2020.01.10 09:15

 教室で一緒に働く仲間というのができます。私はこれまで3つの教室で教室長を担当させていただきました。三鷹が2000年度と2001年度、池袋が2004年度から2010年度まで、渋谷が2011年度からです。
 空白の年度は教室長ではなく、別のお仕事をさせていただきました。教室長としてのいちばんの業務は生徒や保護者の方を見守り続けていくことであるわけですが、同時に一緒に働いている方たちへの気配りも大切な仕事だと思ってきました。
 
 人生いろいろなことがあります。けっして仕事だけがすべてではない。ご家庭のこと、趣味のこと、それぞれの人間関係ーーときにはご結婚やご家族の病気などということも起きてくるーーさらには健康問題、子育て、金銭上のトラブル・・・いろいろなことが起きる可能性があります。
 生きていくというのはそういうもので、ずーっと変化がなかったらそれこそロボットと同じでおかしいでしょう。変化がなさそうに見えるのは、それぞれが周囲に気を遣っているからです。
 
 そのへんの微妙な感情の変化を読み取って、仲間が働きやすいように考えていくのが大切なことだと思ってきました。たとえば誕生日にも黙々と仕事をしてくださるときに、1日中教室で顔を合わせているのであればせめてひと言「お誕生日おめでとう」ぐらいは伝えるべきで、そうした挨拶は礼儀だと思います。
 わざわざプレゼントまでは渡さなくても、誕生日なのに朝から晩までこんなに忙しいなんてと悲しい気持ちにならない配慮は必要でしょう。
 
 ですから、そのときどき一緒に働く仲間の誕生日ぐらいはすべて把握していましたし、その日に出てきてくだされば「おめでとうございます」程度は伝えました。しかしこれを儀礼的な何かにしてしまうとかえって負担がかかるでしょう。義務ではなく気が向いたらでまったくさしつかえないのですが、そもそも仲間に「おめでとう」を言う気にならない働き方というのはどうなのかなとも思います。
 人手不足がさかんに言われる世の中で、特定のお仕事に熟達された方というのはそれこそ「人財」ですからね。
 
 人間に対して毎日まったく同じように働けという発想はおかしいと私は思っています。そういうのはひいきのチームに全勝しろとプレッシャーをかけるのと同じで、調子のいいときもあれば調子が出ないときもある。理想的なのは職場に行くと元気が出てくるという形であって、そうなるためには仕事内容だけでなく周囲との関係も大きいでしょう。
 塾もそうですね。毎回まったく同じように猛勉強しろというのはむりです。それでも塾で勉強しているうちに元気が出てきたというのが理想的なのかなとも思います。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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