2019.07.12 00:51

 基本は、ご自身で考えることです。どう生きるかということを人間は自分で考えないといけない。選択権は1人1人にあります。他者に迷惑をかけないかぎり、どういう道を選ぼうと自由なはずですから、とくにお若い方はどうすれば優秀に見えるかではなく、ご自身が本当はどう生きたいのかということをじっくり考えてください。
 人間は自由に考えられるとき萎縮しがちであるということは意識されてもいいと思います。そして、周囲の期待をそのままご自身の選択だと勘違いしてしまうケースが多々あります。
 
 気をつけないとずーっと突っ走って、大人になってからはっと気づく可能性もある。ただその時点では身動きがとれなくなっているかもしれない。ここまで来てしまったら、このままいくしかないということも起こりうるでしょう。
 ただそれはそれでいいのかもしれません。引き返せないところまで来られただけでもりっぱなもので、ベストではなくてもあなたはその生き方に「向いている」のですよ。私自身、中高生のころは先生という職業に就くとはまったく考えていませんでした。
 
 それが40年近く国語を教え続けているわけで、向いていなかったとも言えなくなってきています。小学生のときは漫画家になりたかったりテレビに出られる人(職種は何でもよかった)になりたかったりと無邪気なものでしたが、それは夢みたいなものでした。14歳のとき、少し真面目に詩人になりたいと思ったことがありました。
 そのとき、日本では詩人として生計をたてていくことは不可能だとどなたかに言われた記憶があります。
 
 結果的に現在の私は「詩人」ではないものの、生き方そのものがきちんとした散文というよりは詩みたいでしたので、これはこれでいいのだろうと感じています。
 ときどき志望校に合格した生徒から、期待していた生活を送れていれないという相談を受けることがあります。とにかくいちばん偏差値の高いところを志望校にすればいいと単純に考えてしまったので、日々の勉強が大変でやりたかったさまざまな活動が思うようにできないというのです。
 
 皆さんがすごいすごいといういわゆるトップ校に胸を張って入学したところまではよかったものの、着いていくためにはどうしても勉強中心の生活にならざるをえない。あれもしようこれもやりたいと考えていた活動がほとんどできていない。どうしたらいいのだろう。
 まさしくどう生きたいかという問題ですね。勉強するから偉いという発想は漠然とした指針にすぎず、あなた個人の希望にあてはまるかどうかはまた別問題です。そこはよく考えて道を見つけてください。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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