2020.02.16 01:16

 あまり興味を持ってこなかったのですが、インターネットでふと最近の国会中継を偶然目にする機会がありーー特定のどなたということではなくーーけっこうめちゃくちゃなのでびっくりしてしまいました。単純に、あれでは子どもたちに見せられない気がしましたよ。
 それこそひと昔まえの荒れた中学高校の学級会ではなく、大人の国会ですからね。あのざわついた雰囲気はどうなのでしょう。
 
 江戸時代のような封建的な世の中ではありませんから職業に貴賤はないわけですが、国を運営していくトップの方たちのやりとりがああでは世の中あちこちでトラブルが起きるのもむりはないのかもしれません。
 いわゆる「偉い人」と称される人がいますね。私の世代は、周囲の大人から単純に「偉くなれよ」と言われて育ったものです。しかし現代はその偉さがどういうものなのか、ちょっとわからなくなってきているような気がします。
 
 単純にうまくやるということでいいのかどうか。うまくやる能力が偉くなる能力と重なる部分がすごく大きくなってきていませんかね。偉さの基準が善悪や美醜や正不正ではなく、上手か下手かに変わってきている。善であり美であり正であっても、下手をうてば偉い人にはなれそうもない。逆にあいつはばか正直だから損ばかりしているなどということにもなりかねません。
 その「損」という概念にも問題があります。真善美を貫いたうえでの損であれば、本当に損なのかどうか。
 
 昔も書きましたが、何かの本で「権力は腐敗するという言葉があるがそうではなく、腐敗している人間だからこそ権力がほしくて仕方がないのだ」という記事を読んだことがありました。全面的に賛成するわけでもないのですが、たとえば自分に自信がないから肩書や権力やよい待遇を求めるなどということはどこにでもある話で、うまくやることだけで人間は偉くなれると盲信してしまった方がいてもおかしくはない。
 自分の場合、ここまでほとんど何も考えずに生きてこられたのは幸せでした。
 
 今後はさらに世捨て人(?)生活に入るので、私個人はまったくストレスがなく来られましたが、お若い方は大変だろうと思います。
 結局、自分は生まれ変わっても高速道路には乗らないでしょう。はやすぎると真善美の景色がよく見えない可能性があり、それはちょっとこわい感じがするからです。人間にとっていちばん幸福なのは馬の速度であると看破した古代の哲人がいるそうですが、このご時世馬で走っていては当然ビリです。自分の場合はそれでいいということかもしれません。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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