若槻千夏さんの「セミヌードTシャツ」のチャリティの件には、あまりにも多くの疑問があったため、
このブログで詳細を伝えてきましたが、なんと、TBSが次のようなコメントを
番組サイトで発表しました。
【お知らせ】
『若槻千夏チャリティTシャツ』販売企画にご賛同頂き寄付金受け入れのお約束を頂いていた社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさんから、諸般の事情によりこの募金活動のサポートを辞退したい旨のお話がありました。
当番組としては突然の話で驚いておりますが、皆様の善意の募金がインドでの学校建設に生かされるよう責任をもって、新しい方法を決定したいと思います。
何卒ご理解の程宜しくお願い致します。
最終的な実施方法などは決定しだい番組ホームページでご報告させて頂きます。
19日夜10時18分の現時点では、
若槻さんのブログにも、寄付先だった
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの公式サイトにも、「諸般の事情」について一切説明がありません。
「お知らせ」が意味するところは、既に900万円以上の売り上げをセーブ・ザ・チルドレンさんが受けとってくれないということであり、同時にTBS側が「責任をもって」インドに学校を建てることを宣言したということでしょう。
つまり、TBSは、インドの現地の事情を自らの力によって調べ直し、いつどこにどんな規模の学校を建て、どのように運営維持費を毎年賄っていくかについての回答をする全責任を自ら背負うと宣言したわけです。
ということは、「お知らせ」の文面をいつまでもTBSのサイト上に掲げておくことが一つの責任を取る証になります。
いきなり、この文面をTBSのサイトからなくしてしまえば、番組が終わっている以上、情報が途絶えてしまい、視聴者の記憶から消えてしまうのと同時に、Tシャツの売上900万円の行方もわからなくなってしまうからです。
視聴者やTシャツの購買者に対して説明責任があるのは、当然です。
でないと、本当に詐欺になってしまうことになりますから。
僕はこの企画が始まって放送を見た時から、こうなるんじゃないかと危惧していました。
しかし、TBSはずっと詳細を説明せず、最終回の放送でも数多くの疑問に十分に答えることなく、くだらないヤラセコーナーを「つかみ」に持ってくるなど、視聴者をなめすぎた番組内容に終始していました。
「インドの貧しいエリアの子どもたちを救いたい」
そんな気持ちがちゃんと形になるためには、それなりにふまえておくべきことがあります。
それは、受け取る側の状況に関心を持つということです。
それさえちゃんとしていれば、お金の流れを一切隠す必要がないはずでしょう。
今回の場合、Tシャツの売り上げの「一部」が具体的に明らかになっていないのはもちろん、インドのどこに学校を建てるのか、建てた後の運営維持費が毎年かかるのを誰が責任を持って払い続けるのかなど、多くの疑問が噴出していました。
インドの子どもたちを思うなら、こうした疑問のすべてに応えられるだけのリサーチとお金の流れを子どもでも大人でも誰もが理解できるように公表するのが筋ですし、他のチャリティでは寄付行為をまっとうなものにするために、お金の流れを透明化しようという努力をしています。
今回、TBSは公共の電波を使って900万円を超える大金を集めてしまったのに、十分な説明をしなかった。
そのために、TBSは寄付先の「諸般の事情」を受け入れる形で、寄付する相手を失ってしまったのです。
つまり、現在、売上の900万円は宙に浮いてしまっているわけです。
これをいつまでも放置してしまえば、
限りなく詐欺に近づいてしまいます。
せめて、いつまでにどんな形でどこにどんな規模の学校を建てるのか、そして
毎年学校の運営が続けられるようにどんな資金調達の仕組みを担保するのかについて、早急に発表する責任がTBSにあると言っていいでしょう。
ネット市民は、この「お知らせ」が今後どのような展開を見せるのか、みんなで監視していきましょう!
追記。
これは老婆心ですが、番組が終わってしまっている以上、TBSはこのプロジェクトの責任者がどこの部署に誰になったのかについて明らかにしておいたほうが、誤解を招かずに済むと思います。
TBSは、せめて編成局長の名前でも書いておいたらいいのでは?
でないと、局全体の責任として、他の番組に対する信用度にも影響が出てしまいますよ。
それは同時に、スポンサーを失うことを意味します。
古い体質の外部評価委員しかいないのなら、僕がネット時代のリテラシーをふまえた番組改善委員になりまっせ(笑)。