。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=852679585&owner_id=14118

http://gogo-socialventure.blogspot.com/


 このイベントは、同日に対象者別の3つのプログラムが行われます。


■社会起業家向け無料レクチャー
「取材される技術 ~マスコミ0円広報術とリスクヘッジ」
(※新聞・テレビ・雑誌などのコンテンツ制作の経験豊富な今一生が講師を務めます)

●日時:2008年7月30日(水)am9:30/開場 am10:00/開始 am12:00/終了
●会場:早稲田大学 26号館(125周年記念タワー)5階502教室
●入場料:無料

※参加予約をしたい社会起業家の方は、con@cccjp.orgまで。
(メール予約が50人になり次第、締め切らせていただきます)



■社会起業家・学生・市民・報道関係者向け
 シンポジウム「社会起業家の仕事と、いま欲しい支援」
(※社会起業家10団体が今ほしい支援を具体的に語り、市民に連携を求めます)

●日時:2008年7月30日(水)pm1:30/開場 pm2:00/開始 pm5:30終了
●会場:早稲田大学 大隈講堂 小講堂
●地図:会場図はこちら(正門前)
●入場料:無料(※参加お申し込みいただければ、どなたでも入場可能です)
●登壇する社会起業団体
NPO法人かものはしプロジェクト/NPO法人こども盆栽/Mo-house/
シックス・プロデュース/ポラリスプロジェクト/ノンカフェブックス/
グリーンズ/団塊のノーブレスオブリージュ/みやじ豚…など10団体

※参加予約をしたい一般来場希望者は、下記の公式サイトからお申し込みください。
(メール予約が300人になり次第、締め切らせていただきます)


■社会起業家・学生・市民・報道関係者向け
 カフェ・ミーティング「社会起業家とあなたとの人材マッチング」
(※「自分の興味のある社会起業家とゆっくり話をしてみたい」という方に)

●日時:2008年7月30日(水)pm6:00/開始 pm8:00終了 ※その後、解散
●会場:早稲田大学 大隈講堂周辺のカフェ10店舗(※当日案内します)
●参加料:カフェでの各自の飲食費のみ
●参加方法:大隈講堂への来場者を対象に、社会起業家と一緒にカフェに流れます。

 昼のイベントに来られた方々の中で、「自分の興味のある社会起業家とゆっくり話をしてみたい」という方向けに、社会起業家1団体につき、10名まで参加できます。

 10店舗で計100名までしか参加できませんので、社会起業家に自分の経験・知識・技術などを提供し、一緒に社会起業を盛り上げるアクションに関わってみたい方の参加を望みます。


☆公式サイト

http://www.cccjp.org/

☆mixiコミュ(スタッフ募集中)

http://mixi.jp/view_community.pl?id=3384475



※上記へのリンクを日記やブログに貼るだけで、立派なソーシャルアクションです。
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2008.07.03 04:25

http://publications.asahi.com/syukan/briefing/823.shtml

 まずは、上記を読んでみよう!

 世界には、ホームレスにストリート・サッカーを呼び掛けて、社会復帰のチャンスを作るという仕事をしている人がいるんですね。

 人を幸せにしながら、ちゃんと自分も稼げるって、素敵だと思いませんか?

 でも、このように、身の回りの社会的弱者を救うビジネスは、中流層出身の社会起業家には、とんと思いつかないという傾向があるんです。

 もっとも、「社会起業家」を当然としている人にとって、社会起業家という言葉は煙たいのね。
 なぜなら、本来ビジネスは公益を目指すものだから。

 それが、いつからか、自社の利益と株主への配当ばかり気にして、社会的にはダメなことばかりやってきたから、環境は破壊され、社会的弱者を放置しまくり、追い詰められた弱者は自殺まで考えてヤケになり、「勝ち組はみんな死ね!」と言いながら無差別殺傷事件を引き起こすことになったんです。

 では、なぜ、「社会起業家」という言葉が必要だったのか?
 もう、わかると思います。

 中流資産層にとっては、社会的弱者を守るのが本来のビジネスだという視点がなかったから、それが珍しいためにわざわざ「社会起業家」という言葉で従来のビジネスと一線を画す必要があったわけなんです。

 下流資産層では、昔から相互扶助が当たり前にあるよね。
 貧乏人は助け合わないと生きていけないからさ。

 つまり、社会起業家は、下流資産層のやっていることを中流資産層が「発見」した言葉にすぎないのね。

 だから、中流資産層出身の社会起業家は、途上国の支援に目が行っても、今この国にある貧困に対しては取り組まない傾向があるってわけ。

 ニートやホームレス、低所得を強いられている障害者などの雇用問題に取り組んでいるのは、下流資産層出身の社会起業家だけ。

 中流資産層の家庭出身者は、なかなか自分より貧しい人を見ようとしないんですよ。
 日本にある貧困に関心がないから、途上国の貧困を珍しがるというか、ショックを覚えるわけ。
 それこそ、中流資産層(しかも下流化しない上のほう)の感覚です。

 生まれながらの貧乏を知らない中流~上流の家庭出身者は、公立の小学校・中学校の通学経験があっても、「金持ち喧嘩せず」というか、クラスにいる貧乏な子がヤンキーとか不良になっても、見ないふりですごします。

 当然、高校や大学に行っても、そういう貧乏人とは付き合わないわけね。
 すると、開発学とかを学んで途上国に行くとショックを受ける(笑)。

 ふだん、東京にいるホームレスを無視しまくっても、途上国では無視できないほど極貧の人たちがいっぱいいすぎて、自分のケチぶりを責めざるを得なくなり、社会起業に目覚める…。

 というのが、中流資産層出身者の起こす社会起業の実存的なモチベーションだと思います。

 日本では、年間3万人が自殺しています。
 理由の多くは貧困です。
 しかも、この自殺率はアメリカの2倍。
 国際的にも高いわけ。
 つまり、「今ここにある貧困」の最先端は、日本にあるんです。

 ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行で救われる途上国の人には希望がありますが、日本のホームレスやニートなどには希望がありません。

 同世代の2人に1人がワーキングプア(働いても働いても貧乏になるばかり)になっても、あなたは自分の幸せだけを追い続けられる自信がありますか?

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 君は誰かにとっての「強者」。その意味を一緒に考えよう!

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