2020.01.26 07:58

 渋谷教室にはじめて来たのが2011年、大震災があった年のことです。新年度となる3月1日に来たわけですが、それまで7年間も同じ教室(池袋)にいたので非常に心細かったことを覚えています。
 私はそういう人間なのです。感傷的なところがあり、慣れ親しんだ環境から離れることに過剰に詩みたいなものを感じすぎてしまうことがあります。こんな話を書くのは恥ずかしいのですが、渋谷教室に移ってからも休日に池袋の街をぶらぶら歩いたりしていた時期がありました。
 
 渋谷教室に来た初日にどこで食事をしたかということは明確に記憶しています。新しい街なのでなじみのお店というのはないですね。するとどこに入ったらいいのかわからない。すべてのお店が等距離です。
 教室を出て適当に歩いているうちにどんどん遠くに来てしまいました。そういうところも気弱で、迷うわけですよ。ここに「いま入る必然性はない」みたいなことをけっこう真面目に考えてしまう。そりゃそうです。必然性なんかあるわけがない。池袋だったらあそことあそこがあったのに・・・と迷っているうちに、遠くまで来てしまいました。
 
 埼京線の改札口のほうまで来た。教室からは歩いて10分ぐらいでしょうか。教室の近くにいくらでも飲食店はあるのにと思いながら、思い切ってうどん屋さんに入りました。うどんが食べたかったわけではなかったのですが、いつまでも迷っていてもきりがないという気持ちでした。
 次年度も渋谷教室で授業だけは担当させていただくことにはなっているのですが、1日じゅう滞在してるわけではないので食事はとらない可能性があります。ですからここ9年間入ったお店は退職までにぜんぶ回ろうかなと変な計画をたてています。
 
 なくなってしまったお店がけっこうあることに気づきました。きちんとした洋食屋さんが2軒なくなりました。とんかつ屋さんが2軒、ラーメン屋さんというか町中華が2軒、歴史のあったお蕎麦屋さんが1軒、お寿司屋さんが(回転ずしも含めると)3軒、カレー屋さんが1軒、それ以外にもチェーン展開しているお店がいろいろ代替わりしています。
 何かで移動することになり「また来ます」とあいさっしたお店には、実際はなかなか再訪する機会がないものです。最後のつもりで行っておこうと思います。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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