2020.02.01 01:05

 悪い病気が流行しはじめているということで、気にされている方もたくさんいらっしゃいますね。マスクが品切れになっているというニュースをテレビでやっていましたが、このまま広がるとちょっとパニックみたいにならないか心配です。
 大きな目で見ると、これまでの対策はちょっとゆるかったかもしれません。最近は何でもそうですが、まず経済効率のことを優先してしまいます。特定のどなたがということではなく、何もかもがそちらを過剰に志向することでこうした状況を招いてしまう。
 
 昔こういうことがありました。前世紀、特殊な大腸菌による疾患が大騒ぎになったことがあります。亡くなった方もいらっしゃって、生焼けの肉はこわいというニュースが飛び交いました。
 当時、私がある塾で見ていた中学生で特殊な血筋の生徒がいました。日本人なら誰でもご存じであるような歴史的大人物が祖先にいらっしゃって、お身内の方がその人物についての本を書き、ベストセラーになったりしていました。
 
 個性的な生徒で成績は最上位というわけではありませんでしたが、頭は非常によかった。回転がはやく話も面白い。その子からこういう話を聞きました。
 お父さまがその歴史的大人物の名前を出して「うちの血筋は特別だ」と教育されてきたのだそうです。大腸菌騒ぎのときも、うちは菌ごときにやられるわけがない、証明するためにもあえて焼肉を食べに行こうと提案される。危険とされていた生肉も食べたいだけ食べろと勧めてくる。「焼肉屋さんばかりですよ」とご本人はうれしそうでした。
 
 休み時間にそんな話が出て、周囲はびっくりしていました。テレビでは焼肉屋さんに人が入らないという映像が頻繁に放映されていた時期です。皆さん、こわがっているのに、お父さまはしょっちゅう連れていかれるというのです。
 友だちが「大丈夫なのかよ」と心配すると、けろりとしたもので「おれは絶対に病気にかからない血筋なんだって」と本気で答えていました。完全に暗示にかかっている要素があったような気がします。
 
 ただこれは確かにある種の教育で、要するに「びくびく生きるな」ということがすりこまれていました。あえて危険なことをする必要はまったくないと思いますが、自分は強いのだと信じこませることは有益かもしれません。私なんかもある時点から思い切って「寝なくても大丈夫」と周囲に宣言しはじめたら、不眠であるとか寝不足であるとかがまったく気にならなくなりました。言霊と言いますが、言葉は力を持つものです。
 
 また現代の日本人の身体が弱くなった原因は、お風呂に入って身体を温めなくなったからだという説があります。免疫力が高まらないのが原因であるというのです。私はこの説を何かの書籍で読んで、昨年の夏は真夏でもわざと湯舟につかるようにしてみました。おかげさまで調子はきわめていいような気がします。
 身体を温めるというのは、すべての基本なのかもしれませんね。
 
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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