2009.09.11 18:18



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に199日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約200日間も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その中の一つに、「ユニークフェイス」の活動があります。



 顔に大きなあざがあるなどの「顔面」をめぐる困難には、人前に出ることが心理的にできなかったり、子どもの頃からじめられたり、就職面接で落とされるなどの「実害」がたくさんあります。



 こうした難題の解決に取り組み、当事者中心の支援活動をしてきたのがNPO法人ユニークフェイスで、代表はジャーナリストの石井政之さんです。



 彼は現在、浜松に住み、ユニークフェイス活動のさらなる発展のステージに進もうとしているわけですが、「顔面問題」についての最新情報はほとんど彼に集積されていると言ってもよく、僕自身、彼からいろんなことを教わってきました。



 その一つに、若い世代のユニークフェイス運動があります。



 今夜これから、そんな若いユニークフェイス当事者の出演する番組が放送されます。

 NHKの「きらっといきる」です。



 出演者は、氏家志穂さんという女性です。

 こうした若い世代のユニークフェイス当事者アクションが活発に展開されることは、より若い世代にもユニークフェイスとして生きやすくなるインフラや方法、居場所などが受け継がれてく可能性を感じます。



 ユニークフェイス当事者が自ら生きやすい社会を作り出すために、自らのあざを触ってもらったり、人前でこれまでの苦しかった経験を話す講演に赴くということがあります。



 こうした啓発活動はより広く行われていく必要があると思いますが、活動の輪を広げ、活動を持続可能にしていくためにも公益事業としてビジネスモデルを構築していくことかもしれません。



 社会起業シーンでは、ユニークフェイスに代表されるような「マイノリティ問題」を語られることがあまりありません。


 しかし、石井さんによると、日本でも100万人のユニークフェイス当事者がいると推測されるそうで、それは彼らの親や親族、親友等を含めると、潜在市場として数100万人以上の市場があるとも言えるのです。



 マイノリティ(社会的少数派)として差別されるのは、ユニークフェイスばかりではなく、ゲイや障害者など無数にあります。



 マイノリティも大同団結すれば、大きなうねりとなり、発言権を持つでしょう。



 いつか、マイノリティ・フェスティバルのような大きなイベントが行われる時代が来るのかもしれません。

 しかし、そうした構図を作っていくのは、若い世代なのです。

 そうした若い世代のために、何を伝えていくのか。

 それが、既に40代に入った僕の仕事になりそうです。

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2009.09.08 01:52



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に196日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約200日間も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その中の一つに、アーチストの存在があります。



 音楽、マンガ、映画、小説など、多くのアーチストは自分の作品を商品化しているわけですが、それに接しているだけでは、もちろん現実のつらさは何も変わりません。



 小説『蟹工船』を読み終えたからと言って、現実の貧困はそのままです。

 ネトゲ廃人のようにオンラインゲームで1日が過ぎてしまっても、そのユーザの悩みが解決できるわけではありません。



 しかし、アーチストの作品によって自分の気持ちが癒されたり、忘れていた感動を味わったり、嫌な気分を吹き飛ばすなどの心理的効用はあるでしょう。



 アーチストが変えるのは、そうした内面の世界です。

 すぐれたアーチストは、受け手に与えた変質を持続可能にします。



 たとえば、誰かの音楽で感動し、自分もミュージシャンを目指すという夢を獲得し、初めて自分の人生の意味を感じられるようになった人はいるでしょうし、くじけない心に憧れるようになって何度も読み返す漫画があるという人もいるでしょう。



 だから、アート作品が無駄だなんて、僕は思いませんし、積極的に消費者になることも悪いことだとは思いません。



 しかし、年を取り、大人になってくると、若い頃のように好きな作家の新刊本をチェックしたり、新譜CDをまめに買い込んだりはしませんし、「大人買い」だって、決まった傾向のものしかお金を出しません。



 アートが本来持っているワクワク感は、それに慣れてしまうと、それ以上のものを求めていくことに限界を感じますし、実際、作り手も年老いていくので、かつてのような興奮を持って受け入れられる作品を量産していくことは難しくなり、いつのまにか、本もCDも買わなくなっていくのが大筋の傾向なのです。



 昔の歌や、何度も読み返した本の中に「安心」のようなものを求めるのが精一杯なんですね。



 しかし、本当に新鮮な「わくわく」を感じられるソフトがあれば、買いたいというのも本音なのです。



 僕にとって、そんな作品(商品)は何だろうと考えると、「やればやるほど稼ぐ力が身につくゲーム」といったところでしょうか。



 英語が身につくといった学習教材代わりのようなゲームソフトはありますが、実際にはその英語を使ってこう稼げるということがシミュレーションでき、現実のビジネスにも十分に応用可能なゲームのスペックであれば、ない良いと思うのです。



 しかも、失業率が高まり、雇用ではなく、自営業による自助努力で人生を挽回せざるを得ない社会的弱者に対しては、ゲームをしながら稼ぐ力が実際に身につくゲームのほうが、ハローワークに足を運ぶ時間以外を有益に過ごせるように思うのです。



 ゲーム・クリエイターも昨今ではアーチストのような存在ですが、ただの娯楽ではなく、ゲーム代を払っても余りある収益をユーザに生み出せるゲーム商品を作れたら、画期的でしょうし、そういう気概をもったクリエイターがいれば、僕はいつでも一緒に組んでゲームを作ってみたい気持ちもあります。



 というのも、家出人の取材をしていた頃、いろんな家出経験者から具体的なサバイバルの方法を聞き出し、彼らの自立のプロセスこそが、ゲームのように面白く、かつ、有益なものだと気づき、彼らのノウハウがそのまんま資本主義社会を生き延びる方法そのものなのだという実感を得ていたからです。



 実際、財布にわずかなお金しかなかったり、あるいは無一文だったりする時に、あなたはどうやって生きていきますか?



 それを具体的なシナリオに落としこめるのは、そういう経験の持ち主から学んだ者だけでしょう。



 稼ぐ力とは、生きていける力です。

 そういう学びができるゲーム、やればやるほどこの社会で生きていける自信が身につくゲームというものを、オファーがあれば、作ってみたいものです。



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2009.09.04 22:43



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に192日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約200日間も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その中の一つ、社会起業家については、さんざん書いてきたので、今日は別のことを書きます。



 みなさんは、ノンフィクション取材を生業にしているフリーライターの仕事をご存知でしょうか?



 フリーライターというのは、特定の雑誌編集部に属さず、自分の足で取材したネタを持って雑誌に売り込み、記事を執筆してギャラをもらう仕事です。



 僕も10年以上、そのフリーライターをやっているわけですが、取材にかかる交通費や飲食費などの雑費の現金は、ほとんどが自腹です。



 しかも、1ページあたりのギャラは数万円ですから、1つの取材ネタで何ページも書かないと、飯の食いあげになるわけです。



 それでも多くのフリーライターは誰よりも先に新しい現象を発見し、誰よりも先に取材し、原稿を書くことで、社会がより良くなるコンテンツを提供します。



 もっとも、こうした仕事は体力勝負ですから、年を食ってくると、時間も労力も手間ヒマもかかるノンフィクション取材は続けられなくなります。

 そこで、僕も含めて、フリーライターの多くはべつの収入手段の開拓に乗り出すことになります。



 中には大学の先生になる人もいれば、取材なしで書ける小説の書き手に転向したり、マンガ原作者になる人もいます。



 僕自身もそうした転向を迫られる年頃になってきました。

 しかし、そうおいそれと移行できるわけではなく、少しずつ段階的にシフトしていくことになるでしょう。



 もっとも、収入手段よりも大事なことがあります。

 それは、収入や貯蓄の額面を上げることではなく、いつでも稼げるだけのスキルを磨いておくことです。



 先日、世間に出たことのない大学生が「フリーライターって食えるんですか?」と質問してきました。

 40歳を過ぎた大人に平気で失礼な物言いができるのが、世間知らずの若者の特権です。



 儲ける自信がないなら、フリーライターとして10年以上も続けられるわけがありません。



 実際、年収ベースで3000万円ほど行ったことがありますが、そんなことが実際に起こるのが出版業界という「賭場」なんですが、世間知らずのお嬢さんに言ったところでわかるはずもありません。



 スーツを着て、ネクタイを締めて、白髪でもはやしておけば、高収入の人。

 そういうイメージしか持っていないお子ちゃまに話してあげるほど世話焼きではないので、言いませんでしたが、スーツもネクタイも「それを着なければ生きていけない人」たちの拘束具です。



 いつでも自在にお金を稼ぎだせる自信のある人は、そういう表面的なお約束を守る必要がないのです。



 僕は仕事柄、普通の人なら腰を抜かしそうな桁違いの大金持ちに会うことがありますが、彼らは一様に質素であり、ふだんはまず高い服など着ません。



 いかにも高い服を着ていれば、「私は大金持ちです。犯罪者予備軍の皆さん、どうぞ襲ってください」と宣伝して歩いているようなものです。



 僕は金持ちにあこがれないので、彼らがどんな服を着ようとべつに気に止めませんが、その程度のことは気づきます。



 そういう表面的なことよりも、その人の仕事が誰をどれほど幸せにしているかにどうして関心がわかないのか、不思議なくらいです。



 金にはならないけど、確実に社会的弱者を救える仕事もあれば、社会にとってはクソの役にも立たない高給取りの仕事もあります。



 どんな人も社会で働く以上、金になって社会に役立つ仕事がしたいわけですが、残念ながらほとんどの仕事は上記の2タイプのどちらかにあてはまってしまうんですね。



 僕はフリーライターをなかなかの仕事だと思えるからこそ続けて来れましたし、当たるとでかい「賭場」のような業界なので、桁違いに儲かることがどういうことなのかも経験してきました。



 だからこそ、あえて言いたくなるのです。

「儲からなくても、誰かを確実に救える仕事は、自分で作れるものなんだよ」と。



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2009.09.01 15:30



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に189日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約半年間も視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その一つが社会起業家であることは、このブログでさんざん書いてきたところです。



 先進国であれば、解決が放置されている社会的課題は多く、政治や行政だけでは解決できない問題が取り残されていることが少なくありません。


 とくに、福祉・教育・医療など、社会的弱者の生活が切り捨てられることは、最大多数の最大幸福を目指す政治的解決から取り残されがちです。

 だからこそ、社会起業家の存在意義が出てくるわけです。



 そこで今回の政権交代で期待したいのは、民主党によって日本に社会起業家への支援体制を拡充し、なんでも税金を使って解決するのではなく、社会起業家に投資することで税金の無駄遣いをなくすことでしょう。



 その前に、この国における社会起業の認知向上がどうしても必要です。

 なぜなら、この国では10人に2人程度しか社会起業を知らず、そのままでは社会起業を支援する法律が作られるまでに何年もかかってしまうからです。



 アメリカや韓国など、多くの先進国では社会起業を国家が支援する法律や政策が採用されているのに、この国では議論すら進んでいないからです。



 官僚の人件費カットや人員削減も無駄遣いを減らす一助となるでしょうが、それよりも大事なことは「税金100%支出」による解決モデルを改め、問題解決ビジネスの担い手である社会起業家に投資し、問題解決における費用対効果を問うことです。



 たとえば、ニート対策。

 ジョブカフェや若者自立塾を民間委託させ、どれほど成果をあげることができたでしょうか?


 ここでは読者の宿題にするためにあえてそこで使われた税金の総額と、それによって脱ニートできた人数を書きませんが、残念ながら、一人のニートを脱ニートさせるのに使った金額の大きさを考えると、国民負担による税金の投資効果はとんでもなく低い数字なのです。


 こうした政治による税金の無駄遣いによって国の借金がとんでもなく増え続けているのは、費用対効果を官僚や国民が満足にチェックしてこなかったからです。



 少なくとも単年度予算を全部消化するという習慣もバカらしいですし、税金さえ投げれば、その投資効果の責任を政治家がとらないのもおかしな話です。



 ビジネスであれば、成果を上げない仕組みは改めないと儲からず、生きて行けません。


 社会起業家であれば、ビジネス的にも設けられる収益モデルを持つと同時に、問題解決の成果も同時に問われます。



 日本での社会起業の語られ方は、「社会的に良いことをやっている」という表面的なところや収益モデルが優先して語られがちで、「問題をどれほどの規模で解決できたか?」「そのために費用対効果の良い収益モデルになっているのか?」という視点が関心外に追いやられがちです。



 社会起業家について語るには、真っ先に「どんな社会的課題の解決に取り組んでいるのか?」(=誰がどんなことにどれほど切実に苦しんでいるのか?)をわかりやすく示さないと、社会起業家について多くの人たちから理解と支持を集めることは不可能です。



 社会起業家は、これまでの社会の仕組みが悪いおかげで「社会的弱者」を強いられている人を救い出すところにしか存在意義はないと言っていいぐらいなのです。



 このブログのタイトルにあるように、あなたも「弱者と同じ世界に生きている」のです。

 しかし、多くの方は平和で、安全で、安心な生活を守るのが精いっぱいで、こんなに豊かな国の中で社会的弱者が生まれ、貧困や病苦をこじらせ、最終的に死を選ぶほかない状況に追い込まれてしまいかねない日々を生きていることを知りません。



 だからこそ、社会起業家はそれぞれ自分が解決したい社会的課題の当事者がどれほどの苦しみを生きているのかを伝える必要があるのです。



 しかし、低学歴による低所得生活を強いられている人たちの多くは、貧乏生活にあきらめと自己否定感を覚え、高学歴・高所得の人たちが作った幸せモデルの仕組みをぶっ壊す力と勇気をつかむにはなかなか至りません。



 それでも、そうした下流資産層の人たちこそ、絶望の淵からはい上がるポテンシャルがあるように思いますし、そこにこそ社会起業家になるモチベーションの確かさがあるようにも感じるのです。



 就職枠からこぼれおち、何の資格もなく、学歴も収入も低かった「どん底」の層から、この世界を変える人材が出てくることを、僕は願ってやみません。



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2009.08.28 13:25



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に185日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約半年間もも視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その一つが社会起業家であることは、このブログでさんざん書いてきたところです。



 ちょっと前のブログ記事にも書きましたが、この社会起業家の仕事の多くは、政治や経済の中枢を担うような先行世代が強いてきた「幸せモデルの一元化」を切り崩すような活動なんですよね。



 たとえば、家庭も環境も顧みずに、ただ会社の上司の命じるままに会社の業績を上げるために汗を流し、時間を投資するのが「働く」ことだという考え。



 戦後の高度経済成長の時代には、多くの人たちが洗脳されていたこの考えに、今日では違和感を持つ人が増えています。

 しかし、そう思いながらも、どうやって「会社人間」から抜けだしたらいいか、わからない。



 そこで、「仕事のできる人間は家庭を優先する」という考え方とライフスタイルを提案し、「ファザーリング」(父親業を楽しむこと)をスローガンに掲げて活動しているのが、NPO法人ファザーリング・ジャパンです。



 エコにも、同様のことが言えます。



 CO2排出を考えると、化石燃料を使い続けるのは難しいし、太陽光発電のようにエネルギー開発にコストをかけなければならないのでは普及が遅いですよね。

 そうなると、現実的な選択肢は原子力発電しかないように錯覚してしまいかねません。

 これでは、既得権益者を金持ちのままにさせるだけで、長い目で見れば、危険を増やすばかりです。



 そこで、既に放置されていて使われていないエネルギーを拾うことで、エネルギーの地産地消の仕組みを作ろうとしているのが「音力発電」です。

 人の歩く地面、車の走る道路などには、振動が起こります。

 この振動を拾って電力に変換する研究と実用化に、「音力発電」は取り組んでいるのです。



 幸せになる方法は一つではありません。

 「ひきこもり=問題=自立するのが幸せ」というのも、幸せモデルの一元化であり、一つの幸せモデルをすべての人に強いるものなんですね。



 僕は自殺の取材を10年以上やってきて、自殺を全否定したり、生きるのがつらくて仕方のない人に手を差し伸べることもなく「生きることだけが正しい」と言い放つ人がいると、幸せモデルを強いる権力者の言い分に聞こえてしまいます。



 人にはそれぞれ違う幸せモデルがあると考えたほうがいいんです。

 そうすれば、目の前の人自身が望んでいる幸せモデルが気になるはずです。



 貧困、餓え、病気、失業、孤独など、世間の多くの人から「問題」とか、「かわいそう」とか、思われてしまうような状況の中にも、幸せモデルの一元化を拒む人たちはいるのです。



 何が幸せかを選べる自由くらいは、すべての人々に許された権利であってほしいと僕は思います。

 貧乏でも、ニートでも、うつ病患者でも、自殺志願者でも、低学歴でも、幸せを感じられるところに、人間の人間らしい豊かさがあるような気がするのです。



 ビジネスとしては回っていても、ステークホルダーがさして幸せを感じていないのだとすれば、そのビジネスに「ありがとう!」と素直に言いたくなる気持ちを抱かないのだとすれば、そのビジネスはソーシャルビジネスとは言えないように僕には思えるのです。



 世間的な成功よりも、社会的弱者自身の求める幸せのために共に汗を流せるのか?

 そうした問いかけを忘れて、世間からの称賛ばかり気になっている人は、「社会起業家」とはいえないでしょう。



 しかし、実際にはそういう「自称・社会起業家」も昨今では増えてきました。

 玉石混交の中から本物を見抜くには、あなた自身がどこまで社会的弱者に関心を持てるかという自問を忘れずにいることだと思います。



 社会的弱者自身の声を真摯に受け止めることです。

 彼らは時に反社会的な発言や脱社会的な行動を示しますが、それでも逃げずに彼らの声を聞き続けるだけの体力が、社会起業家の真偽を見極める目を持つのに必要なのです。



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2009.08.25 12:54



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に185日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約半年間もも視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その一つが社会起業家であることは、このブログでさんざん書いてきたところです。



 さて、NECでは、NPO法人ETIC.、横浜市と協働し、その若手社会起業家たちを支援するプログラム「NEC社会起業塾」に取り組んでいます。

 今年度は、プログラム参加メンバーを目指し、過去最高の62団体の応募がありました。

 その中から、第一次選考を通過し、最終エントリーされた13団体のみが、最終選考会で自身のプロジェクトについてプレゼンができるのです。



 NPO法人STANDは、「NEC×STANDプロジェクト」としてNECと連携し、その最終選考会の模様をインターネットで生中継「モバチュウ」します。最終エントリーされた13団体の熱いプレゼンをどうぞご覧ください。

(ライブ終了後は、映像をビデオ配信されるそうです)



 実はこれ、社会起業家のプレゼンテーションを撮影してYoutubeにアップする「社会起業支援サミット」「社会起業家ドキュメンタリー映像大賞」を企画した僕が、上記のプロジェクトのNEC側の担当者に「ネット中継は容易にできますよ。すると、広く市民に知らしめることができると同時に、オープンな審査もできますよ」と示唆したことから発想されたものだそうです。



 「社会起業支援サミット」でも、一部の会場ではネット中継を試みていましたが、ネット中継できれば、ソーシャルビジネスのプレゼンテーションとはどんなものか、社会起業家の持つ熱い思いとはどんなものかを、会場に来られない人にも伝えることができます。



 その動画を後でもネット上のアーカイブにしておけば、後続の社会起業家志願者にも、学びの機会を提供することができます。



 こうしたボランティアの作業をNEC社会起業塾でも採用してくれるあたり、NECの担当者はもちろん、NECの開かれた社風を感じることができます。

 NECでは、アフリカの貧しい子どもの給食を提供するTFTの活動ともコラボし、社員食堂にTFTプログラムを導入し、メタボ対策ランチを選ぶことで1食20円をTFTに寄付し、アフリカの子どもたちが飢えで死なないように寄与したこともあります。



 社会的に良いものはスピーディーな判断で取り入れ、社会起業を全社員の身近なところへ引き寄せていくことは、日本のCSR活動でも先進的な試みです。



 なお、「社会起業支援サミット2009」は既に全国17県で終了し、今後も続々と開催される県が増えています。

 あなたの住む街の最新情報は、CCCブログをご確認ください。



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2009.08.21 13:25



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に181日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約半年間もも視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その一つが社会起業家であることは、このブログでさんざん書いてきたところです。



 地元の社会起業家が活動をプレゼンし、市民に協働を求める無料イベント「社会起業支援サミット2009」が大学生を主体とした運営スタッフによって全国で開催されてきました。



 僕が住んでいる地元の千葉県でも、来る8月24日(月)に行われます。



 しかも、他の県ではありえない豪華なゲストが出ます。

 なんと、千葉県の前知事・堂本暁子さんが講演されるのです!



 当日の朝には地元紙の千葉日報に開催告知の記事が出たり、前夜の23日にはフジテレビの「サキヨミ」(夜10時~)でもサミットについて報じられる予定です。



 とりあえず、西千葉駅前の千葉大学の「けやき会館」で行われるサミットに参加したい方は、下記サイトからお早めに予約してください。



●社会起業支援サミット2009 in 千葉(※サイトの一番下から予約できます)

http://www.cccjp.org/event/chiba.php




 最近は選挙の話題でもちきりですが、税金で何でもかんでも解決しようと思えば、ただでさえ財源のないところで、また借金を重ねるばかり。



 そんな放漫経営では、この国は中国などの経済発展の目覚ましい国に買われてしまいますよ。



 だからこそ、税金の無駄遣いをなくすためには、行政が湯水のように税金を使っても解決できずにいる社会的課題に対してビジネスの手法で解決しようとする「社会起業家」にこそ投資をし、少ない投資で最大の効果を上げる仕組みへと移行していく必要があるのです。



 イギリスのブレア政権も、韓国政府でも、オバマ大統領も、そのように税金100%による解決ではなく、民力を活用するようにして税金の支出を減らそうとしているのです。



 社会起業家に投資をすれば、そのぶん、いろんな社会的課題は解決が速くなります。

 そのためには、市民の多くが社会起業家とはどんな活動をしている人たちなのかを知る必要があります。



 だからこそ、県内の社会起業家を招いて市民との協働のチャンスを作っている「社会起業支援サミット」には大きな社会的意義があるのです。



 民主党も財源に悩んでいるのですから、「社会起業家と行政との協働を促進することで税金の無駄遣いをなくす」といえば、マニフェストに説得力が出てきたものを、不勉強なのか、それをはっきりとは書いていませんね。



 彼らは政権を取った後に、社会起業家とどう手を組むのか?

 お手並み拝見したいですね。



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2009.08.18 06:24



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に178日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約半年間もも視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その一つが社会起業家であることは、このブログでさんざん書いてきたところです。



 地元の社会起業家が活動をプレゼンし、市民に協働を求める無料イベント「社会起業支援サミット2009」が大学生を主体とした運営スタッフによって全国で開催されてきました。



 僕が住んでいる地元の千葉県でも、来る8月24日(月)に行われます。



 しかも、他の県ではありえない豪華なゲストが出ます。

 なんと、千葉県の前知事・堂本暁子さんが講演されるのです!

 それどころか、現役の千葉市長・くまがい俊人氏の映像出演もあります。



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 もちろん、千葉県内の社会起業家も、以下の団体が続々と出演します。

 以下、イベント概要です。
 このサイトへのリンクを、ぜひあなたのブログやmixi日記に貼ってください!




■社会起業支援サミット2009 in 千葉



○日時 8月24日(月) 受付12時30分 開始 PM1:00 終了PM6:00

○会場 千葉大学 けやき会館大ホール

http://www.chiba-u.ac.jp/general/about/map/nishichiba.html

○参加費:無料

○定員:300名

○参加予約:下記サイトの一番下から

http://www.cccjp.org/event/chiba.php

(※ネット環境にない方は、予約なしでも参加できます。途中入退場可)

○お問い合わせ:cccchiba2009@yahoo.co.jp



【出演する社会起業家】



★ブレーメン星数支援センター(Let's木更津)

http://www.hoshikazu.com/

 障害の有無や年齢、性別、国籍などに関係なく、みんながそれぞれの持ち味を出しながら、仲良く暮らしていける地域福祉社会の構築と実現を目指す。
(※拙著『社会起業家に学べ!』にも登場した千葉県が全国に誇る社会起業家です)


★ニュースタート事務局

http://www.new-start-jp.org/

 NHKドラマになった「レンタルお姉さん」など、さまざまな話題を提供する団体。



★こころざし音楽工房 (※ミニライブ予定)

http://www.omitaka.com/cocolozashi/

 「資本力」と「コネ」ではなく、「情熱」と「社会貢献度」で音楽業界に挑む平成維新。



★せっけんの街

http://www.sekkennomachi.org/

「手賀沼を守る、印旛沼を守る」を合言葉に市民が集まり、食用油(廃食油)の回収をし、リサイクルせっけんの製造・販売や、バイオ・ディーゼル燃料の製造も。



★佐倉こどもステーション

http://www.catv296.ne.jp/~sks/

 佐倉市内とその近郊の子どもに対して、子どもの権利条約をもとに自主的・文化的な体験活動を行い、社会の中で主体的に生きる人になるための機会や環境を作る。

(※『社会起業家に学べ!』にも登場する「ミニ大阪」を開催したこども盆栽よりも前に「ミニさくら」を日本で初めて実現した市民事業家です)



★自然農法成田生産農法

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/shizen/

 完全無農薬・無化学肥料で野菜を栽培。にんじんは自家採取した種から育て、柿のように"フルーティ"。化学物質過敏症の方からも高い評価を受ける。



★EARTHIAN(アーシアン)

http://www.jca.apc.org/earthian/

 パキスタンでの職業訓練支援やラオスでの森林保全プロジェクト支援、フェアトレード商品の販売、フェアトレード生産者を訪ねるツアーなどで国際支援活動を展開。

(※他にも出演団体を打診中)




 それぞれの団体リンクをたどれば、二度と実現できないものすごい豪華ラインナップだと理解できるはずです。


 しかも、首都圏エリアでは最後のサミット開催ですから、東京・神奈川・埼玉でのサミットを見れなかった人や、あるいは既に他県でのサミットに感動された方も、ぜひお越しください。


 社会起業家の話はどれも感動的で、わかりやすいものなので、ぜひご家族・ご友人をお誘い合わせのうえ、参加予約をしてほしいですね。




・2009.8.24(月) サミット in 千葉(千葉大学)

http://www.cccjp.org/event/chiba.php





 他の県でのサミットを知りたい方は、下記リンクまで。



●社会起業支援サミット2009

http://www.cccjp.org/index.php




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2009.08.14 17:55



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に174日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約半年間もも視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その一つが社会起業家であることは、このブログでさんざん書いてきたところです。



 地元の社会起業家が活動をプレゼンし、市民に協働を求める無料イベント「社会起業支援サミット2009」が大学生を主体とした運営スタッフによって全国で開催されてきました。



 7月から今日までに、兵庫・茨城・東京・埼玉・神奈川・岡山・和歌山・大阪・京都・静岡・福岡・熊本・北海道・広島などの都道府県でサミットは開催されてきました。



 今後も、鹿児島・石川・滋賀・長崎・岐阜・佐賀・徳島・愛媛・長野・群馬などで地元の運営スタッフが開催の実現に動いていますが、それ以外の県には目立った動きがありません。



 他にも、大分や新潟などではこれから運営組織を立ち上げるところもあります。



 サミットの全国開催を呼び掛けている社会起業家支援委員会(CCC)では、今年の年頭から全国各地の大学・青年会議所・NPOなどの団体に地元開催を打診してきましたが、東北エリアや沖縄ではボランティアとして呼びかけていく限界に達しつつあります。



 それでも、経産省が社会起業の認知拡大のために血税を使って行っている全国9か所のフォーラムよりも、「社会起業支援サミット」のほうが全体としての市民動員は多く、認知拡大のアクションとしては費用対効果も良いことから、なるだけ開催に動いているところは支援していきたいと考えています。



 今月は次の3県で「社会起業支援サミット2009」が開かれます。



 以下の開催告知を、ぜひ運営ブログやmixi日記などでコピー&ペーストしていただければ、ありがたいです。



・2009.8.23(日) サミット in 愛知(ウィルあいち)

http://www.cccjp.org/event/aichi.php



・2009.8.23(日) サミット in 福島(福島大学)

http://www.cccjp.org/event/fukushima.php



・2009.8.24(月) サミット in 千葉(千葉大学)

http://www.cccjp.org/event/chiba.php







 47都道府県のすべてのエリアで開催したいと動いてきましたが、今月末をもって新規の呼びかけと、新規のイベント運営支援依頼を打ち切ろうと考えています。



 もしあなたが下記のサミットの公式サイトの右下にある県名のうち、黒字のままになっているエリアにお住まいで、「うちの県でもやっぱりサミットを開催したい!」と強く願うのであれば、お早めにconisshow@gmail.comまでメールをください。



●社会起業支援サミット2009
http://www.cccjp.org/index.php




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2009.08.11 07:18



 若槻千夏さんが「インドに学校を建てるために」行った「セミヌードTシャツ」の販売収益によるチャリティが寄付先に断られたと発表された2月18日から、既に171日めです。


 しかし、このチャリティを番組で企画したTBSの番組ホームページには、まだ新着情報はありません。



 つまり、市民の善意で集められた「チャリティTシャツ」の売り上げ1200万円を、
TBSは今日も宙に浮かせたままでいるのです。


 さて、TBSが問題を解決しないまま、約半年間もも視聴者にうんざり感を与え続けている一方、世の中には今より少しでもマシな時代状況を作り出そうと働く人たちが一部で増えてきています。



 その一つが社会起業家であり、社会起業家が大集合する「社会起業支援サミット2009」という全国規模の無料イベントが8月24日に千葉でも行われますが、取材を重ねるうちにいろんな疑問を感じる時もあるのです。


 もちろん、彼らの活動は尊敬に値するものも少なくないわけですが、一市民として素朴に疑問を感じることもあるのです。


 たとえば、なぜ彼らは自発的に地元市民に対して自らの活動をきちんと広報し、市民との協働の必要性を訴えないのか?


 市民には、社会貢献に出資したいと考えている経営者もいれば、さまざまな専門的なスキルを持ったプロもいれば、インターンやボランティアに意欲と責任を感じてくれる優秀な学生もいます。


 そうした多くの人材が自分の働く地元に無数に暮らしているのに、どうして市民との間にパートナーシップを期待しないのか、僕にははなはだ疑問です。


 社会起業家とは、社会的課題を解決するためにビジネスの手法を用いるチェンジメーカー(社会変革者)であり、同時にソーシャルイノベーター(社会の新しい仕組みを作る人)です。


 それは、「政治を介さない革命者」と呼んでもいいわけで、その自覚があれば、顧客よりも市民として相手を見る目が必要でしょうし、それは既に大企業のCSR活動で大事な視点でもあります。


 また、別の点でも、疑問を感じることがあります。

 それは、国際支援の送金の説明責任です。



 フェアトレードでも、貧しい国の子どもの支援でも、日本で集めたお金がどのような流れで現地の人間に届き、実際に何に使われているかまでをビデオ撮影し、Youtubeでその流れが明確に「見える」化しているのであれば、わかりやすいのに、そこまでしている団体はほとんどありません。



 たとえ、ネットバンキングで送金していたとしても、現場から事務所に、事務所から銀行に、パソコン画面から先方に、先方の国の受け取り手のNGO団体を訪問し、NGOのパソコン画面に入金履歴が確認され、それが銀行で引き出され、その金で食材を買いに行き、現地の貧しい人に金額に見合うだけの食事が与えられる…。


 映像化しようと思えば、できることではないですか!



 そうでもしないと、政府間で行われているODAと同じで、金の流れがさっぱり見えず、本当に日本で国際支援の寄付をしたら現地の貧しさを救えるのかどうかも、わかりません。


 中には、TBSのように不特定多数から金だけを先に集めておいて、いつまでもインドにお金を届けない会社もあるわけで、これでは寄付行為自体の信用が落ちてしまい、社会貢献が幻想で終わってしまいかねません。


 さらに、素朴な疑問を感じるのは、そもそも他国の文化における幸せモデルと、先進国の持つ幸せモデルは同じではないのに、先進国の人が感じる「貧しさ」が現地の国の人にとって「不幸」なのかどうか…。


 たとえば、長い歴史の中でずっと服を着ないで暮らしてきた文化圏の人に、「あなた、裸は恥ずかしいでしょうし、不潔になりますから服を着なさい」と押し付けるのは、いかがなものでしょうか?


 そこで服を買わせ、靴を買わせ、金を買わせ、食器を買わせ、近代的な紙幣経済を与えておきながら、「南北問題」と経済の不均衡を声高に主張するのは、本当に当事者の前近代国家に暮らす人々の望むところなんでしょうか?


 僕は10年以上、自殺したい人たちを取材し続けてきました。


 その経験の中で僕なりにわかったことは、「自殺したい人」の中にも3タイプいるってことです。


 まず、生きるのにほとほと疲れてしまって今すぐにも死にたい人。

 そして、「死にたい」と声に出すことで、実際は「生きたい」ことを確認したい人。

 もう一つは、自分が生きたいのか、死にたいのか、わからない人です。



 最初の「今すぐにでも死にたい」人は、誰にも相談せずに飛び降りやネット心中で確実に死を選びます。

 この手のタイプは、死ぬこと自体が楽になることであり、幸せなのです。


 「生きたい」ことを確認したい人は、体力をつけてあげれば、自力で問題を克服し、死なずに済みます。

 なので、一緒に体力増強のために汗を流してあげる伴走者が必要です。


 ところが、最後の「生きたいのか、死にたいのか、わからない」人の場合、自分でも考えるのに疲れていますが、その多くは精神科で出した薬によって思考力が戻らず、少しずつ薬を大量摂取する習慣がたたり、心臓や肺に負担をかけ続けるため、ある日、突然に心発作で亡くなります。


 医者は儲かり続けますが、患者はこうして亡くなっているのです。

 同じことは、国際支援にもあります。


 食事や金を与え続ければ、一時的には飢えをしのげるでしょうが、与え続けてくれれば、そのために働く必要がなくなるため、貧者の勤労意欲がそこで止まってしまう恐れもあり、精神的な自立を奪う危険もあるわけです。



 インドやアフリカの人たちは、そもそも金があったり、なかったりで幸せや不幸を分けたりする文化ではなかったはずです。


 そう考えると、社会起業家は先進国が与えた文化破壊の尻拭いをしているような気もするのです。


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