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社会的弱者の自立支援策こそ、根本的な景気浮揚策!
[2008年12月02日(火) ]


「なぜ、ニートなんて応援してるんですか?」

 たまに、そう聞かれることがあります。
 そう尋ねる人は、ニートをただの怠け者としてしか見ていないのでしょう。

 しかし、僕は彼らが自発的な失業者であれ、非正規雇用からもあぶれてしまった人であれ、事情はともかく「働けない人」ではないと考えています。

 僕の目には、彼らは、働く=会社に雇用されて、嫌なことでガマンしてやり続けることだと、世間から刷り込まれてしまっている人たちに見えるのです。

 なぜなら、彼らに話を聞くと、「何もやってない」と言いながらも、毎日ネットを見ていたり、好きなアニメを全部チェックしていたり、精神科に通院していたり、無言のまま毎日を生きていたりするなど、普通の人たちから見れば、経験できない人生を歩んでいます。

 これは、本を企画する編集者から見れば、ネタの宝庫です。
 いわば、彼らは自分でも知らず知らずのうちに、自分にしか生産できない「資産」を作っているのですよ。

 彼らの一人一人にそうした経験を資産に変えるキャリア・コンサルティングをしていけば、彼らは自営業者として、自分らしく暮らしているだけで金になる方法にたどりつくかもしれません。

 自分一人ではわからない「資産」も、誰かに語ればこそ、「お! それは金に換えられる経験だ!」と気づくことになるからです。

 たとえば、本を商業出版するのに、業界をまったく知らない人は「文才がないと無理だ」などと言います。
 しかし、現実にいは有能な編集者がいれば、売れない作家も売れていくのです。

 本は「商品」ですから、作家と編集者のコラボレーションで生まれます。
 作家だけでは、本は作れません。
 どんなに文才があっても、今この時代には売れないという「商品」もたくさんあるぐらいです。

 このように、「商品」(もしくは「サービス」)は、自分の能力を自分だけで判断しているうちは市場に出回らないんですね。
 「商品」として成立するためには、必ず作り手と売り手の二人三脚の作業が必要なんです。

 ま、若者の就労支援事業を民間委託している業者さんは、どこも雇用支援はしても、自営業支援には至っていないので、結局は、支援するスタッフの側が税金で生活するのがせいぜいで、支援される側のニートが自立するという結果は残していません。

 で、このままニートが増え、中流資産層の家庭がどんどん下流資産層になり、いわば、貧乏人が増えるとどうなるでしょうか?

 当然、国民全体の「購買力」が落ちます。
 すると、どんな「商品」を作っても売れないことになり、物価を下げるしかなくなり、それでも売れなければ、新商品を作るための先行投資の額面を下げるしかなくなり、どんどん給与も減給していかざるを得ませんし、正規雇用者を年次更新の契約社員などの非正規雇用扱いにせざるをえません。

 すると、ますます不況が進むという「デフレ・スパイラル」(経済の悪循環)が進み、最悪の場合は恐慌で飢え死にする人が増えたり、やけになって犯罪を起こす人も増えるので治安が悪くなったり、「勝ち組、みんな死ね!」と秋葉原の歩行者天国に車で突っ込む輩がはびこることになるわけです。

 では、何が間違っていたのでしょう?

 答えは明白です。

 下流資産層に転落しかねない中流資産層ならびに既に転落してしまった下流資産層の国民の「購買力」を上げるために、彼ら貧乏人が自らの力で生き延びるための「稼ぐ力」を支援するのを多くの国民が軽視してしまったこと。

 下流化を免れている中流資産層・上流資産層の人たちも含めて、国全体が貧しい人たちに「稼ぐ力」をつけてあげないと、国全体の経済が停滞してしまうんですよ。

 だからこそ、僕はニートに「働くとは、嫌なことをガマンすることもでないし、会社に通勤することでもないぞ。自分らしいスキルで楽しく金が入る仕組みを誰かと相談しながら作っていくことだぞ!」と教え説いているのです。

 20−30代のニートなら、まだ救いようがあります。

 彼らはまだ柔軟な発想ができる青春時代を生きていますから、ちゃんと人に相談していけば、「なぁんだ。自分には朝飯前のこんなことで金なんて稼げるのか!」と気づけば、マイペースで本当にやりたかった仕事を始めることができます。

 そのように、「仕事=努力=ガマン」という呪縛から解放されると、人は羽根が生えたかのように寝食も忘れてめちゃくちゃ仕事を面白がってくれるのです。

 そのように、ニートを再生し、稼ぐ力をつけさせ、その結果、日本の経済まで再生させてしまうような個別のキャリア・コンサルティングができる人材がいなければ、あるいはそうした試みに踏み出せなければ、この国は自分だけ金儲けして貧乏人のことなんて一瞬たりとも考えたことのない人たちによって、恐慌を招くことになりかねないでしょう。

 なので、僕は僕自身が無理なくできることから、ニートの自立支援事業の一端を担うビジネスを作れないかと思案中なのです。

 近日中に、ニートを含む社会的弱者の自立支援のために「ワークシェアリング講演」の事業について専用ブログを作って発表します。

 乞う、ご期待!
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