2019.05.10 08:48

 ときどき生徒からこういう質問を受けます。先日の(中学生なので「先日の」とは表現しませんが)テスト、読解問題ができなかったのですが、どうしたらああいう問題ができるようになりますか?
 相手によって答え方は違いますが、基本は「同レベルのもの、できればその作品を断片ではなくまるごと読みなさい。そういう生活をこれからずっと継続しなさい」ということに尽きます。わかりますか。
 
 あるものがわからない。困らないのならそのままでいいのですが、どうしてもわかるようになりたいという場合その「あるもの」に正面からぶつかっていく以上の方法はないはずです。たとえばテニスが不得手である。けれどもどうしてもテニスが上達したいということなら、テニスの練習に励む「しか」ないでしょう。
 えー、同じスポーツなのだから自分の好きなサッカーや水泳じゃだめですか? というのがどれだけ的外れな質問かということは、どなたでもおわかりになると思います。
 
 あるいは時間を切り取って「毎週90分間テニスの学校に通うだけでテニスがめきめき上達できませんか」というのもずいぶん虫がいい質問で、テニススクールで教えてもらったあとは相当の自主練習を積む必要があります。あたりまえなのですが、そこがなかなかわかってもらえない。わからないというより、面倒なのでしょうね。なるべくテニスはしないで(読まないで)すごくテニスが上手になりたい(読解力をつけたい)。
 つい先週の中1のテストでは問題文に、話題の「君たちはどう生きるか」が使用されていました。
 
 読み取れないというのであれば、1冊まるごと読んでみればいいのです。文庫本で入手できます。考え考え毎日読んでください。
 実際すぐに読む子もいます。ちょっとだけあとで読む子もいます。とりあえず一部だけ読む子もいる。ただまったく読まないという生徒も当然出てきます。それは個々人の選択ですから責めはしませんが、読まないでいながら相変わらず便利なコツをつかみたいなどと変なことを迷っている。
 コツなんて概念として獲得したところで役にはたたないのですよ。読み取るコツを体感するために読むのですから。
Tags :
幼児・小学生
中学生
高校生
高校受験
ソーシャルブックマーク:

プロフィール

プロフィール画像
長野先生
35年以上、中学生を教え続けてきました。生徒たちが日々の学びを通じて大きく成長できますように明るいヒントを発信していけたらと思います。

カレンダー

<<   2019年05月   >>
      01 02 03 04
05 06 07 08 09 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

新着記事

月別アーカイブ