2008.07.25 04:41

 岩手県での地震、通り魔殺傷事件、娘による父親殺し、ワイロによる教員採用…。

 今週、テレビや新聞で見た話題の数々は、あまりにも悲惨で、見ているこっちまで気が重くなります。

 報道する側も大変でしょうが、視聴者や読者には、僕のように「知ってしまったゆえのストレス」を覚える人も少なくないのではないでしょうか?

 もちろん、マスメディアには「今、ここ」にある事実を報道し、社会問題として提起するという役割があります。

 しかし、あまりにも悲惨な出来事が立て続けに起こると、さすがに「知る側」も疲れてしまい、晴天の下でも1日がどんよりと曇った気分にさせられてしまうのも、一理あるでしょう。

 確かに、「いやな暗いニュースは起こってほしくない」と報道陣も思ってはいるでしょうし、現場いで取材する生々しさの中で、今日という時代の持つ暗い闇に触れてしまい、げんなりしているマスコミの人もいるのかもしれません。

 でも、やっぱり暗いニュースを1個報道したら、その暗さに耐えうるだけの明るいニュース、つまり社会問題の解決に取り組んでいる人たちの努力も同時に報じてほしいと思うのです。

 新聞の購読者数やテレビの視聴者は年々減っています。
 広告主もインターネットのほうへ流れていっています。

 今こそ、商品としての報道内容を「問題提起」型から「問題解決」型へとシフトしていく頃合いではないでしょうか?

 もっと端的にいえば、たとえば、非正規雇用者による殺人事件が起きたら、ニート・フリーターなどの若者を支援している社会起業家「コトバノアトリエ」の取り組みもセットで報じるといった具合に、暗さを中和するだけの、希望の持てる話題も提供してほしいのです。

 コトバノアトリエは、地方在住の漫画家志望の若者にデビューのチャンスを与えるために、「トキワ荘プロジェクト」という試みを始めています。

 東京に格安の家賃の物件を用意し、漫画家の卵たちをそこに共同生活してもらう試みで、すでにデビューをしている人が続々と現れています。

 これは、言ってみれば、「漫画家」という自営業支援です。

 全労働者のうち、正規雇用の占める割合は年々小さくなっています。
 だからこそ、雇用ばかりを求めるわけにもいかないのです。
 早めに自営業を試みておかないと、仕事にあぶれてしまい、低年収の人生を余儀なくされてしまい、そのうちやけを起こして通り魔殺人を導きかねないのです。

 こう考えると、コトバノアトリエは、間接的に「防犯」対策の一助ともなっていると考えることができそうです。

 こうした社会起業家の活動をマスメディアはどんどん報道に取り入れていけば、「新聞やテレビもなかなかやるじゃないか!」と見直す人も増えるでしょう。

 だからこそ、マスメディアの従事者にこそ、「社会起業支援サミット」に足を運んでほしいと思うのです。

☆社会起業支援サミット2008

http://www.cccjp.org/

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