2019.07.07 07:55

 教室に来た日はどこかで食事をするわけですが、何かのきっかけでこのお店はそろそろ卒業かな? と考えることがあります。だいたいは何となく気になる出来事が起きる。それで卒業してもいいなと思う。
 店員さんの雰囲気でということがあります。態度がいいとか悪いとかにわかには決められないものですが、挨拶の類が一切ないのは場の空気がいかにも固い感じで、腹をたてることはなくてもわざわざ行かなくてもいいかという気持ちになります。
 
 食べ物屋さんだけではないですね。コンビニエンスストアーで、夜遅く行くと店員さんがずーっとスマホをいじっているお店がありました。挨拶などもほとんどない感じでどうなのかなと思っていたら、いつのまにかお店自体がなくなってしまった。コンビニはたくさんある地域なので、やっぱり皆さん感じのいいお店に行くようになってしまったのでしょう。
 感じのよしあしは、けっこう大切なところだと思います。
 
 教室も同じで、なるべくなら感じよくしたい。相手に関係なくです。生徒や保護者の方だけでなく、お掃除の方や宅配の業者さんや自動販売機の管理会社の方なんかにもできるだけ感じよくしたい。私は総合力としてのやさしさややわらかさのことを強調したいのであって、よくある「笑顔で接客」みたいなマニュアルとは全然別次元の話です。
 そういう気持ちはお互いに伝播するもので、私がお掃除の方に「いつもありがとうございます」とお礼を言うと、あちらも「こちらこそありがとうございます」と笑顔でおっしゃるようになりました。
 
 何も言わずに掃除の現場をただ見ていたり、あちらもまた何もおっしゃらずに黙々と掃除されるよりは多少なりとも空間に温かみが出てくるわけで、そうやってほんの1℃か2℃教室の温度を上げておくことは間違いなく、そこに所属するすべての方に意味のあることだと考えています。
 こういうのはしかし、それぞれのご家庭でもできることであって、なぜやらないのか? という問題が出てきますね。
 
 ひょっとすると少年期の私のように何となく意地になってしまって、温かみのある空間なんかいまさら作れるかという要素があるのかもしれません。しかし、それはサイアクの感覚で、国と国の関係であったらーー戦争になりますからーー許されない。外交的な努力がどうしても必要です。その努力は成員全員でやっていくべきですが、当然知恵のある者が上手に歩み寄る必要があるでしょう。大人と子どもでは大人のほうが知恵がありますから、大人が意地になっていてはどうなのでしょうか。知恵のある者は本来強者なのですから、いくらでも歩み寄ることができると思いますよ。
 
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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