キャリア・アドバイザーの松尾順です。
「金もいらなきゃ、女もいらぬ〜わたしゃも少し背が欲しい〜♪」
このセリフ、おわかりになりますか?
たぶん、40代以上の方ならほとんどの方が覚えているんじゃないかと思います。これは、今も活躍している歌謡浪曲グループ「玉川カルテット」で、ギター担当の二葉しげるさんが必ず歌うギャグです。
最近は、こうしたベテラン芸人がテレビにあまり登場しないこともあり、若い方はご存じない人が多いかな。
さて、玉川カルテットがテレビによく出演していた20年以上前でも、すでにいい年(30過ぎ?)だった二葉さんが「もっと背が欲しい」と思っても、それは叶わぬ願い。
もちろん、このギャグは笑いを取るためであり、二葉さんが真剣にそう願っているわけではないと思いますが、もっと若い頃には、「自分の背が低いこと」に悩んでいたのは間違いないでしょう。
しかし、身長や顔の造作といった生まれつきの資質や出身や家庭環境などの「出自」は自分ではどうしようもないことです。
(外見は「整形」である程度いじれるようになってきましたけどね)
若いうちは、こうした自分ではどうしようもないことにウジウジと悩むもの。私だって、実はも少し背が欲しかった。(笑)
でも、いつかは割り切らなければなりません。
自分ではどうしようもないことであれこれ悩む時間はもったいない!
ちょっと前も「自分のハンディ(弱さ)を受け入れる」で書きましたが、自分の持っていること、できることをどう伸ばすかに大切な人生は使いたいものです。
でも現実には、大人になっても自分ではどうにもならないことに悩み、またその悩みを自分の人生がうまく行かないことの言い訳にしている方がたくさんいます。
自分でどうにかなる悩みはむしろ必要です。
なぜなら、その悩みを願望に置き換え、具体的な目標を設定して行動に移すことが可能だからです。
そして、行動した結果、悩みが解消するだけでなく、以前よりも成長した自分を手に入れることができます。
しかし、自分ではどうしようもないことはどうしようもない。本当に悩むだけ、考えるだけ無駄です。
完全に割り切ることは無理にしても、悩みの元になっていることを潔く受け入れ、うまく折り合いをつけて付き合っていく覚悟を決めましょう。
それにしても悩みは人それぞれですね・・・。
日経新聞に赤坂真理さんの「うらやましい悩み」というコラムがあって、読者の相談に赤坂さんがズバリ本音の回答をしています。
このコラムは、タイトルでわかるように、一般にはうらやましいと思われている人が相応の悩みを抱えているということを明らかにすることが狙いです。
これまで、赤坂さんのところには400件以上の相談(悩み)が寄せらていますが、際立って多いのが次の2つです。
「太れない」
「英語ができると思われすぎる」
赤坂さんによれば、多くの女性誌に描かれるリーダー(理想像)の設定は決まって、
スリムでおしゃれ、英語がペラペラな帰国子女
だそうです。
でも、そんなあこがれの存在である彼らも、そのあこがれの元自体が悩みの種になっている場合もあるというのは、とても興味深いですよね。
結局のところ、「悩み」とはものごとをあなたがどう受け止め、対応するかということなのです。
どうにかなる悩みは解消に向けて行動する。
どうにもならない悩みは共存する。
悩みとの付き合い方はこれで行きましょう!