2019.06.03 03:55

 何日か前の記事で私は人はその人に本当にふさわしいものだけを受け取るという話を書きました。方法論というのは、役にたつような役にたたないような微妙なところがあり、同じことをやっても「その人」にふさわしい結果だけを得ることになります。
 早朝学習というものを私もやってみようと考えた時期がありました。高校生のときですね。朝の5時だか5時半だかに起きてまず勉強をする。成績を上げたいというより、とにかく早朝学習というものをやってみたかった。
 
 もしかすると友だちがそんなことをやっていたのかもしれません。そのへんのところは忘れてしまいました。
 目覚ましで目をさまし、まず自室の机に向かう。朝食は7時に食べることになっていたのでそれまではとにかく勉強です。おそらく2、3日はきちんとやっていたと思います。FEN放送を聴いたりはしたかもしれませんが、数学か何かを解いた覚えがあります。
 そのうち、私は夜明けの美しさに気づきました。窓の外がうっすらと明るくなっていく。
 
 ストーブをつけた日があったので冬だか早春だが、とにかく5時台に明るくなる季節でした。窓をあけ、少しずつ空の色が変わっていくところをながめるようになりました。はじめからからりと青空が出現したりすることはありません。まず憂鬱な紫色になる。ひょっとすると今日は天気が悪いのかな? と感じるぐらい。それがどんどん光度(?)を増してきて、あれよあれよという間に快晴だということがわかります。
 何という美しさだろう! 私は一切の勉強をやめて毎日毎日FENから流れてくる音楽を聴きながら夜があけていく過程を見守り続けるようになりました。
 
 そのときによくかかっていた曲まで覚えていますよ。「スイート・シティ・ウーマン」という曲が流行っていました。典型的なポップソングでとくに好きな曲というわけではないのですが、毎日毎日流れたので強く印象に残っています。
 早朝学習という意味での効果はありませんでしたが、世の中の美しさに参加するヒントを得たという意味ではあの経験は非常に大きかった。私は私にふさわしいものを受け取ったわけで、こういうことはどなたにも起きていると思います。
 
 明け方の空を見ると、いまでもあの日々を思い出します。
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長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

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